(( 誓いのエッセンス ))

グラフィック★★☆
サウンド★★
シナリオ★★☆
システム★★☆
総合46点


はじめに
ブランドはブラックパッケージ。メジャータイトルは排出していないものの少数ながら割と熱心なサポーターが存在するといわれるメーカー。

序説

運命は自分で切り開くもの。
待っていても何も変わりはしない。
次々形を変える煙草の煙を見ながら思う。
この退屈な日々から抜け出す扉を見つけよう。



各種システム

グラフィック、というか各キャラによって絵風が異なるのは別々の絵師が描いてる、とのこと。 ゲームには期間があり、 攻略対象となるのは最大6人ですが、最初の段階では3人のみです。彼女らは主人公の教え子にあたり、教育にはハーブを用いて育成していきます。ハーブは自らの家で執事を雇い栽培し育てるか、街で買い付けるなどして手に入れます。ラベンダー、セージ、カモミールなど数多くのハーブは、それぞれ効き目が異なり、育成したい能力値に応じて使い分けます。ちなみにこのゲームのタイトル”誓いのエッセンス”とは、本ゲームに登場するハーブのひとつ、”プロミシングエッセンス”に由来しているものと思われます。
育成に伴い、それぞれのキャラの好感度が上昇し、期間終了時点で高いキャラとエンディングに辿り着くのが大筋の流れ。

ジャンルは育成ゲームで、ハーブを用いるなど、独創的なアイデアを盛り込んでいるのはいいとしても、流れが単調に成りがちで、退屈させない工夫が欲しかったです。イベントも一過性のものが多く、短いので印象に残りにくいのも弱み。キャラそれぞれに関して以外にはほとんど触れられないため、主人公の生活感が見え辛いのも少々ゲームの深みを損ねている感があります。
音声はありません。サウンド面も少々弱く、曲数も少ないのは残念。 ゲーム性を追求するのは大変結構ですが、ゲーム性自体中途半端なのははおろか、シナリオやサウンド面他がおざなりになっているように見えるのはちょっと困りもの。とはいってもまとめ切れなかったこれら諸問題をうまくまとめることが出来れば、傑作に化ける可能性も孕んでいるので、次回作に期待。



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