大型自動二輪免許

大型バイクに乗りたいけど免許がない。教習所へ行きたいけど、お金も時間もない・・・。
そういう人は、免許センターでおこなっている一発試験を受けてみてはいかがですか。
中型自動二輪免許と中型バイク(感覚は結構違うけどマニュアルの原付でもOK)を持っているなら
公道や広い駐車場などでも練習できるので、じゅうぶんに練習すればきっと合格できるはず。
1回あたりの受験料は5,000円くらいなので、数回落ちてもリーズナブルな金額で免許を取ることができます。
そこでここでは、空@管理人が挑戦した「大型自動二輪免許」一発試験(実技)について、
課題やポイントなど思い当たったことを載せてみました。

なお、練習するときは周囲の安全や環境にご配慮ください。
また、これらの内容について、空@管理人は正しいと思い掲載しておりますが、
問題が発生したとしても、一切の責任を負いません。
自己責任の上でおこなってください。

まだ作成途中ですが、とりあえず公開してしまいます。
ひまをみて更新していきたいと思っていますので、どうぞよろしく。
疑問点やリクエストなどがありましたらメールまたは掲示板でお知らせください。
(ただし回答できるかどうかは、時間・知識・その時の気分に左右されるので、保証できません。)


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はじめに
まずはじめに申請書と受験票の作成と事前審査と試験の予約をしにいきます。電話予約には応じていないので(他の試験場はわかりませんが)直接試験場まで行きます。3×2.4センチの写真2枚と免許証(無い場合は住民票)、受験手数料(管理人が受けた平成14年5月時で4,350円だから、現在は4,500円くらいかな)が必要です。

注意ポイント
せっかくなので、試験のコースも見てきましょう。待合室などに、種目別にコース順が記されているのでチェックします。ちなみに管理人はデジカメを持っていき、撮影。プリンターで打ち出した用紙でコースを覚えたり、イメージトレーニングをしたりしました。
また、当日試験をしていたら、ラッキー。試験の雰囲気や、他の人の走りの善し悪しを見ることができます。

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事前審査
倒した大型バイク(750cc)を引き起こしたり、8の字に押し歩いたり、センタースタンドのかけはずしをしたりします。一度合格すれば6か月間は有効なので、何回も受ける必要はありません。

注意ポイント
引き起こしのときは、倒れた側から低い体勢で起こしに入るのがポイント。このときの腰の位置はバイクより下にくる感じ。腰の力だけでは持ち上がらないので足の力も加えて押し上げるように起こします。ちなみに管理人は750ccの車重をちょっとなめていて、ちょっぴり高い姿勢で起こしに入ったため、一瞬上がらずに焦った経験があります。さりげなく低い姿勢にシフトしたのでなんとか起こせましたけどね。

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コース順の確認
事前に、試験場の待合室などにあるコース順をチェックして、覚えておきます。デジカメなどで撮影し、紙に打ち出して、暇なときにイメージトレーニングするのも効果的です。デジカメがない人は、試験場近くの店で、コース順を売っていることもあるようです。ちなみに左の写真は実際に管理人が使っていたもの。画素数が少ないので、念のため2枚をつなぎ合わせてつくりました。
また、朝の試験が始まる前や昼休みなどは、コース上に立ち入ることができるので、実際にコースを歩いて、安全確認をする地点やウインカーを出す地点、進路変更をはじめる地点や徐行するポイントなどを確認しておくのも大切です。

注意ポイント
コース順に記された線は、進路を変更する地点などが、間違っていることもあるので、実際にコースを歩いて確認すること。

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発着所からの乗車と発進
簡単そうだけど、侮れないのが乗車と発進。確認などをしっかりやらないと減点の対象になってしまいます。
主な順番
 1.周囲の安全(特に後方)を確認したらハンドルを握って車体を起こし、スタンドを外す。(前ブレーキON)
 2.再度後方の安全確認をしてからまたがる。(右足はステップにのせ、リヤブレーキをかけておく)
 3.左右のミラーの角度を調節する。(角度があっていてたとしても手を添えて確認する)
 4.キーを回しスイッチをONにしたらニュートラルかを確認し、クラッチを切ってからエンジンをかける。
 5.後方の安全を確認してから支えていた足をかえてギヤを1速に入れ、足はまたもとに戻す。
 6.発車準備が整ったら左後方からぐるりと安全を確認し右後方まで確認したら右にウインカーを出す。
 7.再度右後方の安全を確認してから発車する。

注意ポイント
停車しているときは常にブレーキをかけることを心がけておく。右足はむやみにj地面に着かないこと。停車中ギヤチェンジをするために支える足をかえるときは、後方確認を忘れない。普段から練習して、スムーズで自然にできるようにしましょう。

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ブレーキレバー等の握り方
レバーは常に3本以上の指で操作します。なぜなら2本以下で操作をしていると10点減点されてしまうからです。4本の指で操作したほうが無難ですが、フロントブレーキを4本で操作しようとすると微妙なアクセルワークがやりにくくなってしまうので、そんなときの管理人のおすすめは右写真のような中指・薬指・小指の3本握り。これならブレーキをしっかりかけることもでき、微妙なアクセルワークもこなせます。現在でも管理人は、市街地を走るときや徐行するときはこの握り方をして、不意の飛び出しに備えています。

注意ポイント
あくまで、微妙なアクセルワークが必要なときの握り方なので、通常は無難に4本指で操作する。

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交差点での右左折の仕方
交差点では30メートル手前までに進路変更を終えていなければなりません。また進路変更するときは、3秒以上ウインカーを点滅させてからしなければなりません。だから交差点で曲がるときは、遅くても交差点の30メートル手前にくる3秒前にはウインカーを出すことになります。
具体的には、
  1.曲がる方向のミラー等で安全確認
  2.ウインカーを出す。(遅くても30m+3秒前までに)
  3.再度ミラーと直接目視で安全を確認
  4.進路変更(遅くても30m手前までに)
  5.交差点に近づいたら左右や対向車を確認
  6.曲がる直前にミラーと直接目視(巻き込み確認)の上、右左折をし、完了したらウインカーを消す。

注意ポイント
左折のときは大回りしないこと。左側から1メートル以上離れると5点減点。つまらないところで点数を減らされないようにしましょう。
また、右左折する交差点から30m以内に踏切がある場合は、踏切に差し掛かる前の時点で進路変更を終了させ、ウインカーも右左折する方向に出しっぱなしで踏切を通過することになります。

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片側2車線の道路の走り方 new!
試験場には片側2車線の道路があります。基本的に左が走行車線、右が追い越し車線なので、通常は左車線を走行。右車線に入るのは、右折するときや障害物を避けるとき、追い越し(試験場ではまず無いと思う)をするときなどです。

注意ポイント
2車線の道路に入り、次に右折しなければならない場合でも、進入地点から右折地点までの距離が進路変更可能な距離(30m+3秒超)のときは、一度左車線に進入してから右折のための進路変更をします。距離が短く、右折地点の30m手前までに進路変更ができないときは直接、右車線の右寄りに進入し右折のための進路変更とします(右ウインカーも忘れずに)。

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急制動
指定速度40kmで乾燥時は11m濡れているときは14メートル以内で車輪をロックさせないように止まります。いきなりガツンブレーキをかけると簡単にロックしてしまうし、ロックしなかったとしても制動距離が伸びやすい。むしろ最初はやさしく徐々に強く「ジュワー」という感じでかけていったほうが、驚く程制動距離が短くなります。

注意ポイント
速度40km未満ではやり直し(1回まで)させられるので、40kmプラス2〜3kmで進入する。ブレーキは「ジュワー」とかける。止まるとき最初に付くのは左足。停止した後に発進するときの安全確認も忘れないように注意しましょう。

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徐行
徐行の標識があるところを徐行しなければならないのはあたりまえですが、案外忘れているのが見通しの悪い交差点など。試験場の場合、壁が設けられていて見通しが悪いところは徐行するポイントになります。ちなみに上り坂の頂上付近や急な下り坂も徐行のポイントです。

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スラローム
27mの区間内に、一直線上に4.5mの間隔で5本のパイロンを並べたコースを大型自動二輪の場合7秒以内で通過します。

注意ポイント
視線はなるべく遠くのパイロンを見るようにするといいでしょう。近くのパイロンを注視するとターンとターンのつながりがぎこちなくなるので注意。ギアは2速。練習するときは試験車のバンパーの分を考慮してパイロンと車体との距離を最低でも30cm以上はあけるようにしましょう。

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波状路
高さ5cmの障害物が1m、1.15m、1.3mの3つの間隔でランダムに並べられている区間を5秒以上の時間をかけて通行します。立ち姿勢でひざを軽く曲げ衝撃を吸収しながら通過します。

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一本橋
手前の停止線で一旦停止した後、高さ5cm幅30cm長さ15mの橋を大型自動二輪の場合、10秒以上かけて渡ります。

注意ポイント
停止した後の発進の際、周囲の安全確認(右左の確認)も忘れずにする。橋を通過しているとき、ブレーキはリアのみ使うと車体が安定します。ギアは1速で半クラを使い、エンジン回転数はアイドリングより少し上げておき、ふらつきそうになったらクラッチを少しつなぎ、逆にスピードを抑えるときはリアブレーキをかけて調整します。

練習方法
駐車場に引かれた白線でも下記のように練習できます。このときも一旦停止した後、安全確認してから発進するクセをつけておきましょう。
30cmの幅
白線の太さは13〜15cmぐらい(左写真)なので、実際の橋は白線より両脇に7〜8cmくらいの余裕があるということになります。しかし、ここで注意したいのがタイヤの幅。練習用の自分のバイクより試験車両のほうが、タイヤの幅が太い可能性が高いのです。そこで、おすすめなのが、タイヤの中心位置で見る方法。中心位置が白線から両脇に3〜4cmくらいまでならはみ出してもOKという目安で練習します。
15mの長さ
メジャーで15m測ってもいいですが、私の場合は駐車場のマス目を使って練習しました。車1台分のマス目をメジャーで測り、マス目何個と何cmで15mといった具合です。ちなみに私が練習した駐車場は1マスが約2.5mなので(右下の写真)6マスで15mとなります。
5cmの高さ
実際の橋には5cmの高さがあり、登ったときに少しバランスが崩れますが、駐車場ではそれがありません。これを擬似的に練習するにはフロントブレーキが有効です。15m区間に入った瞬間に、フロントブレーキをチョンとかけます。これにより、平らな場所でも実際の橋と同じようにバランスが崩れ、練習することができます。
10秒の長さ
ストップウォッチで測ってもらうのが一番正確でしょうが、測ってもらう人に迷惑をかけてしまいます。私の場合は先輩に教わった方法で、小声で亀さんの歌を口ずさみました。「もしもし亀よ亀さんよ、世界のうちでおまえほど、歩みののろい・・・」の「のろい」を歌い終わったあたりで10秒です。テンポの速い遅いで多少違いますけどね。(笑)

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