飯綱山 1,917.4m 難易度 楽
南登山道入山口から飯綱山ピストン 装備重量10キロ 2008年5月13日
ルート解説 :長野市の北西にある北信五岳の一つ飯綱山は古くから山岳信仰の山として有名です。山頂には飯綱神社があり、稲荷信仰の発祥の地と言われています。登山道は

南登山道、西登山道、瑠璃山経由、霊泉寺山経由の4本があります。最短は戸隠神社中社からの西登山道。山頂まで13の仏像が奉られている南登山道が最も人気が高いルート。

戸隠バードラインの一ノ鳥居バス停から別荘地を15分歩くか、車なら5分で入山口の鳥居脇の駐車スペースまで行きます。鳥居をくぐり少し登ると林道がありここにも鳥居があります。

良く整備された森の中を緩く登ると1時間強で、第11あしゅく如来のある駒つなぎの場に着きます。昔ここまで馬が登った場所と言われます。

道は九十九折の急な登りになり水場を過ぎると1分ほどで天狗の硯石という大岩があります。この先は道はさらに急になり最後の第13虚空蔵菩薩を過ぎると視界が開け、西登山道の

合流点に出ます。ここから最初のピークの飯綱神社はすぐです。平らな稜線が続き山頂は10分ほどです。稜線上は見晴らしが良く戸隠連峰、黒姫山、妙高山、北アルプス、浅間山も

見える絶景ポイントです。山頂は広場になっていて2等三角点と標識が立っています。その先が瑠璃山と霊泉寺山への登山道です。

南登山道入山口−ゆるい登り1時間10分−駒つなぎの場−ややきつい登り1時間10分−飯綱神社−尾根の平坦路10分−山頂−同ルートを下山−1時間45分 全行程4時間15分

飯綱山は長野市から最も近い2,000メートル級の山です。長い尾根でつながった2つのピークを持つ山でいくつものスキー場もあります。

信仰の山らしく鳥居をくぐると参道のように登山道が伸びています。最初はそれほど急ではなく、石仏が目安になりペースが掴みやすい。

1時間くらい登ると駒つなぎの場という、11番目の石仏がある広場があり最初の休憩ポイント。この辺から勾配が急になり登山道の様相になってきます。

10分ほどで唯一の水場があり、水場から登山道とは反対の方に千日太夫屋敷跡という史跡があります。さらに5分弱登ると天狗の硯岩という大きな平らな岩があります。

大体15分程度の間隔で石像が祀られています。中には目立たない石像もありますので見つけながら登ると疲れを意識せずに登れます。

右が天狗の硯岩。岩の上に座ると高原や市内が一望できます。

この時は桜が咲いており、花を見ながら休憩できるポイントです。

この先は岩が多くなり30分位登ると笹に覆われた見晴らしの良い稜線のルートになります。

森を抜けたので風が気持ちよく景色を楽しみながら登れますが、傾斜がきつくそろそろ疲れ

も出てくる頃で、岩の段差が多いのでしんどい。

1時間程登ると笹原の真ん中に西登山道との合流点があります。

ここから山頂の最初のピークはすぐです。

ピークの手前に大きな鳥居と石の祠がありその上の方に標識が見えます。

登り切ると、東側に飯綱神社のお社が建っている広場になっています。

ここからは、戸隠連峰が間近に見え、高妻山の美しい姿が印象的。

2等三角点がある山頂はそこから平らな稜線を10分ほど行った所にあります。下左の写真は山頂から飯綱神社のピークを見たところ。この時期はルート上にまだ残雪が残っているので、

雪の上を歩いていきます。山頂は石を敷き詰めたような平らな広場で360度の眺望があります。

山頂の北側からは、隣の黒姫山に

なって妙高山が見えます。

その横には火打山と焼山。

左は戸隠連峰と高妻山、奥に雪を

かぶった北アルプスが見えます。

半日で登って来れる絶景の山

長野市では学校登山が行われる市

民の山です。

Copylight by Studio Canna. All right reserved. since1997〜 このサイトはリンクフリーです。
トップページへ