カメレオンジェイル 登場人物コメント

カメレオンジェイル 登場人物コメント



2004年11月19日に新装版がリリースされた井上雄彦先生のデビュー作「カメレオン・ジェイル」の登場人物についてコメントします。
「週刊少年ジャンプ」1989年33〜44号に連載されました。彼の名を有名にした「スラムダンク」の連載は、この1年後でした。

ジェイル この作品の主人公である青年。いくつもの顔を持つ史上最強の「危険請負人(リスクハンター)」と呼ばれる。
超人的なまでの集中力を持ち、眉間にある生命エネルギーのアンテナスイッチである「クラ」に全神経を極限まで
集中させることにより、肉体を自由に変化させて別人になりきることができる。変身(カメレオン)能力を生かして、
犯罪阻止の依頼を請け負っている。普段はニューヨーク・ブロードウェイの寿司バーの板前として生計を立てている。
シャル ジェイルの良き相棒で、ニューヨークで探偵事務所を経営している。カメレオン・ジェイルへの仕事の依頼を担当。
ジェイルへの依頼は彼女を通さなければならない。いわば、ジェイルのマネージャー(代理人)的な人である。
彼女とジェイルのやりとりも面白い。ジェイルの寿司バーでの「危険請負人」としての仕事依頼の合図は独特だ。
王(ワン) 第1話に「親友の龍(ロン)を止めて欲しい」とジェイルに依頼をした眼鏡の男性。龍とは、妹のリンリンと共に
夢を叶えるため、一緒にアメリカに渡った家族同然の親友である。喜劇俳優を目指したが、龍の顔の傷を治すため、
医者になった。「スラムダンク」の木暮に似たような顔をしている。もしかして、彼は木暮のプロトタイプ(原型)?
逃亡中の強盗 ヒゲが濃く、くわえ煙草でタンクトップ姿。マーフィー達と共に、賭けバスケをしていたが、ジェイルの獲物になった。
マーフィー 第1話でジェイルが変身(カメレオン)した相手。潜入した逃亡中の強盗犯のバスケットボールの教え子だった。
龍(ロン) 第1話で登場した表向きは実業家であるチャイニーズマフィアのボス。「ゴールドマン」という仮の名前がある。
15年前にイタリアンマフィアの攻撃により、恋人のリンリンを失った。復讐を果たすために、マフィアのボスになった。
ホールの完成パーティーに、イタリアンマフィアのボスを呼び、復讐を果たそうとするが、ジェイルに止められる。
鈴鈴(リンリン) 王の妹で、龍が心から愛した女性。歌手になることを夢見ていたが、初ステージの前の日に、イタリアンマフィアの
無差別な攻撃により、命を落とした。第1話で、ジェイルが彼女に変身(カメレオン)したことにより、事件を解決した。
ピノッキオ 龍がパーティーに招待したイタリアンマフィアのボスで、15年前に無差別攻撃でリンリンを殺した男でもある。
ギャロ フルネームは「ダニエル・ギャロ」と言い、刑務所に服役している「無冠の帝王」と呼ばれているボクサーである。
第2話で「弟分のテリーを捕まえて欲しい」と面会で依頼をする。子供時代、テリーにボクシングを教えた。
テリー 「真夜中の狂犬」の正体。ギャロの弟分で、子供時代はギャロと同じ孤児で、いじめられていた。孤独に弱い。
ボクシングの才能は、ギャロ以上である。マックから銃を奪い、夜の街で暴れていたが、ジェイルによって改心した。
ローソン ニューヨークの警察の警部で、自らを「凄腕警部」呼んでいる。轟音にビックリしている姿も見かけられる。
マック 時に仲間をあきれさせるほどの「暴走警官」であり、犯人を見つけるとすぐ発砲したがる危ない癖がある。
マーマル シャルの高校時代の親友で、シンクロナイズド・スイミング界の新鋭である。シャルの依頼によって、助けられる。
試合の前日、何者かの手によって、手首に怪我を負わされた。彼女にとって、チョチョリーナは長年の目標である。
チョチョリーナ 大財閥の娘であり、シンクロナイズド・スイミング界の女王として君臨している。とんでもない裏工作をしている。
プールの底の下に、ダイバーを数名待機させたり、鮫を用意したりしている。ジェイルの手により、不正がばれる。
彼女の名前の由来は、80年代に話題になったイタリアのセクシー国会議員の「チッチョリーナ」からだろうか?
ダンヒル 第4話に登場した香港殺人者集団・キラーズのボスである男。拳法の達人でもある。かつて、ジェイルの手によって、
監獄送りにされ、脱獄した。決闘に呼び出すため、シャルをさらった。ジェイルの怒りを買い、性転換させられた。
メンズブランドで同名のものがあるが、元ネタはここからだろうか?男らしい響きの名前であるが…。
ゴーリー かつては「最強のナイフ使い」と呼ばれた。ジェイルの怒りを買い、女になってしまった。ダンヒルにジェイルに
歯向かうのはやめるように言った。ジェイルの怒りを買った後は、「行方知れず」という情報が伝わっていた。
コリー 第5話から第10話まで登場した若き刑事。ジェイルに「キャットを連れ戻して欲しい」と依頼を出した。キャットとは、
かつて同じアパートの部屋に同棲し、結婚を誓った仲であった。女性アレルギーであり、1m以内に女性が近づくと
蕁麻疹(じんましん)が起き、0mだと吐いてしまう。射撃が得意で、ニューヨーク市警でNo.1になるほどの腕前。
キャット 第5話から第10話まで登場した女スリ。3年前にコリーと出会い、コリーがからまれた後の怪我から退院した後、
コリーの元に転がり込んだ。コリーが刑事になると、突然とコリーから去っていった。おそろいのペンダントを買った。
子供の頃に両親を亡くし、ジャッカルという犯罪組織の首領に引き取られ、それ以来、ジャッカルの一員となった。
コリーと出会い、組織を抜けようとして、もがいていた。通行人の多くが思わず注目してしまうほどの美人である。
アパートの管理人 かつてコリーとキャットが同棲していたアパートの管理人で、ジェイルとシャルに2人についての昔話をした。
署長 コリーが勤務する警察の署長。対策会議中にコリーを特別班の一員に任命し、キャットへの狙撃を命令した。
ギル ジャッカルの首領であり、キャットと共に育った兄貴分的な存在であった。キャットに盗みのテクニックを教えた。
狡猾な性格で、キャットが組織を抜けるのを許さなかった。キャットに美術館にある黄金像を盗むように命令した。
コリーが防弾チョッキを着たジェイルが変身したキャットを撃った後、車(BMW)で逃げたがジェイルに阻止された。
ガメル ジャッカルの一員で、ギルの腹心。帽子を被っており、ジェイルから「帽子野郎」と呼ばれた。コリーの服のポケットに
手榴弾を仕込んだり、ナイフで戦ったりした。彼のナイフの腕は、ジェイルにとっては大したことがなかった。
キース 第11・12話に登場するデルタフォース(対テロ特殊部隊)の大佐で、ジェドの父親。フルネームは「キース・バーンズ」。
ジェイルにジェドを阻止するように依頼し、キースが持つ銃と銃身を合わせるとメッセージが出るカスタム銃を渡した。
彼は「鉄人」と呼ばれた偉大な男であるが、病気のために入院している。ジェドが改心した後、ベッドの上で死んだ。
ジェド 第11・12話に登場するハイジャック犯の主犯格で、キースの息子である。ガンで病死した母の元になかなか来なかった
キースを恨んでいた。キースの名誉に傷がつくと考え、ハイジャックを企てた。キースに変身したジェイルの手によって、
ハイジャック事件は解決した。父の死後、彼は凶悪犯として監獄へ送られた。涙を流しながら敬礼するシーンが感動的。


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