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群馬県の水上から林道に入り、浦見の滝を目指します。
藤原ダムを渡り、武尊トンネルを抜けたらすぐに右折。 20分ほどで浦見の滝、武尊神社の駐車場に着きます。 武尊神社の前にゲートがあり、こんな看板が。 この先に駐車場があるので自己責任でゲートを動かし車を乗り入れます。 道は普通車がやっと通れる程度に荒れています。 歩けば30分かかります。 |
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ゲートを抜け、普通車で入れる限界の林道を5分走ると右側に狭い空き地があり 車はここまで。車が5台も入れば一杯の駐車場。lここが入山口です。 狭くなった荒れた林道を15分登ると看板が立つ分岐があります。 左に登ると藤原の里から入る登山道の稜線に出ます。そのまま手小屋沢非難小 屋がある稜線ルートで武尊山。 右に行くと険しい急登が続く剣ヶ峰山です。 左の手小屋沢に登ります。 最初はブナ林の急坂が続きます。 |
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木の根を乗り越え、岩の多い急坂を1時
間登ると、道の脇に不動明王の石像が あります。 そのすぐ先が尾根道です。 看板どおり右に折れて歩きやすい樹林 帯の道をしばらく歩くと、手小屋沢非難 小屋という看板があります。 20メートルほど下の沢にかまぼこ型の 非難小屋が見えます。 小屋の前の沢が水場です。 |
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昔から多くの人が登った良くならされた歩きやすい尾根道で、深山の雰囲気が満喫できます。 道は少しづつ傾斜を増して、木の根がからんだ樹林帯を登って行きます。
1時間半ほど登ると、はしごと鎖がかかった岩壁が現れます。このルートで唯一の難所で、地図にも危険マークがあります。 |
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最初は5メートルほどの岩壁。次はもう少し高い垂直の岸壁。3つめは木の根が張った大きな段差。4つ目は断層の一番長いクサリ場です。
3点支持を心がけて慎重に登れば、問題なく登れます。 |
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そこを登りきると眺望の良い尾根道になります。 大人の背より高いハイ松帯にルートが伸びていて、右に獅子ヶ鼻山や剣ヶ峰山(下左)、正面に富士山の形の武尊山(下右)の山頂が見えてきます。 |
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クサリ場から山頂までは40分。
山頂は平らで大きな看板と方向指示盤、小さな祠があります。 360度の眺望で、四方に伸びた尾根にいくつもピークが連なって見えます。 晴れていれば富士山まで見える大展望です。 かつての火山で、かなり規模の大きな火口だと思われる地形が見て取れます。 日本武尊が東征の折に登ったとされる山名ですが、頂上に立つとその雄大な眺めと雰囲気 は、アルプスなどにも引けをとらない素晴らしい山です。 南東に伸びる家ノ串山、前武尊、不動岳と続く尾根はとても魅力的でつい足を伸ばしたくな りますが、かなり険しく特に前武尊から不動岳へのルートはクサリ場が続く岩峰群で難易度 が高いルートです。 |
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左は剣ヶ峰山へ続く尾根。 右は前武尊、不動岳と続く尾根。 | ||||||||||||||||||
山頂から東に下りすぐ先の分岐を剣ヶ峰方面に下ります。道は急傾斜で鞍部まで気が抜けません。途中残雪があったり木をくぐり抜けたりします。
途中から視界が開けた草原を行き1時間強で剣ヶ峰山の鞍部に着きます。看板があり右に下ると下山道。山頂は看板から5分。かなり急な登りです。 |
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剣ヶ峰山の山頂はとても狭く数人が休める程度の広さ。眺めは良い。 | ||||||||||||||||||
山頂から来た道を下り、看板を宝台樹キャンプ場という方に下ります。いきなり急な悪場で、木の根がから急斜面や、濡れた岩場を2時間。とてもここを登ってくる気にはなれません。
やはり下り専用ルートです。下りきった沢でのどの渇きを癒して一息つきます。ここから入山した林道まではすぐです。 休憩を入れれば10時間を越える行程ですが、雄大な景色と昔から人が登っているなんとも言い難い雰囲気。上州武尊山はとても魅力的な山です。 帰りはたくさんある群馬の名湯につかって山旅をしめくくりましょう。 |
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