La poesie





春の朝

Robert Browning
上田 敏/訳



時は春、
日は朝(あした)、
朝(あした)は七時、
片岡に露みちて、
揚雲雀なのりいで、
蝸牛枝に這ひ、
神、そらに知ろしめす。
すべて世は事もなし。

             



Pippa's Song

The year's at the spring,
And day's at the morn;
Morning's at seven;
The hill-sides's dew-pearled;
The lark's on the wing;
The snail's on the thorn;
God's in his heaven---
All's right with the world!






Robert Browning(1812-89)
19世紀ヴィクトリア朝詩壇を代表する英国の詩人。

『ピパ過ぎゆく』(Pippa Passes, 1841)
という劇詩の中での唄ですが
いつのまにか
題名のように呼ばれるようになりました。
上田 敏 の訳で
わが国でも有名な詩です。



光が和らいでくると
この詩を思い出します。

春まだ浅い頃
遠く 記憶の中に留まっている景色を
想いださせるような詩です。
そして
野山を駆けまわっていた子供の頃を・・・

とても語感が良く
好きな詩です。


Photo : 多摩森林科学園