「よわむしおばけ」を読んで
まず、はじめに、『コールタール』のプロフィールをせつめいします。
コールタールは、頭のてっぺんから足の先まで、まっ黒のできそこないおばけです。よわむしで、なにをやってもしっぱいばかりしているので、ほかのおばけたちは、だれもなかよくしてくれません。いつも一人ぼっちでした・・・。
ぼくが、なんでこの本をかんそう文につかったかと言うと、いたってかんたん。ほかに本があまりなかったから。かんたんでしょう。ちなみによわむしおばけの本のページは、全129ページです。
だい一話の「コールタールのたんじょう」では、一行目で、「おばけ」をつくるまほうつかいがいて、どうやってつくんだろうと、ぼくがかんがえていると、ぼくは、はっと気がつきました。かんたんです。その先を読めば答えが見つかる。と思って先を読んでみたら、まほうのつえでさわればなんでもおばけになってしまいます。ここで、ぼくは、思いました。まほうつかいだって、「まほうのつえ」がなかったら、ただのなまみの人間じゃないのかって思った。そして、まほうつかいがつくったおばけたちは、みんな「うらめし山」にすむ。そして、夜になると町へ出て、人をおどろかす。人がおどろいて、なにもかもほうりだしてにげだすと、人がおいていったものをとってきてしまいます。ここでぼくはおもいました。おばけは、どろぼうがしごとなのか、ひとをおどろかすのがしごとなのか、それともりょうほうがしごとなのかよくわからない。それで、おばけは、ぼうしやくつやたべものや・・・いろんなもの。そこでぼくはおもいました。たべものはともかく、くつやぼうしはどうするんだろう。おしゃれにでもつかうのかなあ。
とりあえず、本の一部をとばして、まほうつかいが、おばけのかたちをした穴をぽんぽんとまほうのつでたたきました。また、とばして、つぎの日どうろこうじの人がきて、穴をコールタールでふさぎました。そして、それがかたまって、すると、穴をぬけだして、おばけのたんじょう! でも、コールタールそのものには、まほうのつえでさわっていないから、できそこないの、のろのろぐずぐずのコールタールそのもので、色はまっ黒けっけ。なにもとりえがないしっぱい作です。これがコールタールたんじょうのエピソードです。これから、コールタールは、きもだめし、ふくろうにだまされたり、クーラーがほしくなったり、かぜをひいたり、オルガンがなんだかわからなくって、やばくなったり、ふゆごもりをしたり、わんぱくふたごにあそばれたり、やっこだこにあったりします。
全部読みたい人は、としょかんで読むかかりるか、本屋さんで買うか、立ち読みまたはすわり読みしましょう。
THE END
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