ときめきメモリアルGirl's Sideタイピング レビュー
発売日 :2004年6月24日 価格 :6090円 対応機種 :Windows & Macintosh メーカー :アクティマインド
□購入動機発売当時のような熱は冷めたといっても、GS自体への思い入れはまだあるし
前々からタイピングソフトにも興味があったということで購入しました。
□オープニング起動すると同時にGS本編と同じ絵本語りシーンが流れます。
本編では子供時代の葉月の語りですが、ここでは現在の葉月。
最初は葉月固定かと思いましたが、ちゃんと攻略対象の男キャラ7人分が用意されています。
キャラらしい語りもあれば、キャラというより声優さんの語りを聞いてる感じだったり、各キャラに差が出ています。
私は熱演が光る三原の語りが気に入りました。
□ゲーム内容OP後、ゲーム本編がスタート。
用意されたモードは、葉月・姫条・氷室、各キャラに対応したプラクティスモード、
葉月・守村・鈴鹿・三原・姫条・氷室・日比谷の7人の中から誰か一人を選択して
全10回のステージを進めEDを目指すデートモード(+トレーニングモード)、
上記の7人の内の一人を選択して、ランダムに出現する質問を打って会話を楽しむフリーモード、
プレイ中見たスチルを確認出来るアルバムモード、環境設定が変更出来るオプションの5つ。
プラクティスモードを最後まで進めるとスチルが出現します。
このモードは特にこれといって面白味がなかったので、スチル回収のためそれぞれ1回ずつやっただけでした。
ゲームのメインとも言えるデートモードにはGS本編同様パラメーターが用意されています。
(ちなみにタイピングでは学力・運動・芸術・流行の4つのみ)
そして各パラメーターに対応したミニゲームが4種類。
デートモードの前にミニゲーム4種のうちのどれかをやらなければ
デートモードには進めないので、苦手でも面倒でも、必ずやらなきゃいけないんですけど
このミニゲーム、単純にタイピング能力を問われるデートモードと違い、暗算やリズム感を要求されるんですよ。
ミニゲームの結果=パラメーター上昇数値で、パラメーターが足りないとバッドEDになってしまうので
タイピングが得意だから、本作でも楽にEDを迎える自信があるという人でも
暗算や音ゲーが苦手だと結構苦戦するかもしれません。
私も初回、2回目プレイとバッドED続きで凹みました…。
そうそう、デートモードは6ステージ以降は2パターンのイベントが用意されているため
同じキャラでも2周の攻略が楽しめる点は嬉しかったです。
(逆に言うと、変化しない固定内容の5ステージまではしんどいですけど…)
フリーモードはランダムで出される言葉をプレイヤーが入力する→相手キャラが答えるの繰り返し。
制限時間は決まっているので、早く打ち込めば打ち込むほど、多くの会話が出来るという具合。
私は各キャラそれぞれ、ざっと1回ずつやっただけですが
出される言葉がランダムなため、甘いやり取りの後が日常的な会話だったりして、落差にガクッとなったりすることもしばしば…。
基本的に主人公が○○ってどう思う? といった質問をし、相手が回答するのがほとんどで
デートモードのように相手から何かを聞かれたりはしないせいか、単調になりがち。
キャラによってはデートモードよりも甘いやり取りがあったりしますけどね。
おまけはスチルを鑑賞出来るアルバムモードのみで
EDやイベント回想モードはありません。EDすら回想機能がないのは残念です。オプションではBGM・効果音・ボイスの音量をそれぞれ3段階から変更、ローマ字・かな入力の変更、データのロードが出来ます。
□シナリオデートモードでもストーリーと言えるようなものはありません。デートや行事の一場面の会話が出来るというもの。
GS本編であったイベントの続きのような内容も多く、ファン向けといった印象を強く感じます。
各キャラの感想としては
■葉月…主人公の言動のせいか主人公に呆れたり、突っ込んだりする姿が多く、GS本編よりよく喋る。
ただ、主人公が他のキャラのときよりクセがあるんで、人によっては辛いかも。
■守村…よくも悪くもなく普通という印象。ほのぼのと主人公と守村のやり取りを楽しめます。
■鈴鹿…他のキャラがわりと前半から親しい感じなのに対し、彼相手のときはサバサバした友達関係ですね。
それゆえ友達→異性として意識してるみたいな移り変わりはGS本編に近いと思いました。
彼のイベントでは奇数周プレイで見られる花火大会が記憶に残っています。(鈴鹿が壊れたのかとビックリした)
■三原…最初にプレイしたのがこの人。どのイベントも平均的に面白いだけに、逆にこのイベントがよかった! というのはないかな。
■姫条…今作で最もよかった、甘いと思ったのは彼でした。なんといっても、互いに焼きもちを焼くイベントまでありますから。
■氷室…正直イマイチ。甘さでは全キャラダントツに低いし、説教されてる感が強いイベント多し。
GS本編では行けない場所でもデートしてること自体は嬉しいけど、肝心のセリフがイマイチでは…。
彼相手のデートモードでは甘さを期待しないが吉。フリーモードの方が甘いくらいですから。
あ、でも誕生日プレゼント関連イベントはよかったです。
■日比谷…姫条の次…もしくは同じくらいよかったですね。
GS本編で、主人公が日比谷に対して冷たく感じて不満な日比谷ファンには楽しめるかと。
10ステージ目の展望台で成長した彼が見られたのが嬉しかったです。
■他のキャラ…ギャリソン、マスター以外のキャラはみな登場してます(斎藤君やジャアナさんも)
ただそれらのキャラ全員お邪魔キャラ扱いですのでファンは注意。
もちろん今作で攻略対象に入ってない理事長と千晴も例に漏れずそうです。
以下ネタバレ(反転して下さい)
しかも攻略キャラ(理事長は氷室、千晴は葉月)のことが好きなのかと相手に聞かれるという形。
千晴なんて、会話の途中で主人公がメル友(好きな人)と同一人物だと気づき、去っていきます…。
唯一の救いは、ステージに失敗すると本編では使用されなかった貴重な怒り顔を見ることが出来た点だけ。
女の子に関しては、一方的にライバル宣言をされるだけだった本編のVSイベントよりもタイピングVer.の内容の方が好きです。
ただし瑞希だけは、本編のVSイベントをちょっと長くしただけで残念でした。
そんな顔したって〜あたりは彼女らしくて可愛かったんですが。
□グラフィック
スチル以外は本編の使い回しなので、元々の立ち絵が嫌いじゃなければ問題ないでしょうね。
PCで解像度が上がったせいか、テレビ画面を通してプレイしたときには気づかなかった(気にしなかった)
キャラの顔の特徴とか、服のデザインがあまりよくないことに目がいきます。
姫条の学園演劇時の衣装…というかターバンか。やっぱりイマイチですね…。
描き下ろしのスチルは葉月・姫条・氷室が全4枚でその他の4人は全3枚。
本編のスチルに近くて、テレカのグッズのようなこれ誰? 感はないんですけど
スチルそのものはあまり魅力的じゃないかな…。
塗りものっぺりしているし、表情が固いせいか、もっと欲しかった! みたいには思いませんでした。
□サウンドBGMもグラフィック同様本編の使い回しですが、エンドレス再生になっておらず、終了から再開するまでに間が生じます。
それから鈴鹿と守村攻略のときに何度か止まりかけたのも気になりました。
(これはPCとの相性によるものでしょうけど)
ボイスはフルボイスですし、声優陣も本編と同じなので特に問題ありません。
サウンド面の項目で言うのもなんですが、ED時のセリフに字幕がなく、ボイスだけで進められて勝手に終了するのは不満でした。
他のイベント時のようにエンターキーでメッセージ送りをしたかった。
□システムセーブ数は3つ。オートセーブ形式なので
自分でいちいちセーブしなくていい反面、どんどん更新されるため、やり直しきかないのが不便。
□難易度パラメーターが4つとGS本編よりも少なくなったため、各キャラに対応するパラ・必要数値が何なのか分かりにくい。
しかもパラを上げるチャンスは10回しかないのに、任意セーブではないから途中からやり直すことは出来ず
バッドEDを迎えたら1ステージ目から再チャレンジする必要がある…
などから本編より難易度は高いと思います。
難易度の調整が出来るのはデートステージだけで、トレーニングモード(ミニゲーム)には影響しませんし。
トレーニングモードでも難易度変更出来たらよかったんですけどね…。
□総合評価トレーニングモードは必要だったのか?
タイピングソフトとしては本来の役目を果たしていない、オートセーブゆえにやり直しが容易に出来ない、BGMがエンドレスじゃない
…そういった気になる点はいくらかあったものの
それなりに本編のフォローもあったし、ファン向けソフトしてはいい部類だと思います。
最近GSをプレイしてハマったばかりだ…なんて人にはオススメ。
ただし、私のようにGS発売から2年も経ち、続編は期待してるけど、GS自体への熱やキャラへの思い入れは薄くなった…
という方は無理にしなくてもいいと思いますね。
例えば男性向け初代ときめきメモリアルのドラマシリーズのように、キャラへの思い入れは薄くなっても
シナリオや演出がいいから本編は本編、派生は派生として楽しめる…みたいな要素はあまりないですから。とりあえず、今作をやって一番強く思ったことは、キャラは平等に扱って下さいってことでしょうか。
いくら千晴や理事長は隠しキャラといっても、今作での7人同様、本編ではれっきとした恋愛対象キャラ。
そのキャラ目当てに買ったファンだっているんですよ。2004年08月
当時の雑記に書いた感想(06月24日〜06月28日)