(( バイオハザード ))
メーカー それまでストリートーファイターシリーズで2D格闘で独壇場を築いていたカプコンが初の本格3Dゲームを開発。 バイオハザードは今なおシリーズが続いており、ロックマン、ストリートファイターシリーズに並ぶカプコンの看板の一つといえるでしょう。 ゲーム評価 第3者視点のホラーアクションAVG。AVGとは言っても要所で謎解きはあるものの基本的にはアクションシューティングに近いと言えます。 主人公はラクーン市警の特殊部隊STARSの隊員、クリスとジルの二名。 どちらでプレイしても大筋は大差ないですが、戦闘力に差があり、これがHARDかEASYかの難易度になります。 彼らが調査する先にはゾンビなど得体の知れない生物が徘徊しており、 その原因の究明と先に突入したSTARS隊員の救助が当初の目的。 山荘に潜む怪しげな洋館で起こる怪奇な出来事や恐怖の生物との戦闘はホラーとしてもアクションとしても起伏に激しく、飽きさせません。 視点も独特で、場所によって固定なので「あの道の角の先にゾンビの足音が聞こえる・・何かいる気配がする・・」 といった先の見え隠れする恐怖といった様々な演出がゲームをより一層盛り上げてくれます。 シナリオの骨組みも割としっかりしていて、ゲームが進むにつれ、何が起きて、何がどうなったのか、という物語の全容、黒幕、事件の顛末が次第に明かされる過程も丁寧に練りこまれていて、面白いの一言に尽きます。 システム評価 視点が独特なので、若干操作が分かり辛いという欠点があります。 アクションゲームな苦手な人はついつい間違えてゾンビに特攻してしまう、などの事態もあるでしょう。 武器は主に銃火器ですがハンドガン、ショットガン、グレネードランチャーなど 射程、効果などの幅があり、敵によって使い分けるなど の戦略性もあります。コルトパイソンでゾンビを一撃で粉々する爽快感。男の子なら燃えるハズ。 弾薬には限りがあるので、考えなしにうちまくっていると慢性的な弾薬切れに陥ります。弾薬はゲーム中拾えますが、やや少なめな余裕のなさが バイオハザードの世界におけるギリギリ感に拍車を欠けておりかえって面白いと思います。 音楽は基本的にありませんが、ゾンビの足音や、突然ガラスが割れてゾンビ犬が突入など、効果的な音の演出は成されています。 こうなると、逆に普段、音楽がない静けさがよりホラー気分を盛り上げてくれる潤滑油に感じられます。 プレイ時間は初プレイで7〜10時間ですが、3時間以内にクリアすることも可能です。 ちなみに3時間以内にクリアすると次回から序盤からロケットランチャーが使えるなどの繰り返しプレイへの配慮もあります。 |