挿し木

自分で持ってるバラで もう1本欲しいと思ったものや 
切り花で 株として取り扱ってないものが 挿し木でできないものかと思い
今回 かなり多く いろんなバラを挿し木してみました。
挿し木の確率はかなり悪いので たくさんやりました。
どのぐらい着いてくれるでしょうか?
用意するもの  * よく切れるナイフか小刀
 * 鋏
 * ビニールポット
 * 芽接ぎ用テープ
 * 割り箸か太い棒
 ビニールポットに鹿沼土を入れ
 じょうろで水を遣っておきます。
 土が落ち着いたら 中心に
 割り箸などの太い棒で
 穴を開けておきます。
 挿し木したいバラの枝を
 切ってきます。
 その枝を 2節ぐらい残して
 切り落とします。

 葉を半分ぐらい切り落とします。
 茎の先端を ナイフで斜めに
 切り落とします
 先に用意しておいた鹿沼土の入った
 ビニールポットの穴に挿し入れます。
 もう一度 じょうろで水をかけて
 なるべく半日陰におきます。
 (我が家では 北側に置きました。)
 1本挿しても 
 それが必ず着くわけではないので
 1ポットに数本挿しました。
気をつけたこと  挿し木した時期は 
 けっこう雨の日が続いたので 
 あまり水遣りはしませんでした。
 8月の終り頃から カンカン照りに
 なってきて 朝と夕方 2回 
 水をあげて 水分の蒸発を
 補いました。
 ときどき ミストをかけてあげたりも
 しました。
 北側の花などの葉で隠れるような
 位置に置き なるべくお陽さまが
 直接当たらないようにしました。

◎挿し木

バラを増やすには挿し木が良いそうです・・・剪定時など。
バラは99.9%挿し木で育ちます。
挿し木は6月頃と言いますが 冬や今頃でも大丈夫とのこと。
  赤玉・・・一番細かい物
  桐生・・・一番細かい物
  バーミキュライト
  ピートモス
  クン炭
  赤玉や 桐生等は細かいのが良い。
  大粒の物は 石で叩いたり 車でつぶす
  (みゆきさんは袋のまま車でつぶしてるそうです。)
  鹿沼土を使う場合は一番細かい物にする。
発泡スチロールの箱の底に穴を開け その底にネットを張り
上記の物を混ぜた者を入れ そこに挿す。
挿し木用の枝は 2芽か3芽付いてるものが良い。
葉が出てない方が良く着くそうです。
下から1芽目は土の中に入れ 地上部分に2芽目 3芽目を出す。
地上に2つ芽があれば 秋には咲くそうです。
梅雨時まで このままの状態が良い。
北側に置くか 東側の木の下に置くと良い。

ラ・フランスは5〜12月まで咲く良いバラです。
弱く台木が嫌いらしく 挿し木向きだそうです。
グレイ・パールは 台木じゃなく挿し木の方が良いそうです。

最初に育てるバラでお勧めのは ティーローズとのこと。
四季咲きで病気になり難く 挿し木も良く着くそうです。
ひこばえが出たら 土にその枝を置き その上に石を置いて
根が着いたら ひこばえが出た本体の方から切り離す。

          (2004,3,30 三越日本橋プロネット・セミナールーム
                   薔薇の園を夢見てPart2 創刊記念
                            梶みゆきさん講演会)






芽接ぎ
夫が林檎の芽接ぎをしたことがあるというので
バラの芽接ぎをやってもらいました。
初めてなので 成功するかどうかは分からないのですが
その過程をアップしました。
用意するもの  * よく切れるナイフか小刀
 * 鋏
 * ノイバラの株
 * 芽接ぎ用テープ
 ノイバラの育ったものを
 用意します。
 土を掘って 茎の下の茶色の部分を
 出します。
 そこにT字(横1cm 縦2cm位)の
 切込みを入れ
 皮をむくように剥いでいきます。
 (皮は両側着いた状態で残しておきます。)
 芽の部分をナイフで薄く切り取ります。
 T字のところに 芽の部分を入れ込みます。
 入れ込みが終わったら 両側の皮を
 芽のところにかからないように
 被せます。
 芽接ぎ用のテープで 上下別々に
 しっかり捲いて しばります。 
 もう1つの方法は
 根元から少し上のほうの皮を剥ぎます。
 このとき 下の部分 1/3の皮を
 残しておきます。
 用意しておいた芽の部分を
 1/3の皮の残ってる間に差し込んで
 芽接ぎ用のテープで 上下別々に
 しっかり捲いて しばります。 
 失敗するかもしれないので
 このように 1つの鉢で 2種類の
 方法でやってみました。
 どちらかが成功すると良いのですが。 
 ノイバラの株から たくさん枝が出て
 いたので 何本も芽接ぎをしてみました。
 活着したら 1本だけ その鉢に残して
 ほかの数本は 翌年挿し木にして
 みようと思っています。
 ノイバラを挿し木したものにも
 芽接ぎをやってみました。
 成功すると良いなぁ〜〜
気をつけたこと  芽接ぎの時期は 9月初旬〜中旬が
 良いそうです。
 今回のノイバラの株は 細すぎたので
 成功するかどうかは 分かりません。
 (夫は無理だと言いましたが とりあえず
 やってもらいました。)
 ノイバラの株は なるべく太めが
 良いでしょう。
 皮を剥くときに 皮が取れてしまわない
 ように 気をつけました。
参考にした本 バラの咲く庭庭づくり…村田晴夫/著