本楽の客やま位置(芸所)固定について

中町内では18年ほど前から、客やま位置(芸所)の固定を行っています。

これは当時の若者の祭り離れや、祭り行事の衰退の心配がささやかれる中、これからの祭りの進め方の方向づけとして、垂井町外からの観光客や祭りになじみの浅い方々に対して、やまの運行、奉芸位置を分かりやすくして、この祭りを広く理解していただくことを目的に始められました。

以来、5月3日本楽に中町地内で行われるはんりん閣(西町)、紫雲閣(中町)、鳳凰山(東町)の客やま芸はすべて同じ位置で行われます。現在でも御客様には移動する手間もなく同じ位置にて観覧できます。

本楽(5月3日)に三町すべての芸が同じ位置にて観覧できるところは次の2ヶ所です

・八重垣神社前        12:00ごろより
・旧魚軒駐車場前(中町内) 14:30ごろより

ここからは筆者の所見です。
 筆者は青年のころから20年以上祭り行事にかかわってきましたが、一つだけ納得できないことがあります。それは芸所についてです。
パンフレットには出ていない話ですが、実は昔から各芸所先には常に個人の名前が付いてきます。芸所位置(やま位置)についてもその芸所先者が確認容認する形をとっています。そしてこの制度こそ毎年芸所が変わる原因となっているのです。しかしよく考えると変な話です。この祭りは町内みんなの寄付金でまかなわれております。たとえその寄付金に大小があったとしても行事に付いては公平であるべきです。公平と言ってもやまがどこでも入っていける性格なものではないことは分かっていますが、その範囲で納得の得られる運行をしてほしいものです。そして町民誰でもが参加しやすい祭りでなければ、参加できない方々からどんどん見放されていってしまいます。青年OBでなければ・・とか祭典委員の家族でなければ・・という話を時折聞かれること事態、悲しい話です。
 最近は少子化の影響で芸児そのものの募集がなかなかうまくいかないという話を耳にしますが、これもこれからの時代の大きな問題です。かつては750人以上もいた垂井小学校児童がいまや300人程度しかいないのですから無理もない話です。ではどうしていったらよいのでしょうか?ひとつはもっと広範囲な地域からの公募でしょう。たとえば垂井町全域から公募してもよいではないでしょうか。またどこの町内から芸児で出たいか選択できるようにしたらどうでしょうか。そうすれば各町内とももっと魅力のある祭りにしていこうとする力が働くと思います。
 これからの祭りの繁栄には幅広い住民の理解とみんなでよい祭りにしていこうする意識が必要です。参加者それぞれがただ酒を飲んで自己満足で終わっているようなことが続けばこれからの時代祭りがうまく受け継がれていくことが困難となってきます。