パチパラ14、村瀬杏子でクリア。初EDまでにかかった時間は32時間。
全EDを確認後、ED1のデータをロードして1日だけプレイした時点での感想です。
13のときもED後の呼び名は怪物で固定化されていたけど今作でも同じ。
呼び名は形容詞と名詞の組み合わせなんですけど
血も涙もない怪物、悲劇の怪物とか、両者があまりにマッチしすぎていたときは思わず苦笑してしまった。
プレイ済みユーザーの感想や説明書から、前作のマイナーチェンジらしい内容であることは承知してましたが
思った以上に前作との違いが見当りませんでした。
プレイ開始直後、パーラー塚内の景品交換所でアイテムを見たときは目を疑いましたね
品揃えが前作と全く同じだったから。
前作に比べて改善されているのは、タイトル画面での音量が低下してうるさく感じなくなった、
風雲録目当てのユーザー向けにか、説明書の最初にパチンコの遊び方が記載されるようになったこと
このゲームで最も重要なパラメーターである運を、移動を繰り返さずとも神社のおみくじで大幅に上げることが可能になった3点。
あとは飲食店デートでおごったり割り勘を選んだときに、戻ってきた金額が表示されるようになりました。
グラフィックも若干クリアで綺麗になっているけど
前作の方が良かった人もいそうだし、好みで別れる範囲のものではないかと思います。
私も主人公の顔は前作のときの方が好みです。
目元が勝負師らしくキリッと鋭くはなってるのはいいんだけど、鼻がなぁ…。
着替えの上下固定に関しては相変わらずだろうとは諦めていたものの
服装や靴の種類がまるで増えてなかったのにはガッカリしました。
チアガール、くのいち、アオザイ、フラダンサー、軍服など
コスプレ系はいくらか追加されてますけど、普段着に適してると言える服は3つのみ。
そのうちの3つも、デザイン的に着られたのはキャミソール+ジーンズだけ。
何が悲しいって、使いまわされてる普段着が半袖ばかりだから違和感ないこと。
むしろ前作の方が季節に合っていないことを不思議に思っていたんですが…
まさか、夏が舞台の続編で使いまわすためにそうした
なんてことは…さすがに考えすぎでしょうか。
長いロードと家具がただの置物なのも相変わらずです。
家具に至っては、服のように新アイテムの追加もなさそうな感じ。
家具にはさほど関心がないから、服のときのようなガッカリ感は覚えなかったけど
前作で家具収集や部屋を飾ることを楽しんだユーザーはもちろん、
興味が持てなかったユーザーにも楽しんでもらえるように的なやる気を見せて欲しかったな…
いくら興味ない部分と言っても、ここまでラインナップに変化が見られないと手を抜きすぎだと呆れますよ。
シナリオは前作同様、主人公自身の物語が展開するのではなく
ヒロインの波乱な人生の巻き添えを食らう形。
物語の大筋ネタバレになりますが、パチンコによって人生を破滅させられた人間による復讐劇という点も同じです。
ご都合主義なEDが1つも存在せず、むしろ全てのEDを見た後で
救いのなさに暗い気持ちになってしまうあたり、欝度は更に強くなってます。
ギャンブルには安易に手を出すなっていうメッセージと女主人公プレイ時の百合度も強化されていました。
男主人公基準で作られているゲームなこと+百合好き向けに故意に残してあるのか
女主人公プレイ時にも、女キャラに興味を示す選択肢がよく出現する点は少し抵抗感を覚えながらも、
自分が選ばなきゃいいだろうと割り切れる程度のものではあったんです。
それが今作では強制イベントで女キャラの方から好意を示されたり、キスモードに突入して頬を染められて抱きあう。
こっちがあなたとキスしたいとか、そういう選択肢を選んでキスシーンに移行するなら理解出来ます。
でもなんでパチプロやめる選択でキスモードに入るんですか?
相手を友達と思うか恋愛対象として見てるかの選択肢が出現して
友達を選んだときには、キスモードに入らないパターンも作って欲しかった。
百合好きのユーザーの声に応えたのでしょうが、あまり好きではないユーザーのことも少しは念頭に置いて欲しいです。
正直、事前に知っていた前作と代わり映えのなさより、この百合度の強化にショックを受けました。
藤原が行方不明という、生死がはっきりしない扱いなのは続編登場への布石にも思えるんだけど、
15もまた13,14と同じ顔ぶれで展開するんでしょうか…。
他人の人生に巻き込まれるスタイルである限り、同じ主人公での続編は作りやすいだろうし
あと1作ぐらいは椎名・村瀬主人公での風雲録が出そうな気もするけど
個人的にはこの2人が主人公の風雲録は14で終わりでも構わないと思っています。
14は前作絡みの小ネタにニヤリとすることも多かったけど
主人公を除いた29人のパチプロのうち、14からの新キャラと言えるのは6人だけだったり、
マップが同じで探索しようがないなど、新鮮味のなさに落胆する度合いの方が強かった。
そんなわけで、改善点が見られず、百合要素が濃くなってたことは頂けなかったパチパラ14ですが
恋愛部分に関しては前作より良くなってると思いました。
男の恋愛対象キャラが総入れ替えされているから、他の要素に比べて新鮮味はあるし
ルックスが良いと言える男キャラが増えていて、対象人数が減ったぶんだけイベントがパワーアップしてる。
基本的に向かい合って話すだけのイベント内容のキャラも
ちゃんとイベントシーンならではのカメラアングル+音声付になっているため、淡白さを感じにくくなる作りになっていたり
いきなりトラウマを告白されたと思ったらそれでイベントが終了とかの唐突感は減少しています。
13だったら出会いイベントだけで終わっていそうなキャラにも、ちゃんと続きとなるイベントが用意されていますし。
中でも雨の中出会うある男キャラにはドキドキしてしまった。あの不意打ち+カメラアングルはヤバイ。
まさかパチパラのキスシーンに萌えるとは思いませんでしたよ。
女主人公時はキスモードなくして、自動的にキスしてくれたらいいのに
という気持ちがますます強くなりましたけどね。
ただこの男キャラ、デート可能になるまでのイベント条件がやたらと面倒くさくて
他のキャラもバトルロワイヤル(複数人で行うパチンコ勝負)勝者が条件のキャラが何人かいるのがおっくう。
そもそもデート可能になっても、デートでやれることは少ないから
デートや同棲目的に頑張ろうって気はそれほど起きない。
例えば肝試しデートで可能な行動は、驚かすだけ。驚いた振りをして抱きつくことは出来ず、
フリー移動時に挿入歌が聞ける高級レストランで食事しても、デート時に流れるBGMは通常時のものとか…
そういう部分ではまだ「分かってないな」と感じさせられる。
デートよりも、それまでのイベント目当てに攻略するつもりって感じですかね。
既にイベント終了させたキャラが良かった方で
まだ途中段階のキャラはイマイチだった、出会いイベントが最も良かった…ということにならなければいいのですが。2008年03月20日
同性キャラを含む攻略対象11人の同棲状態を確認しました。
当初は恋愛要素以外をやり込むつもりはなかったのですが
デートだけ何度も繰り返すことに飽きて気分転換にグルメ王を目指したら
今度は釣り…、パチプロ王者…と次々に別の要素をコンプしたくなり、総プレイ時間は前作を超えました。
改善点があまり見られなかったのは残念ではあったけど
面白いゲームの内容がそのままなら、やっぱり同じように面白いです。
大まかな感想は既に書いたので、今回は恋愛要素にだけ絞って語ります。
前回、デートに関して分かってないと感じさせられると書きましたが
豪華客船や銭湯で行える行動を見たら、全てのデート場所へ行く前にそう断定したのは早かったと思い直しました。
特に豪華客船のタイタニックごっこには、14で最も笑わせられました。
今作から追加されたパチンコデートも、ここでしか椅子に座った状態の横顔が見られないなど
他のデート先にはない魅力があって結構好きなデートスポットになりましたね。
相手が一番アップになる銀玉会館での愛のささやきは
特別なアングル+口パク効果が働くだけに、他の場所でするよりも楽しいですよ。お試しあれ。
各デートスポットでしか行えない行動に力が入っていた分、デートスポットに関しては今作の方が好きです。
前作では一部キャラのみだった、別れるときの主観視点への切り替えが今作では全キャラになってますし
(攻略対象の人数が減ったためか)どの攻略対象もキャラ立ちするようになって、一部以外は印象が薄い…なんてこともなくなり
アップに耐えられる容姿のキャラも増えているしで、恋愛面においては前回言った通り、今作で良くなったと改めて思いました。
この調子で15も更にパワーアップするといいなぁ…と期待しています。
特に他キャラの介入が皆無に近いためか、イベントの淡白さが否めないから
複数の攻略対象が同時に絡むようなイベントも増えていて欲しいです。
攻略対象の感想。同棲した順でネタバレに対する配慮は全くしていません。
■那須俊介
プール監視員のバイトをしている大学生。
溺れた少女への人工呼吸を躊躇った理由は、人の命を救うことに対して急に恐れを感じたとか
そういうストレートな理由を予想していただけに正直なんだかなぁ…と思いましたが
プール監視員というちゃんと設定を活かしつつも、3回という短いイベントの中で無理なくまとめていたこと、
ラスト回の主人公の体を張った演技から告白までの流れは、クライマックスに相応しい内容で良かったです。
那須の告白台詞とか、恋愛的にもきっちりツボは抑えていましたし。
キャラ的には恋愛経験がなしのウブな純情少年。
初恋相手の杏子が大好きで仕方なくて、杏子しか見えてない状態。
何を言っても肯定してくれるその姿は、恋愛感情を通り越してり崇拝の域に達してます。
銭湯デートで「しばらく離れ離れですね…」と呟くような彼ですから、杏子との交際=同棲は正に薔薇色の生活。
「この夢のような生活がいつまでも続くといいな…」と、幸せいっぱいです。
最初のうちは初めての恋に夢中になってる姿も可愛いなとも思えるんだけど
同棲生活も何日か続くと、次第にそれが欠点に変わってきます。俗に言うと重くなってくる。
同棲を始めると、「おはようのキスは?」「人工呼吸してみます?」とか余裕も出てくるのもなんかムカついてしまう。
出会いイベントや電話を取ったときの第一声のような、落ち着きが感じられるときは好みなんですけどね。
杏子からのデートの誘いを知った途端、平静な応答から、急に高テンションになる落差は普通萌えるところなんでしょうが
私の場合は、なぜ応答時の落ち着いた喋りで話してくれないんだ…と惜しく思ってしまいました。
ちなみに彼は全交際対象の中で唯一、出現場所が告白可能なデート先に含まれているキャラなので
プレイヤーの行動によっては、かなり可哀想な思いをさせられます。
具体的に言うと、交際中に他の男とデートしてるのを目撃するはめになったり、
振られた後、元カノが新しい彼氏とキスしたり愛をささやき合ってるのを見せ付けられたり…。
まあ、別に実行したところで何がどうなるわけでもないんですけどね。
別の男キャラとのプールデート中に那須に話しかけたときの反応は交際前も交際中も同じものだし。
修羅場が発生するのに打ってつけのシチュエーションなんだし、そういうイベントを用意して欲しかった。
■藤田明彦
質屋の娘の代わりとして出席したお見合いの相手。おっとりとした呉服屋の若旦那。
娘が見合いをすっぽかしたからといって、たまたま店に入ってきた娘と同世代の客に代役を頼むあたり、
このゲームのむちゃくちゃさを表してます。
そんな突拍子もない展開が珍しくないゲームだから、杏子が代役だという真相も明かされないままだと思いきや
その続きとなるイベントがあったのは予想外でした。
父親の言うがまま、反抗もせずに生きてきた息子が
好きな女性との交際を反対されたことで、初めて父親の意向に逆う
その内容自体は恋愛の比重も高くて悪いものじゃないです。
しかし、次のイベントが発生するまで藤田と二度と会うことが出来なさそうな状態になった日の夜
合コンで藤田とあっさり再会出来てしまったせいで、
ラストイベントで杏子と会うためにあちこち探し回ったという藤田の言葉の真実味が薄れてしまっている。
そもそもこの合コンのタイミングがあまりに良すぎたから
合コン自体が藤田イベント絡みで発生したものだと勘違いしてしまったんですよ。
合コンの後に藤田から声をかけられるとか、そういう何かが待っているんじゃないかと…。
だから単に作りこみが甘かっただけと分かったときは、余計に落胆しましたね。
性格はおっとりかつ世間知らずで天然気味。
ハンバーガー屋に行けば「パンに肉が挟んであるんですね これがうわさのサインドイッチですね…」
ディスコでは「うわー、すごいですね! みんな盆踊りしてますよ!」
こんな調子です。
また、那須ほどではありませんが、この人も杏子大好きキャラです。
「このまま死んでいくのだろうな…」の反応などから、杏子と添い遂げる気満々。
別れるを切り出したとき、何度も食い下がった末に大泣きしながら去ったのと
電気を消したときの、「何、何てことをするんですか…」と尋常ではない怯え方をしていたのが印象深いです。
一体どんなことをしたんだ、主人公…。
住んでいる場所によって台詞が変わる唯一のキャラだから
志都美丸住居時の台詞を聞き逃してしまったことが少し心残り。
■鷹山健
杏子に弟子入り志願してくる元鉄道員のパチプロ。
角度によってずいぶん顔の印象が変わり、かっこよく見えるときと不細工なときの差がものすごい激しいです。
音声付のイベントが1つのキャラばかりの中、唯一全イベントに音声がついています。
イベントが最も面白かったキャラなんですが、それには音声効果が働いてるところも強かったと思います。
イベント内容と声優の仰々しい演技がはまってました。
杏子とのパチンコ勝負に勝ち師弟関係を解消した後に、これからは弟子ではなくひとりの男として見て欲しい…
そう言われる終わり方はまずまずながらも
(最後の台詞以外は男主人公と共通内容な気がしたので、もう少し女主人公限定のやり取りを入れて欲しいとは思いましたが)
電話番号入手後、それまでの丁寧語から一変、タメ口になってしまったのは非常にガッカリ。
元々丁寧語なんかを使うようなキャラではないし、年だって杏子より上だろうから、タメ口で喋ること自体には構わないんです。
でも、ついさっきまで師匠師匠と敬っていたから急激な変化についてけなかった。
とはいえ、もし交際可能後も師匠にいつまでもついていきます!キャラを通していたら
主人公慕い系キャラが那須、藤田、鷹山と3人にもなり、バランスが悪くなっていただろうから
今ではこれで良かったと思っていますけどね。
ただ、タメ口が気にならなくなってくると、今度は意外と肩幅が狭くてなで方なこと、
風呂に入ってるときすら鉄道員の帽子を身に着けていることに目が行くようになる。
普段着がタンクトップだから一層それらが目立ってしまい、タメ口のように時間の問題で慣れてくるものでもない。
別れるときに「あなたの将来を考えると今のままじゃダメなのよ…」を選んだときの「心にもないこと言いやがって…」など
ぶっきらぼうで少しひねくれてる基本性格は好きなだけに、スタイルの悪さは残念でした。
あと、優しい女性に対する反応が「うわべだけの優しさにはうんざりだ」なのが妙に気になりました。
意味深な台詞を言われるだけというのも、すっきりしない…。
■荒木研吾
雨の日に謎の人物から逃げていた青年。不可解な死を遂げた兄の死の真相を知りたがっている。
ルックスも声も格好良くて驚きました。出会いイベントの内容といい、
ちゃんと女性ユーザーのことも意識してくれたんだなぁ…とその点がまず嬉しかった。
常にこっちからのキスシステムを逆手に取った「たまには俺から奪わせろ」発言にもニヤニヤしてしまいました。
普通だったら萎えでしかない電気を消したときの「うっ…」すら、声がいいのでむしろドキッとします。
水着のときの「いつも見てるじゃないか」も、意味深ながらもいやらしくないし、やっぱり顔と声がいいと得だね〜としみじみ思うキャラ。
とまあ、持ち上げまくってますが、イベントは前の3人に比べてイマイチです。
出会いイベントは本当に良かったけれど、ラストがあまりにも消化不良。
いくら女主人公用の攻略対象ではないからって、小林奈緒に関して説明不足すぎます。
ゲーム中でいくつか示された材料から推測することは出来ますが
詳しいことはプレイヤーに委ねる、想像の余地を残す…という類のものとは違う。
他にも話しかけたときのパターンは全キャラで最も少ない、
(完全に朝と夜は1つずつしかないようで、晴れの日ですら変わらない)
杏子のことを大好きなわけでも情熱的な性格でもないから、別れるときに盛り上がらないといった欠点もあります。
とは言え、13、14通して唯一萌えといったものを純粋に感じたキャラですし、やっぱり好きですけどね。
■富田武
主人公がお世話になる劇団あさがおの大道具。
電話番号入手後に会った際、アイテムを購入するか聞かれる→沖に船を出すか聞かれる→デートに誘うかどうか
と再三選択肢が出現するのに地味にイラつきました。
・アイテムを購入する
・沖に船を出してもらう
・デートに誘う
・なんでもない
どうして上記のような、一括表示にしなかったのが不思議です。
塚内町の寿司店といい、こういうプレイする側の配慮が感じられない点は残念です。
劇団あさがおのメンバーの中ではダントツに影が薄いキャラ。
最初から他のメンバーと同等に扱うつもりはなかったのかもしれないけど、それにしたって空気すぎる。
正直、存在をまともに認知してのはED後でした。
そんなわけでED前はとても存在感の薄い彼。ED後のイベントはどうかというと…
こちらも明らかに他キャラより手を抜いてます。
イベントの数は5回と最多ながら、その内容は最初から最後までアイテム渡し続けるだけ。ストーリー性ゼロ。
音声どころかイベントシーン専用のアングル切り替えも全くなし。
そのため、電話番号入手するまでの面白さは全くありませんが
ルックスからして他キャラとの差異が明確だから、デートを退屈に感じることはなかったように思います。
珍しくデート可能になってからの方が楽しいキャラかも。
(イベントが恐ろしくつまらないから、相対的に…という面も強いけど)
でも、自分はおじさんじゃないかと、年を気にする要素は中途半端だと思いました。
富田の見た目が年齢不詳であったり、23歳と35歳という年齢差といい、いまいち年の差効果が発揮出来てなかったから。
富田で忘れてはならないのが、パジャマ2の姿。
何が驚いたって、「家ではこの格好が一番だね」という富田の反応。
13でもステテコなんてのがあったから、イロモノパジャマの存在はあるだろうとは思ってはいても
この反応は予想しませんよ、普通。
この音声取った後に、急遽まわしに変更したってことも考えられますが
富田のキャラ的に、本気で言ってるのかどうか全く判断出来ません。
別れるときに食い下がらないのと、手切れ金を躊躇いなく受け取るのは意外でした。
その上、別れても君には感謝してると言いながら、それまで半額で売ってくれてた商品を通常価格に戻すし…
おっとりとした性格と外見からは想像出来ないけど、金にはシビアってことか…。
■鯖江貴史
劇団あさがおの主演俳優。夜はホストクラブで働いている。
序盤のつっけんどんな態度と交際後の甘い台詞を囁く様は、まるで別人かというぐらい違いますが
当初そっけない態度を取っていたのは、杏子の得体が知れなくて信用出来なかったからだろうし
強制イベントで杏子に手助けされてからは態度が軟化するため、ツンデレキャラという感じはあまりしません。
さすがにホストだけあって女の扱いに長けているから、
愛をささやく、外でキスをするの台詞は他キャラとは一線を画します。
交際開始時は、いくら甘いこと言おうが、こんなの仕事で散々言い慣れてるもんな〜…
としか思えませんでしたが、交際を続けていくと真面目で情熱的な性格だと分かってきます。
別れを切り出したときも必死で嫌がるし、杏子に対する気持ちは生半可なものではないんだろうなと見方が変わっていきました。
日中のマーメイドで話しかけたときのような台詞も好きです。
それでも、やっぱりホストというのは恋人としてはマイナス。
いくら仕事場に行ったときに謝ってくれたり、客は客。俺には君だけさ的なことは言っても、それであっさり納得しようもなく…。
せめて別れ時にホスト絡みを理由に選べればな…。
むしろなんで選べないかな。演劇に関することは2つもあるのに。
■三浦圭介
今作ヒロイン千夏の弟で、メインストーリーの狂言回し役。
攻略条件が「千夏を助けない」という、なんともやるせないものだったから、なかなか攻略する気が起きませんでしたが
プレイを続けていくうちに感傷的な気持ちよりも好奇心の方が勝り、結局加山より先に攻略してしまいました。
シビアな条件ですが、圭介との再会(電話番号入手)イベントを見ると、そこまで悪いEDでもないな…と思えるようになります。
だけど、どうして急に演劇に情熱を燃やす人間になったんでしょう。
キッカケこそ千夏の夢を受け継いで…だったにしても、あそこまで熱くなった理由や経緯が見えない。
空白の1年があるから、その間に…なんだろうけど、そのあたりの出来事も知りたかった。
私の職業はホステスなの
→おいおい、ホステスってタマかよ
金払ってまであんたと飲むやつがいるのか?
私の職業は会社のオーナーなの
→なんだそりゃ 運気アップの怪しい財布かなんかを売りつける仕事か?
私の好みのタイプは私を頼ってくれる人なの
→あんたのこと頼るやつなんて世の中にいるのかね
私の好みのタイプはいじめてくれる人なの
→ふーん、変態だな
私の将来はこのまま死んでいくのだろうなぁ…
→まあ、ろくな死に方はしねえだろうな
杏子のことを、どんな目で見てるんだ
と突っ込まずにはいられない素敵台詞の数々の持ち主です。
実際、そう言われても仕方ないようなプレイしてるから反論の余地がない…
実は杏子の本性を誰よりも分かってるとも言えます。
特に変態発言は誰も口には出さなかっただけで、内心では思ってることだだろうしね。
美人な姉とは打って変わって貧相な顔が悲しい。4分の1ぐらい美形成分を分けて欲しかった。
その一方で、キス成功時の反応やホームランを決めたときの動作は唯一、他キャラと被ってないんですよね。
圭介が贔屓されているのか、他キャラが手抜きなのか…。
■加山祐作
担当している入院患者のことで頭を悩ませている医者。クールを絵に描いたような性格。
同棲中に健康度が低くなったとき、プールで一緒に泳いでるときの台詞がいかにも医者らしい。
13プレイ時に医者が攻略対象だったらよかったのになぁ…と思っていたため、14プレイ前から大本命でした。
ところが病院に行けるようになり、攻略対象らしき医者(加山)を見つけ、ワクワクしながら話しかけても何も起こらない。
日を改めて話しかけても、「健康な人間に用はない」的なそっけない反応しか返ってこない。
その台詞から、フラグを立たせるためには健康度を下げる必要があるんだろうと薄々は分かってはいたんですが
健康度を下げるのが面倒くさいあまり、わざわざパチンコ勝負に負けて腹下し状態になってみたり
ナースや医者のコスチュームを着てみたりと、無駄な行動を繰り返してました。
で、結局知り合いになれたのは、ED後。
ED後の初日は健康度が著しく下がりやすくなるので、それを利用したってだけなんですが
それまで無益なことをし続けていただけに、初イベントが起きたときは妙な達成感がありました。
加山攻略で一番楽しかったのはこのときだった…。荒木と共に、女性受け狙って用意されたんだろうなと思わせられるキャラです。
ルックスにしろ性格にしろ、ネタ要素が見当たないから、普通の女向けゲームに混じっていても浮かなそう。
でも、私としてはそこが残念でした。
攻略上、担当患者と上手くいくよう、着ぐるみをプレゼントする必要があるんですけど
その着ぐるみを身に着けた状態の加山をプレイヤーは見ることが出来ません。
このゲームの性質上、そういう笑いどころはしっかり抑えてくれると思っただけに、がっかりを通り越して失望。
同棲時の着替え選択の中にそれが混じっているんじゃないか思い直して同棲に望みをかけるも
そこでも着てもらえなかったし…。
そして、冷静沈着キャラらしい、感情がこもってないドライな喋り。
親しくなってもそれは変わらないから、担当声優の演技力が低いわけでもなさそうなのに、棒読みにしか聞こえない。
起床時の「可愛い寝顔だったよ」なんて、あまりの感情のなさにホラーに感じましたよ…。
その2つのマイナス点の影響もあってか、クール、医者、メガネとか各ポイントは好みなキャラながら
なぜか萌えのツボは全く刺激されないキャラでした。
でも、別れることを考え直した後の台詞とか、愛を感じられる台詞はちゃんとありますから
ツボにはまった人にはたまらないキャラではないかと思います。
■小川桜子
13のヒロインであり、唯一、前作から引き続き攻略することが可能なキャラです。
最初のイベントが、前作のED後に発生する再会イベントの焼き直しにしか見えなかった。
学校付近の場所でデートしたときの台詞が、同じ高校に通っていた同級生ならではの内容だったところは○です。
乾の絡み方は笑えました。
彼は攻略対象よりも、こういう使われ方が適してるキャラだと思う。
■梶美里
劇団あさがおの主催者の妹。登場時期こそ遅いものの、メインストーリーの鍵を握っているキャラ。
この子の喋りを聞いていると、なぜか『ときめきメモリアル』を思い出します。
彼女の最大の特徴はやはり顔。
と言っても別にインパクトがある顔とかではありません。至って普通なのが逆に珍しい。
男は微妙な顔立ちのキャラがいるのに、女は美人or可愛いキャラばかり、とかよりも好感は持てますけど…
どうなんだろうなぁ…
沙弥香と美里の人気の違いは、やはりビジュアルの影響力だろうし
次回作で女キャラのルックスがどうなっているのか、そういう意味では気になります。
別れるときの理由のひとつに、「不幸なときのあなたが好きだった」みたいなものがあったのは、酷いなぁ…と苦笑しつつも
桜子と千夏のときにも選びたかったな…とも思いました。ちょっともったいない。
■三浦千夏
今作のメインヒロイン。演技に情熱を注ぐ劇団あさがおの若手女優。
冷静・鬼畜時に告白が失敗したことから、慈愛寄りの性格でなければいけないと思い、
神社で賽銭を何度も入れ続けて性格を鬼畜から慈愛に変更するも
その後、情熱・鬼畜でも告白が成功するのに気づきました。
今作って全員鬼畜で交際可能なんですね。徒労に終わって落胆した…。
メインストーリーでは長所よりも短所が目立っているため、強制イベントだけではいまいち魅力が伝わらないキャラです。
というのも、14では千夏と美里の他にもうひとり重要な役回りを果たす沙弥香という女キャラがいるのですが
14のストーリーというのが、メインヒロインである千夏よりも沙弥香に好感抱くような内容になっているんですよ。
沙弥香が途中退場すると今度は千夏に悪印象を持ってしまう可能性が高い展開になるし…。
ED後にデートをしてみると、はつらつとした可愛さが感じられたので、魅力がないというわけではないと思うんですが…。
故意に千夏よりも沙弥香に好印象を抱かせるような作りにしたのは分かりますけど
それならせめて、ED後に専用のイベントを用意するとか、何かしらのフォローを入れるべきだったのでは?
仮にもメインヒロインなんですし。
好きだとか嫌いというよりも、攻略作業が面倒くさかった(無駄な行為でしたが)印象と
メインヒロインなのにストーリーで損をさせられてるなと、不憫に思うキャラですね。2008年04月20日