スラムの「懐かし番組同窓会」レビュー


この企画について
2005年8月27日から28日に放送された「24時間テレビ」の深夜の時間帯(23時15分以降)に放送された企画で、過去に日本テレビ系列を
賑わせた懐かしい番組の出演者たちが集まり(都合で来れなかった方もいますが)、お宝映像が放送されたり、当時の裏話(暴露あり)が
飛び出したりしました。各番組ごとのコーナーだけでなく、SMAP等のいろんな有名人の昔の姿が記録されたお宝映像も随時流れました。
私の場合は、23時15分から1時ぐらいまでの時間を自らの目で確認し、朝の5時15分までの放送を録画したビデオで確認しました。

天才たけしの元気が出るテレビ
「寝起きドッキリ」と「傷心失恋バスツアー」がNew Versionで復活しました。「寝起きドッキリ」は、長州小力さんが佐々木健介さんを相手に
コーナーポスト寝起きをかまし、安田大サーカスのHIROさんがナイアガラ花火寝起きの餌食になり、生放送でビビる大木さんとKABA.ちゃんが
江守徹さんにマウス・トゥ・マウス寝起きを仕掛けました。江守さんの唇を奪ったKABA.ちゃんの勇気には恐れ入ります(恐れ入ってどうする?)
「傷心失恋バスツアー」は、某関取と破局した川村ひかるさんが出演されましたが、思い出の品をキャンプファイアーで燃やす所でバスローブを
投げ入れた青田典子さんは、どういう男性とお付き合いを…(驚)最後に、沢田千可子さんが「会いたい」を歌い、ホロリとする場面がありました。
スタジオにビートたけしさんは来ませんでしたが、久しぶりに兵藤ゆきさんを見ました。相変わらず、ボーイッシュなファッションでした(笑)
お宝映像は、松方弘樹さんの抱擁疑惑に対するスタジオでの必死な弁明、伝説の対決・江戸っ子親父VS鬼教官、土手を転がり落ちる
歌のうまい少年、あやしい手つきの蕎麦屋、伝説の素人老人キャラ・エンペラー吉田、社会現象を巻き起こしたダンス甲子園などがありました。
江戸っ子親父VS鬼教官の映像は「ギア抜け」「引っ張ってどうするんだよ」の場面で爆笑しました。松方さんといえば、一般参加「忠臣蔵」で
「きいぃぃ〜〜っ(うまく字で表現できません)」と泣く演技をする場面です。松方弘樹さんにとっての初バラエティ出演でもありました。

マジカル頭脳パワー
生放送に間寛平(かつて『24時間マラソン』でも活躍した)さんと坂東英二(司会者)さんが出現し、生放送で「マジカルバナナ」を行いました。
この生マジカルバナナでは、司会の坂東さんが解答者として挑戦しました。マジカル時代に1度もやったことがない解答者でもあります。
意外や意外、磯野貴理子さんと共に最後の2人に勝ち残りました。結局は、磯野さんに敗れてしまいました。寛平さんのボケキャラぶりも
見ることができました。しかも、だいぶ後まで残っていた気がします。レギュラー解答者の意地でしょうか。寛平さんは坂東さんの答えを
「聞き取りづらい」と言っていました。そのため、2回ほど「(坂東さんは)今、何と言った?」と爆笑問題(判定役)に聞いていました。
この一世を風靡した(クラス内でも流行した)クイズ番組は、SMAPメンバーも出演経験があります。木村拓哉さんが「マジカルシャウト」で
何を思ったのか「あ〜〜〜っ!」と叫んでしまい、失格(自滅)した場面がありました。その当時の木村さんは、髪がちょっと短めでした。

電波少年
司会の松村邦洋さんと松本明子さん、猿岩石やドロンズ等といった歴代の企画参加者が集いましたが、意外な事に松村さんが「実は初対面」と
言っていました(驚)ある意味「あの人は今」的な並びだったなと思います。T部長のテーマ曲「帝国のマーチ(ダースベイダーのテーマ)」は、
集まった多くの芸人たちが「トラウマになっている」と言っていました。あと、アイマスク・ヘッドホン恐怖症にもなったと語った方もいました。
トーク中に何度か「帝国のマーチ」が鳴り、出演者が驚きましたが、T部長も生出演されました。お宝映像は、松村さんが牛のゲップを吸って
環境問題対策に取り組む企画、ユン・ピョウ(アクション俳優)が強いかどうか体を張って確かめる企画、「松村バルセロナ」に改名する企画、
砂漠で遭難した映像、チーマー更正企画といった初期のアポなしが印象的でした。私にとっても最大の名場面である松本明子さんが
パレスチナ・ガザ地区へ行き、故・アラファト議長と「てんとう虫のサンバ」をデュエットする(失敗したが)場面が放送されました。松本さんは、
「アラブを研究している日本の大学生(どんな大学生だ)」と言って、本部の建物に入れてもらったと語っていました。この番組で学んだことは、
何ヶ月も裸で生活して、久しぶりに服を着ると、ムズムズしてすぐ脱ぎたくなる体になるということです。なすびさんのゴールシーンで学びました。
松村さんが牛のゲップを吸う場面は、いかにも臭そうです(笑)よく考えますと、あまり効率の良いやり方でないような気がします(苦笑)

スーパーJOCKEY
かつて、日曜日のお昼を沸かせたバラエティ番組です。たけし軍団が体を張る「ガンバルマン」、挑戦者が熱湯風呂に入った分だけ宣伝ができる
「熱湯コマーシャル」という2大企画で有名です。オープニングアニメのキャラデザインは蛭子能収先生でした。「ガンバルマン」ではプロレスや
足ツボマッサージ体験をする映像が流れましたが、私の記憶では、たけし軍団が自衛隊の訓練に参加するものもありました。スタジオでは、
「熱湯コマーシャル」が再現されていました。上島竜兵さんが熱湯兄弟の長男というキャラクターを演じていて、入る人が決めるルーレットや
生着替え用の簡易更衣室も登場しました。2回行われ、最初はグラビアアイドルのくまきりあさ美さんが入り、次にますだおかだの岡田圭右さんが
入りました。くまきりさんが水着に着替え終わった後、ダチョウ倶楽部が「ムッシュムラムラ」という名ギャグを披露していました。久しぶりです。
岡田さんが入るとき、上島さんがひしゃくで鍋の中のお湯(さし湯)をかけ、ちょっかいを出したり、そのまんま東さんが鍋の中のお湯をかけるという
暴走が見られました。岡田さんが入った後に、上島さんが入る羽目になりました。「俺がやるよ」「いや俺が」「いや俺が」「どうぞどうぞ」の台詞や
「押すなよ」と言っておきながら、思いっきり押されるというダチョウ倶楽部の名ギャグシーンが再現されました。進行役のガダルカナル・タカさんの
「熱湯風呂は芸人の憧れであった」という台詞も面白かったです。私は「しだるまタイム」を「火だるまタイム」と聞き間違えたことがあります(笑)

お笑いスター誕生
1980〜86年までに放送された公開お笑いオーディション番組です。若き日のとんねるず、当時は「小柳トム」と名乗っていたブラザー・トムさん、
大竹まことさん・きたろうさん・斉木しげるさんで結成されたシティーボーイズ、今や日本を代表するものまね芸人であるコロッケさん等が
この番組に挑戦者として出演していました。司会者は声優・俳優として知られる今は亡き山田康雄さんが務めていましたが、スタジオ生再現では、
栗田貫一さんがものまねでナレーションしていました。本人たちが演じるというより、本人たちが見ている前で、出演者した若手芸人たちが
当時流行ったギャグを再現するという形でした。「もみじまんじゅう」で有名なB&B、筋肉漫談で有名な“ぶるうたす”が再現されました。
ぶるうたすで思い出しましたが、「花さか天使テンテンくん」に出てきたブルタスというキャラの元ネタは、ぶるうたすなのでしょうか?(爆)
お宝映像で、昔のブラザー・トムさんを見ましたが、その当時の髪型はアフロヘアで、警官の恰好をして「警官コント」をしていました。
調べて分かったことですが、怪物ランドというトリオもこの番組に出演して、10週勝ち抜きましたが、そのトリオには声優としても活躍する
郷田ほづみさんや、赤星昇一郎さんもいました。「生ダラ」で、とんねるずが「お笑いスター誕生」時代のネタを再現したことがあります。

その他のお宝映像
各番組のコーナーの間には「あの頃みんな若かった」と称したお宝映像が流れました。「お笑いウルトラクイズ」の逆バンジーで服が瞬時に脱げる
上島竜兵さんとウド鈴木さん、2時間ドラマに刑事役で出演していた安田団長、「欽ちゃんの仮装大賞」に出演したデビュー前の青木さやかさん、
第1回目の「24時間テレビ」に出演した何故かスーツ姿の大橋巨泉さん、「鶴ちゃんのプッツン5」でニュースコントをした24歳の頃の爆笑問題、
ボケとツッコミが逆だった21歳の頃のくりぃむしちゅー(当時は海砂利水魚)などの映像が見られました。これらの映像も楽しむことができました。

最後にひとこと
私にとって、わりと楽しめた企画だなと思いました。来年の「24時間テレビ」でもやって欲しいという気持ちもありますが、2〜4時間ぐらいの
特番でやってほしい企画でもあります。「懐かし番組同窓会」をぜひ、単発特番で見てみたいです!取り上げて欲しい日本テレビ系の
懐かし番組は「たけし・さんまの偉人伝説」や「とんねるずの生でダラダラいかせて」、「クイズ世界はShow by ショーバイ!」もあります。


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