波志江の家
平屋の2世帯住宅
約100年経つ住宅を壊し
材料の一部を新しい建物に使用する。
当初古い部材を使用し再築を考えたが
腐りや 虫食いが思いのほか多く断念する。
使える大黒柱は和室の板ダタミに使用し
梁は玄関の入り口上に使い
思い出を見えるようにした。
外観
居間より庭を見る。
前庭にモミジの葉が日差しをおさへ
夏の日差しと涼しさを演出してくれる
いつしか 部屋の前には近所の人たちが集まり
ひがな一日をはなしに花をさかす
そんなやすらぎの場が出来ました。
また 内に日本古来のすだれや風鈴が
やさしい風に揺られ
心地よさを部屋に運んでくれる。
玄関入り口上の梁
100年の歴史のある梁を丁寧に削り込み再生させた
訪れる方々をお施主さんともども暖かく迎えてくれる
現在はクライアントの奥様が刺繍で作ったタペストリーを
正面の壁に掲げ古い梁とハーモニーを奏でています。
古い家の梁丸太を息子さんのLIVING,DININGの天井に使用
梁の重厚さが部屋全体を引き締めている
少し和とは はなれ近代アンチークな仕上げにした