ウルトラセブン

制作第14話から第26話まで

制作第14話 闇に光る目 1968年1月21日放送(放映第16話)
脚本 藤川桂介 監督 鈴木俊継 特殊技術 的場徹

岩石宇宙人アンノン
身長 30m 体重 15万t
本来は目だけの生命体。地球が打ち上げた宇宙船を侵略と思って報復にやって来た。
念力で頭痛を起こしたり、鉄橋を壊したりした。
岩の体を手に入れた後は目から緑色の光線を撃ったり、火花を散らしたりする。
地球人の言う事は信じられないが、ウルトラセブンの説得は聞き入れて帰還した。
「アンノン星はいかなる星からの侵略目標にもさせない」と宣言する。
名前の由来はアンノウン(知らなかった)と「安穏」から。

物語
アンノン星に向けて打ち上げた宇宙船さくら9号が突如帰還。
一方、いじめられっ子のヒロシは謎の石を見付ける。

感想
今回よりタイトル画面が変更されている。どうして変更したのだろうか?

「ウルトラ警備隊西へ」で酷い目に遭ったのに、懲りずにすぐ同じ失敗をしたと言われる本作。
しかし制作順ではこちらが先、それに「ウルトラ警備隊西へ」とは制作時期が少し離れている。

久々にアンヌ隊員を見た気がする。

散々攻撃して、敵わないと思ったら弁明を始めるキリヤマ隊長。
これだから地球人は信用できないと言われるのだろう。

反対に説得を成功させたウルトラセブン。
ウルトラセブン=ダンは宇宙人なので地球人とは少し離れた位置にいる。
これ以降も地球人と宇宙人との仲介役を引き受ける事があるが、残念ながら殆ど上手くいかなかった。

ウルトラバリアーにエメリウム光線、ストップ光線にウルトラ念力と次々と繰り出される技。
今回は画面が暗いせいか、派手な光線合戦が繰り広げられた。

打ち上げた宇宙船の帰還、無計画な宇宙進出への警鐘と『ウルトラQ』の「宇宙からの贈りもの」を思い出させる話。
相手側の主張が不明確だった前回に比べて今回は相手の宇宙人にはっきりと主張させている。

今回、ヒロシの話とアンノンの話を同時に描いている。
ヒロシとアンノンが同一視されがちだが少し違うと思う。
周りから外れていて、周りに対抗できるだけの力を欲しているヒロシを地球人、
ヒロシの周りの子供や大人達を地球を取り囲む他の宇宙人達、
そしてアンノンをウルトラセブンと見る事が出来る。
ただしアンノンは力と言う強さを、ウルトラセブンは他者と仲良くしようとする強さを与える存在として。
そうして考えれば、今回、終始夜だったのは、夜の闇と宇宙の闇をかけたかったのかもしれない。
(最後、夜の闇がそのまま宇宙の闇にスライドしている)


制作第15話 空間X脱出 1968年2月4日放送(放映第18話)
脚本 金城哲夫 監督 円谷一 特殊技術 大木淳

音波怪人ベル星人
身長 60m 体重 1万8千t
大気圏内に擬似空間を作り、入り込んだ獲物を襲う。地球の至る所に擬似空間を張り巡らせているらしい。
脳波を狂わす音波を発する。ウルトラセブンに沼に投げ込まれて敗北。
名前の由来はベル(鈴)から。デザインはセミがモデルっぽい。

宇宙グモグモンガ
身長 3m 体重 20kg
擬似空間に入り込んだ獲物を襲う。2匹いたが、スパイダーとウルトラガンで倒される。
名前の由来は「クモ」から。擬似空間には他にも吸血ダニや怪奇植物がいた。

物語
スカイダイビングの練習中、アマギ隊員とソガ隊員が行方不明に。
2人はベル星人の擬似空間に捕らえられていたのだった。

感想
空に見える地球や雲の中の擬似空間、最後の消える森等、ビジュアル的に面白い話。

普段は冷静で寡黙なアマギ隊員だが実は高い所が苦手な事が判明する。
いつもとのギャップで結構笑えるが、高い所が苦手でよくウルトラ警備隊に入れたなぁ。

ワシントン基地に勤務していたマナベ参謀。
当初はボガード参謀が再登場する予定だったらしい。

最初は擬似空間から通信できなかったのに途中から通信できるようになる。
おそらく、ベル星人がアマギ隊員とソガ隊員を餌に新たな獲物を得ようとしていたのではないだろうか?

クモに似たグモンガをクモと言う意味のスパイダーで撃破。
スパイダーと聞いて科特隊を思い出したが、科特隊のスパイダーショットとは違った。

ウルトラアイ無しで変身するダン。ウルトラアイが無くて困った話を散々しているので、これは止めてほしかった。
ところでダンに戻った時はウルトラアイがあった。

ベル星人の目的は何だったのか? おそらく昆虫採集みたいなものだったと思われる。
虫カゴに入れられた昆虫から見たら、人間は知恵ある悪魔なのかもしれない。

「神なき知恵は知恵ある悪魔を作る」。
キリヤマ隊長の名言だが、今回はベル星人の科学力の恐ろしさを取り上げた話ではないので内容から浮いていたと思う。

本作は1968年7月に『太陽の王子ホルスの大冒険』の併映として劇場公開されている。


制作第16話 地底GO! GO! GO! 1968年1月28日放送(放映第17話)
脚本 上原正三 監督 円谷一 特殊技術 大木淳

地底ロボットユートム
身長 280cm 体重 2t
謎の地底都市を徘徊しているロボットで複数存在している。右手の銃が武器。頭部が弱点でウルトラガンやワイドショットで倒された。
劇中、未呼称。

物語
落盤で炭鉱に閉じ込められた青年、薩摩次郎。
彼こそウルトラセブンが初めて出会った地球人で、モロボシ・ダンのモデルだったのだ。

感想
遂に明かされるダン誕生の秘密。それにしても、何故この時期なのだろう? 中途半端な。

ウルトラマンと合体する以前からハヤタ隊員は地球人として存在していた。
しかし、ダンはウルトラセブンが薩摩次郎をモデルに生み出した存在。
この違いがハヤタ隊員には無かった「悩めるヒーロー」と言う要素をダンに与える事になる。

薩摩次郎の名前の由来は鹿児島県の旧名・薩摩から。
ウルトラセブンが薩摩次郎をモデルに地球人ダンになったと言う設定は薩摩に取り込まれ日本人にされた沖縄(琉球)人と重なる。

当然ながらダンと薩摩次郎の顔は同じ。それなら炭鉱の人はダンの顔を見て驚くのが普通では?

マグマライザー登場! 科学的にどんなにおかしかろうと、やっぱり地底戦車は格好良い!
ドリルだよなぁ、やっぱり。

地底都市は当時のSFっぽくて良い感じ。

チュー吉は最後姿が見えない。死んじゃったの?
物語の始まりだったので、そこのフォローはしてほしかった。

ダンがウルトラアイを何かの装置で遠隔操作するが自分で作ったのかな。
これ以降使われなかったところを見ると、すぐに壊れてしまったのかもしれない。

薩摩次郎は前回も今回も自分がウルトラセブンに助けられた事を知らない。
2度も助けられたのに話はおろか姿も見ていない。何とも不思議な関係。

地底はまだ未知の世界と言う部分は「史上最大の侵略」の地底はまるで無防備に繋がっていく。
又、古代文明の遺跡の可能性がありながら侵略基地かもしれないと爆破してしまう部分は「ノンマルトの使者」に繋がっていく。

今回は地底都市の話と薩摩次郎の話を同時にしてしまった為、どちらも消化不良になってしまった感は否めない。

前回と今回はスケジュールの関係でフルハシ隊員の出番が少ない。
ダン達とは別に調査をしていたり、基地にいたりと一応のフォローがなされているが、フルハシ隊員が現場にいないとちょっと寂しい。


制作第17話 ウルトラ警備隊西へ 前編 1968年1月7日放送(放映第14話)
脚本 金城哲夫 監督 満田かずほ 特殊技術 高野宏一

策略星人ペダン星人
身長 2m 体重 50kg
地球が打ち上げた観測用のロケットを侵略行為と捉えて報復を宣言。防衛会議の出席者を次々に殺害した。
ドロシー・アンダーソンに成り済まして地球防衛軍の動向を探っていた。

宇宙ロボットキングジョー
身長 55m 体重 4万8千t
ペダン星人の4機の宇宙船が合体した。
エメリウム光線、アイスラッガーをも撥ね返し、ウルトラセブンを圧倒する。
名前の由来は金城氏の父親のニックネームから。劇中、未呼称。

物語
地球が打ち上げた観測用のロケットを侵略と捉えて報復を宣言したペダン星人。
ウルトラ警備隊はドロシーを護衛する事になるが……。

感想
いきなり怪しさ大爆発なマービン。これで宇宙人と間違えるなと言う方が無理がある。
でも、マナベ参謀も知らなかったのはいくらなんでも変ではないか?

殺人事件の調査に乗り出そうとするソガ隊員達。
しかし、地球防衛軍が人間相手の事件に乗り出したらまずかろう。
キリヤマ隊長が言うように、ウルトラ警備隊の任務は宇宙からの地球防衛で、これは警察の仕事だ。(まぁ、結局はウルトラ警備隊が関わる事になったのだが……)
それにしても、わずか数人殺されただけで日本に外人がいなくなるかもとは凄い。当時は外人がまだ少なかったのだろうか?

今回(に限らず『ウルトラセブン』では多いのだが)はスパイ風の展開。
ドロシーのガムを噛む音が信号だったとは驚きだ。

ドロシーを護衛する際にフルハシ隊員は「地球は一つ」と言うが、その視点を地球から宇宙にまで広げる事は無かった。
『ウルトラセブン』の遊星間戦争と言う設定を実際の紛争(当時で言えば冷戦)に当てはめると、この「地球は一つ」と言う言葉には凄い皮肉があるように思える。

ハイドランジャー登場。発進はやっぱりフォースゲートから。何故だ?

ロボット怪獣は過去にガラモンやナースがいるが、キングジョーの存在感は抜きん出ている。
しかしロボットアニメの登場により、ウルトラシリーズではこれ以降ロボット怪獣を少し避けるようになる。
やがて平成になってCG技術の発達もあり、『ウルトラマンダイナ』のデスフェイサーや『平成セブン』のキングジョーU、『ウルトラマンコスモス』のグインジェ等、
キングジョーでは発展途上だった合体、分離、変形機能をふんだんに取り入れたロボット怪獣が次々と登場するようになった。

ウルトラセブンとキングジョーの戦いは水面に映った絵等、色々と工夫があって見応えあり!
さぁ、エメリウム光線もアイスラッガーも効かないキングジョー相手にどうするウルトラセブン!?


制作第18話 ウルトラ警備隊西へ 後編 1968年1月14日放送(放映第15話)
脚本 金城哲夫 監督 満田かずほ 特殊技術 高野宏一

策略星人ペダン星人
身長 2m 体重 50kg
ダンにライトンR30爆弾の開発中止と引き換えに地球から手を引くと言うが結局は侵略活動を始める。母星から宇宙船団を呼び寄せる。
キングジョー敗退を受けて逃げようとしたところをワイドショットで倒され、宇宙船団も引き返した。

実は出身地が『ウルトラマン』のザラブ星人と同じ第8銀河系。やっぱり裏切るから?

宇宙ロボットキングジョー
身長 55m 体重 4万8千t
目からレーザーを撃ち、ウルトラセブンのあらゆる攻撃を撥ね返す。しかし足元が少し弱い。
ライトンR30爆弾を受けて機能を停止。落下したペダン星人の円盤の爆発に巻き込まれて瓦礫と化した。
劇中では「スーパーロボット」と呼ばれていた。

物語
ダンはペダン星人と会って事態を平和的に解決しようとする。
しかし遊星間戦争と言う状況の中、ダンの理想は脆くも……。

感想
前回、散々盛り上げたのに、今回、意外とあっさり危機は回避。
これ以降のウルトラシリーズでも前編での危機的状況が後編であっさりと解決する事が何度かある。

今回もスパイ風の展開。変装した隊員達を見られるが、かなり怪しい。

アンノンの時に続いて、また同じ失敗をした地球。
前回同様ダンが仲介役を務めるが、素直に聞いてくれたアンノンと違ってペダン星人は裏切ってしまった。

夕焼けが美しいダンとペダン星人の波止場での会話。
ペダン星人が仲間にならないかと言ってきたのには驚いた。
ウルトラ戦士に仲間になれと言う敵はあまりいない。

ペダン星人が言った「地球が平和なら他の星はどうなってもいいのか?」や「他人の家を覗いたり、石を投げ込んだりするのはルールに反している」はまったくもって正しい。
自分がされて嫌な事は他人にもしてはならない。分かってはいる事だが言われないと気付かない。

ペダン星人の言い分を信じない地球人。
でも観測用のロケットが侵略でない事を信じないペダン星人に怒りを持っていたのも地球人。自分の事を棚に上げている。
「相手を信じなければ、永遠に平和を掴めない」と訴えるダン。
嫌がる事を相手にされ、それが相手への不信に繋がり、その積み重ねが、やがて争いへと発展していく。

ペダン星人が言った観測用ロケットの目的。
この時点ではまだ早いかもしれないが、もし観測の結果、ペダン星が無人の星だったら、ある超兵器の実験場にされていた気がする。

報復がいきなり侵略に転じてしまったと言われるペダン星人。
しかし報復はあくまで口実で、最初から地球侵略が目的だったのではないだろうか?
一方、地球人もライトンR30爆弾の開発は中止していなかった。
結局、どちらも相手の事など考えていなかったのだ。
本作は理想主義的なダンが戦争と言う現実に翻弄される話だったのかもしれない。

ショック療法でドロシーの記憶を直したアンヌ隊員。一体、どうやって?

金城氏は本作以降、『マイティジャック』の制作に関わる為、『ウルトラセブン』はあまり書かなくなる。
今まで18話中10話に関わっていたのに、これ以降は31話中わずか5話。
『ウルトラQ』の全28話中12話、『ウルトラマン』の全39話中14話に比べても明らかに少ない。
内容も「零下140度の対決」(設定変更話)、「蒸発都市」(円谷監督との最後のコンビ)、「ノンマルトの使者」(視聴者応募の怪獣登場)、「史上最大の侵略」(最終回)となっている。
反対に上原氏と市川氏は残り31話中14話に関わっており、ウルトラシリーズが新たな転換期を迎えていた事が分かる。


制作第19話 プロジェクト・ブルー 1968年2月11日放送(放映第19話)
脚本 南川龍 監督 野長瀬三摩地 特殊技術 的場徹

宇宙帝王バド星人
身長 2mから40m 体重 80kgから5千t
何故か必ず「自称」と付けられてしまう宇宙の帝王。典型的な小物の悪人。
一つ一つキチンと説明してくれるので視聴者にとっては良い人?
自分達以外の知的生物の存在を認めない事からもかなりの選民思想があると思われる。かつて冥王星人を根絶やしにしたらしい。
等身大時は銃を、巨大化時はメリケンサックを使用。かなり身軽。
ウルトラガンで倒され、最後の1人もウルトラセブンに投げ飛ばされて敗北。よ、弱い……。
劇中では「バドー星人」。名前の由来は「覇道」からか?

物語
プロジェクト・ブルーの責任者・宮部博士の帰宅を狙ってバド星人が暗躍する。

感想
磁力線の網で地球と月を覆うプロジェクト・ブルー。
最強の守りなのにこれ以降の出番が無い。
おそらく攻撃は最大の防御として、プロジェクト・ブルーより超兵器計画の方が優先されてしまったのだろう。

アマギ隊員とソガ隊員が出ていないが月基地にいるとして上手く説明していた。
アンヌ隊員がいない時もこういう風にしてほしかった。

名前だけだが宇宙ステーションV2が登場。『ウルトラマン』に登場したものとは無関係らしい。

自白電波にも耐えた宮部博士。凄いぞ!

鏡の中に入るシーン。水を使っているのだが、なかなか良かった。

戦闘シーンは完璧にプロレス。そのまま『ウルトラファイト』に使える。
最後の口から血を吐くシーンはちょっと気持ち悪い。

妙に印象に残る妻のグレイス。最初に見た時、グレイスは既に宇宙人と入れ替わっているのかもと思った。
妻の服にプロジェクト・ブルーの秘密を書き込んでいた理由がよく分からないが、
宮部博士はイタズラ好きらしいので、こういう遊びはよくやっているのかもしれない。(いい迷惑)

バド星人は地球を木っ端微塵に出来る爆弾を持ち込んでいたがプロジェクト・ブルーの秘密に固執していた。
プロジェクト・ブルーの技術が欲しかったのだろう。
最後に宮部博士を連れ去ろうとしたのも、人質の他に技術力として必要だったのかもしれない。

今回と次回は小難しい理屈は抜きにして素直に楽しむのが良い。
野長瀬監督の娯楽志向は『ウルトラマン』に比べてやや暗い『ウルトラセブン』にあって貴重だ。

ところで、どうしてペンネームが南川竜から南川龍に変わったのだろうか?


制作第20話 地震源Xを倒せ 1968年2月18日放送(放映第20話)
脚本 若槻文三 監督 野長瀬三摩地 特殊技術 的場徹

暗黒星人シャプレー星人
身長 170cm 体重 60kg
岩村博士の助手・榊として密かにウルトニウムを採取していた。催眠術や銃を使う。プレートを使って元の姿に戻る。
ウルトラガンで倒され、ギラドラスの名を叫びながら炎上した。
名前の由来はアメリカの天文学者「ハーロー・シャプレー」かららしい。

核怪獣ギラドラス
身長 65m 体重 16万t
シャプレー星人がウルトニウム採取に使っていた怪獣。
地球の核を構成する物質を得ていたからか天候を操れる凄い奴。アイスラッガーで倒された。

物語
謎の地震源を調査する事になったウルトラ警備隊。岩村博士に意見を求める事になったのだが…。

感想
ヤマオカ長官に対してそっちから来いと言う岩村博士。
『ウルトラセブン』のゲストの中でもインパクトは大!
岩村博士に戦々恐々とするウルトラ警備隊も面白い。(特にソガ隊員)
今回、ビビるダンに対してアンヌ隊員は冷静。「ダーク・ゾーン」とは逆の関係でこちらも面白い。

道に迷うラリー車。方向音痴にナビをさせるから。それともナンバーが13番だったから?
日本の街中でラリーとはイマイチ実感が湧かない。

催眠術で相手の影の形を変えられるシャプレー星人。
単純だが最初に見た時は素直に引っ掛かってしまった。

大事な変身用のプレートを落としてしまうシャプレー星人。君はダンか?
変身道具に変身ポーズ、果ては爆発と共に登場と、カッコ良すぎるぞシャプレー星人。

暗雲の中、雷や吹雪を伴った戦闘シーンはカッコ良すぎ!
殆ど荒野が舞台の『ウルトラセブン』では珍しく燃える戦闘場面だった。

出来れば最後にオチとして、岩村博士がマグマライザーのフルハシ隊員達に「遅い! 今頃何しに来た!」と怒鳴ってほしかった。


制作第21話 海底基地を追え 1968年2月25日放送(放映第21話)
脚本 赤井鬼介 監督 鈴木俊継 特殊技術 大木淳

ミミー星人
沈没した戦艦大和をアイアンロックスに改造。地球防衛軍の基地を次々に襲った。円盤のみの登場。
泡や捕獲光線を使用。ハイドランチャーを捕獲するも最後は倒されてしまった。

軍艦ロボットアイアンロックス
全長 80m 体重 15万t
ミミー星人が沈没した戦艦大和を改造した。各種砲撃で撃って撃って撃ちまくる。
対ウルトラセブン用に捕獲チェーンまである。静止してから15分後に爆発するらしい。
ローリングスパークとエメリウム光線の連続攻撃で爆発炎上した。
劇中の話を聞く限り、他にも何機かあったようにも思える。

物語
次々に沈没する船。調査を開始したウルトラ警備隊は第2次世界大戦で沈没したはずの戦艦大和が関係している事を知る。

感想
イスカンダルの技術で地球人が宇宙戦艦に改造するより早く宇宙人の手によって地球攻撃用に改造された戦艦大和。
怪獣以外の敵が出てくるのはワンパターンを打ち破る為に良い。各作品1、2回は出した方が良いと思う。

ミミー星人は沈没した戦艦を改造すると言う珍しい作戦をとった。
しかし、材料は現地でまかなえるし、大きな宇宙戦艦を宇宙から持って来たらバレやすいので理には適っている。
下田を襲った理由がよく分からないが、狙いが地球防衛軍基地なら、下田で爆発しても地球防衛軍基地を壊滅できる程の爆弾を積んでいたのかもしれない。

今回はキリヤマ隊長自ら出撃。その為、タケナカ参謀が指示を出す場面がある。
佐原氏が隊長役をしているのも見てみたかった。

やはり惜しいのは静止時間と爆発予定時間が合わない事。
キリヤマ隊長がアイアンロックスを倒すシーンが夜だったら…。
その他にも、静止しても爆発せずに攻撃を再開したり、エメリウム光線で爆発しても何も起こらなかったりと最後が上手くまとまっておらず、とりあえずいつものパターンで終わらせた感じ。
戦艦大和を改造すると言うアイデアや時計をバックにしたキリヤマ隊長とタケナカ参謀のシーン等、面白い要素があっただけに残念。

本作は『ウルトラマン』の未使用シナリオが土台となっている為か『ウルトラマン』を思い出させる部分がある。
科特隊と同じパリ本部と言う名称の他、冒頭の船長役で『ウルトラマン』の「沿岸警備命令」でも船長役だった柳谷寛氏が出演している。
因みに、この未使用シナリオは一峰大二氏の漫画『ウルトラマン』に「怪獣ヤマトン」として登場したらしい。

本作は宮崎英明氏が赤井鬼介と言うペンネームで書いた作品。


制作第22話 人間牧場 1968年3月3日放送(放映第22話)
脚本 山浦弘靖 監督 鈴木俊継 特殊技術 大木淳

宇宙怪人ブラコ星人
身長 2m 体重 170kg
世界各地で様々な生物をさらい、食料である赤い胞子を繁殖させようとした。
その結果、女性ホルモンが一番適している事を知り、全ての女性を人間牧場にしようとした。
怪力の持ち主だが、キリヤマ隊長にウルトラガンで倒される。
円盤は火花や捕獲光線を使うが、こちらもウルトラ警備隊に倒される。

赤い胞子は土星の鉱物から放射されるα73で消去できた。

物語
アンヌ隊員の友人ルリ子が行方不明になった。発見された彼女の腕には謎の赤い胞子が……。

感想
アンヌ隊員の知り合いが事件に巻き込まれる第3弾。

異変を察知したアンヌ隊員はまず靴の中の照明弾で辺りを照らし、その後、ウルトラ警備隊に報告。
常に何かを持っているのか。的確な判断で良いのだが、報告が「何か」だけではよく分からないぞ。
でも、ウルトラ警備隊はちゃんと来てくれた。

ポインター空を飛ぶ。ビックリだ!
ハイドランチャーを持って来るには時間がかかりすぎるので、すぐにでも調査が開始できるこの装置は素晴らしい。
残念ながら円盤は発見できず。次からはソナーも付けてほしい。
でも2回目以降の調査はハイドランチャーを使った方が良かったと思う。

メディカルセンターに侵入したブラコ星人。どこから入ってきた?
ウルトラ警備隊も危機管理がなってないぞ!
アンヌ隊員が襲われたが、今度はパラライザーを持っていなかった。

ブラコ星人の目的は食糧確保。
あまり考えもなく「地球を我々の手に……!」と言う宇宙人が多い中、今回は違った。

「非常手段だ!」と叫んでウルトラホーク3号で特攻するダン。本当にムチャクチャ。
いくら時間が無いからと言って……。他にも方法はあっただろうに……。

ウルトラセブンは土星に向かおうとしていると言うキリヤマ隊長。正体を知っているのか?
まぁ、毎回毎回、ウルトラセブンは全てを見通しているような行動をとっているから、多分、今回もウルトラセブンなら全て分かっていると思っていたのだろう。

強いぞ! ウルトラホーク1号! ウルトラセブンを助け、ブラコ星人の円盤を撃破!
回転すると攻撃力が上がるのだろうか?(よく目を廻さなかったなぁ……)

今回は最後にウルトラセブンと宇宙人との戦いが無い変則的な回。
ワンパターンを避けようと、また『ウルトラマン』とのイメージの重なりを避けようとする努力が見える。

ラスト、皆の心配をよそに絵を描いているダン。
本来、ウルトラセブンは恒点軌道図作成が仕事の観測員340号。
久し振りに宇宙に出て、その思いを筆に込めたか。それとも、あれが軌道図かも。
どちらにせよ、皆が心配しているのだから早く帰れよと言いたい。
まだダンの心は地球より宇宙にあったのか?

今回は白黒や緑一色のシーンや枠越しの絵等、色々と凝った絵が見られる話だった。


制作第23話 明日を捜せ 1968年3月10日放送(放映第23話)
脚本 南川龍・上原正三 監督 野長瀬三摩地 特殊技術 的場徹

宇宙ゲリラシャドー星人
身長 2m 体重 70kg
マルサン倉庫を3つの火の玉で襲撃した。姿を消せる。タクシーに変身可能なダンプカーや光線銃を使用。
占い師の安井に攻撃計画を知られたので安井抹殺を考えるが失敗、そこで安井の予知能力を使ってウルトラ警備隊を撹乱させようとした。
ウルトラガンで倒される。最後、円盤からガブラを操作するがハンドビームで倒される。
名前の由来はシャドー(影)から。劇中、未呼称。

猛毒怪獣ガブラ
身長 ミクロから48m 体重 ほぼ0から3万t
降伏すると見せかけたシャドー星人が送り込んだ。アイスラッガーで首を落とされても首だけで動ける。
円盤で操作しているところを見るとサイボーグだろうか?
歯には猛毒があってウルトラセブンを苦戦させる。円盤を爆破すると首も溶けてしまった。
名前の由来は「ガブッと噛む」から? 劇中、未呼称。

物語
占い師の安井はマルサン倉庫が宇宙人に狙われていると叫ぶ。
ウルトラ警備隊が調査するが何も発見されない。しかし、キリヤマ隊長は気になって……。

感想
劇中『むじな』のシーンがあったりとホラーな話。
気のせいか、『ウルトラセブン』はSFと言うよりホラーな話の方が多い。

人間の持つ予知能力や霊感を信じているキリヤマ隊長。なんか意外。
そのキリヤマ隊長の行動を了承するマナベ参謀が良い。
マナベ参謀とキリヤマ、クラタ両隊長の昔話を一度見たかった。

「鬼の隊長も心霊現象にだけは弱かった」と言うアマギ隊員。そう言うあなたは弱いものが多すぎです。

マルサン倉庫は実は超兵器開発基地で惑星間長距離ミサイルの開発を行っていた。
ひょっとして「超兵器R1号」の事か?

安井にデタラメな予言をさせてウルトラ警備隊の気を逸そらし、その隙に地球防衛軍基地を襲撃する。
そんな事、予知能力を使わなくたって誰だって分かるぞ、シャドー星人。

安井を安全な場所に移すウルトラセブン。
野長瀬監督が『ウルトラマン』の「人間標本5・6」でやった巨大なウルトラ戦士と人間とのドラマのバリエーション版。

今回のウルトラセブンはガブラの毒に苦しんで倒れて終わりと言う珍しい退場シーン。
因みにウルトラマンとハヤタ隊員と違って、ウルトラセブンとダンは肉体的なダメージを受け継ぐ。

そう言えば水晶占いって水晶に何が見えているんだろう? 気になる……。


制作第24話 北へ還れ! 1968年3月17日放送(放映第24話)
脚本 市川森一 監督 満田かずほ 特殊技術 高野宏一

オーロラ怪人カナン星人
身長 180cm 体重 62kg
灯台に偽装したロケットから特殊な光線を発射して電子関係を混乱させる。その際オーロラが出現する。
目的は北極の制圧。(最終目標は地球侵略だろう)
珍しい女性タイプの宇宙人。ワイドショットで倒される。
名前の由来は『出エジプト記』の「約束の地カナン」から。

カプセル怪獣ウインダム
身長 ミクロから40m 体重 ほぼ0から2万3千t
今度は赤いカプセルから登場。カナン星人の光線で電子頭脳を狂わされてウルトラセブンと戦う。
ウルトラセブンの覚醒光線で元に戻るが、結局はカナン星人に倒されてしまう。
実は今回が『ウルトラセブン』でカプセル怪獣とウルトラセブンが同一画面に出た唯一の話。

物語
地球防衛軍機と旅客機の衝突事故が起きた。
フルハシ隊員が調査に向かうが、その頃、フルハシ隊員の母親が上京して来た。

感想
フルハシ隊員の下の名前がシゲルと判明する話。
『ウルトラQ』には主人公達の家族は出なかった。
『ウルトラマン』ではイデ隊員の親の話やフジ隊員の弟が出ていたが、イデ隊員の場合はユキに感情移入する為の設定で、サトル君は降板したホシノ君の代役。
『ウルトラセブン』ではアンヌ隊員の叔父関係が出ていたが展開をスムーズにさせる為の設定だった。
しかし今回はフルハシ隊員の母親がドラマの重要な部分を占めていた。

今まで怪獣(宇宙人)がドラマの中心だったが段々と人間ドラマが中心になってきた。

ウルトラセブンとウインダムの戦闘シーンは完全にお遊び。
遊びがある戦闘シーンは好きだが、今回は時間との戦いなので止めてほしかった。

カプセル怪獣は「姿なき挑戦者」以来、制作で19話も離れての再登場。
「怪しい隣人」から数えても制作で17話離れている。せっかくの設定だからもっと使ってほしかった。

母親とのドラマはフルハシ隊員(と言うより毒蝮三太夫氏)ならでは。
他の隊員ではここまでのドラマにはならなかっただろう。
最後の北海道へのパトロールは感動。本当、夕焼けがとっても綺麗だ…。

旅客機と衝突した地球防衛軍機のパイロット。可哀相な事に彼はこの後もう一回死んでしまう。(『帰ってきたウルトラマン』の「怪獣チャンネル」)

よく突っ込まれる自爆装置の話だが、カナン星人に操縦桿や脱出装置が狂わされたのなら自爆装置も狂わされたと考えていいだろう。
又、カナン星人は光線で飛行機を誘導している節もあるので、自爆装置を知ったカナン星人が自爆する前にウルトラホーク3号と旅客機を衝突させようとしたとも考えられる。


制作第25話 零下140度の対決 1968年3月24日放送(放映第25話)
脚本 金城哲夫 監督 満田かずほ 特殊技術 高野宏一

ミニ宇宙人ポール星人
身長 33cm 体重 1kg
かつて地球を2度氷付けにし、今回は3度目の氷河期にしようとした。ダンの幻覚の中で炎を背負って姿を現す。
冷凍ゾーンで地球防衛軍基地周辺を覆って地球防衛軍を全滅寸前にまで追い詰めた。
ガンダーは倒されたものの、ウルトラセブンに弱点を作った事に満足して帰って行った。

冷凍怪獣ガンダー
身長 45m 体重 2万t
地球防衛軍基地の動力炉を破壊、その後、ミクラスと戦い勝利。口から冷凍ガスを吐く。飛行も可能で結構身軽。
ウルトラ警備隊のカルテット作戦を受けた後、太陽エネルギーを補給したウルトラセブンのウルトラ念力とアイスラッガーの連続攻撃で倒された。

カプセル怪獣ミクラス
身長 ミクロから40m 体重 ほぼ0から2万t
今度は黄色いカプセルから登場。赤い熱戦を吐いてガンダー相手に善戦。
ウルトラ警備隊とウルトラセブンが復活するまでの時間を稼いだ。

物語
突如、地球防衛軍基地周辺が冷凍ゾーンに包まれた。寒さの中、倒れていく隊員達。
一方、ダンも寒さに苦しんでいた。最大の危機到来!

感想
ひょっとしたら地球防衛軍最大の危機ではなかろうか?
もし、ポール星人が本気で地球侵略を考えて次々に手を打っていたら全滅していただろう。

再び空を飛ぶポインター。雪で道が埋まってもヘッチャラだ! でも寒さの為エンスト……。
ポインターを捨てて帰れと言うキリヤマ隊長。こんな吹雪の中を歩いたら遭難するぞ。
迎えを出した方が良かったのでは?

ヤマオカ長官とアラキ隊員の対立が面白い。作業を命じるヤマオカ長官も寒さと戦っていた。
もし、自分だけ暖かい部屋でぬくぬくしていたら部下はついてこない。
MATやTAC、ZATの長官に見せてやりたい姿だ。

ポール星人は地球侵略と言うより遊び感覚が強い。
おそらく人間がアリの巣に水を流し、アリがもがく姿を楽しむような感覚だったのだろう。(ある意味、一番残酷)

完全無欠と思われていたウルトラセブンや地球防衛軍基地にも弱点はあった。
しかし、人間の力でそれをカバーする事が出来る。今回はそういう話なのだろう。

光の国には冬が無いのでウルトラ戦士は寒さが弱点。
有名な設定だが、今回急遽作った為、これ以前の「北へ還れ!」や『ウルトラマン』の「まぼろしの雪山」ではウルトラ戦士は寒い中でも普通に戦っていた。

『ウルトラマン』に比べて視聴率が振るわなかった『ウルトラセブン』。
戦闘シーンに緊張感を出す為に今回から活動時間が制限される事になる。
しかし、ビームランプの点滅はこれ以降もあまり使われなかった。
ウルトラマンとイメージが重なりたくなかったのだろうが、せっかくの設定はキチンと使ってほしい。
カプセル怪獣と同じく、『ウルトラセブン』の弱い部分だと思う。

今回、ウルトラセブンの出身地がウルトラマンと同じ光の国M78星雲と紹介された。
今まで『ウルトラマン』との差別化を図っていたが、結局『ウルトラマン』の中に取り込まれてしまった。
因みに『ウルトラマン』で強調されていた光の国と言う呼び名は『ウルトラセブン』ではあまり使われず、
代わりにM78星雲の方が使われる事が多かった。(オープニングも光の国ではなく遥かな星とされていた)
神のイメージを持つウルトラマンに対し、ウルトラセブンは宇宙人である事が強調されていて、その事は終始変わらなかった。


制作第26話 超兵器R1号 1968年3月31日放送(放映第26話)
脚本 若槻文三 監督 鈴木俊継 特殊技術 的場徹

再生怪獣ギエロン星獣
身長 50m 体重 3万5千t
元はギエロン星のおとなしい生物だったらしいが超兵器R1号の影響で怪獣化した。
一直線に地球を目指し、一度爆破されても再生して東京に向かった。
口からは放射能を含んだ灰を、手からはリング状の光線を撃つ。熱波を放射する事も可能。
ウルトラセブンに喉を切られ、安らかな眠りについた。

物語
侵略者に対抗すべく開発された超兵器R1号。その実験場にギエロン星が選ばれる。だがダンは悩む。
このままでは地球は血を吐きながら続ける悲しいマラソンを始めてしまうと…。

感想
キングジョーやポール星人等、ウルトラセブンでも苦戦する強敵の出現に遂に登場した超兵器R1号。
当時の米ソ核開発競争が下地にあった事はもはや言うまでもない。

ただし問題ばかりの超兵器。侵略者の星をどうやって見付け出すのか?
たとえ見付けても超兵器が到着する前に撃ち落されたら?
地球防衛軍基地の地下に保管されているがそこで爆破されたら?
それにアンノンやペダン星人が超兵器の事を知ったら、自分達の星が危険だと攻めて来る恐れもある。
超兵器は侵略者に対する抑止力になるかもと言っていたが、これでは地球の危機が増えただけ。
もっとも、実際の核開発競争も似たようなものだったが……。
(核兵器を何千何万発所有しても維持費がかかるだけ)

地球人もいつかは侵略者になるかもと言う「ダーク・ゾーン」や「ウルトラ警備隊西へ」での危惧が現実となってしまった話。
地球防衛軍は今のところ、防衛又は報復にしか使用しない予定だったらしいが、いつか先制攻撃に使用される事は明らか。
後に『平成セブン』のフレンドシップ計画でもその事は描かれている。

最初はヴァルキューレ星人への報復が理由だったが、段々と地球を攻撃するかもと言う理由で他の星を先制攻撃するようになっていった。
まだ何もしていない星への攻撃。それを侵略と言うのだ。

ギエロン星獣。何故「星獣」と付くのか?
ひょっとしたらギエロン星獣は一個体ではなく、ギエロン星のあらゆる生物(獣)の集合体だったのかもしれない。
そう言えば、地球に復讐に来たと言われているが実は確証が無い。ただ迷い込んだだけだったのかもしれない。

ギエロン星を吹き飛ばしたR1号よりさらに強力なR2号を使うと言う瀬川博士。
多分、R2号はR1号より爆発の範囲を狭める事で威力を上げる事が出来るのではないだろうか。
この理論なら、R3号、4号と範囲を狭めるごとに威力を上げる事が出来る。
(でも、R2号は地球を2つ3つ消し去れると言っているしな……。でも他に思いつかない……)

今回は戦闘シーンが見応えある。アイスラッガーの連続攻撃。
さらに太陽エネルギーを補給する事でウルトラセブンは一時的にパワーアップする。
戦闘中にウルトラ戦士がパワーアップするのは今回が初。

よく突っ込まれる、爆破されても再生したギエロン星獣がどうして喉を切られて死んだのか?
今回、ウルトラ警備隊は超兵器信奉を持っていた。それではギエロン星獣は倒せない。
ギエロン星獣に静かな眠りを与える事が出来るのは超兵器信奉を持っていなかったウルトラセブンだけだったと言う意味ではないだろうか?

「血を吐きながら続ける悲しいマラソン」は『ウルトラセブン』でも屈指の名ゼリフ。
今から45年前のセリフだが現在でも十分に通じる。
でも裏を返せば、それは人間が45年間変わっていないと言う事でもある。
自分も人間はそんなに愚かな存在だとは思えないのだが……。

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