プレステ初期にキングスフィールド（以下KF）で産声を上げ、アマード・コアシリーズで人気を掴んだ、出世立身のメーカー、フロムソフトウェア。満を期して発表されたキングスフィールドシリーズの最新作はさてどうでしょう。

ちょっとダークなファンタジーアクションRPGです。シリーズ物ではありますが、前三作までのヴァーダイト編とは異なる、新しく別の場所が舞台なので、前作までの繋がりはあまりありません。

ゲームの内容はそれまでのKFとほとんど同じです。その点はKF３のページを参考にして下さい。 ただ舞台がほぼ地下のダンジョンという感じで、KFシリーズよりも同社のシャドウタワーに近いです。 ストーリーがあり、方々に物語りを彩るキャラクターが登場しますが、前作までと異なり独立した単一のシナリオで、主人公とほかの登場人物の関係がやや淡白で物語りの深みが薄く感じました。
ハードがPS２に移行したこともあり、それまでのKFシリーズよりも格段にグラフィックが向上しています。あらゆる表現がそれまでよりも美麗。演出方法やいわゆる見せ方にも円熟さを感じますね。

あいかわらずよく死んじゃう主人公ですが、それまでのシリーズのようにトラップや落下で死ぬよりも、レベル不足で強力な敵に瞬殺というケースがほとんど。そういうわけでフィールドの探索を急ぐと敵に遭遇即ちそれ笑・・いや昇天。経験値稼ぎが多少必要なので煩わしいと感じる人もいるかも。まあ、やや難易度が高い程度。
クリア時間は個人によって差が出そうなゲームですが、３０時間程度でしょう。

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