野々村病院の人々(SS版) 感想

 

見たEDは1〜4、9。
最初に迎えたのはバッドED4でちょっと薄ら寒いものでしたが、そのときに見たヒントコーナーのアドバイスを参考にし
次のプレイで初回プレイと異なる選択肢を選んだら、ちゃんと事件が解決するED9を見られました。
(途中でわざと変な選択肢を選んで違うバッドEDを確認することもありました。それがED1〜3)

最初にバッドED迎えた私が言うのもなんですが、あまり難易度は高くないですね。
プレイヤーがすることは選択肢選びだけ。
ある場所に移動したら主人公が自動的に重要アイテムを見つけてくれるので、推理する要素はほとんどなし。

ゲーム期間は4、5日という短いもので、それほどボリュームはない。
パッケージ裏にはマルチストーリーシステムと書いてありますけど
選択肢によって多少イベント内容が変わることもあるぐらいで、基本的なシナリオは一本道だと思います。
(それほどやりこんでいるわけではないので、断言は出来ませんが)

シナリオの尺度は短く感覚的には2時間ドラマのよう。
攻略情報を持っていれば1日でフルコンプすることも可能だとは思いますが、推理モノとしてはまとまってますね。
短いだけに、中だるみというものもないし。

セーブポイントは決まっていますが、マメに行えて、数も8つと当時のゲームとしては多い。
メッセージスキップもあるから、やり直しや繰り返しプレイがそれほど苦ではないです。
けれど、バックログがない、セーブデータに対する情報がまったく分からない、
ソフトリセットを行うたびに音声ボリューム設定がデフォルトに戻される点は気になりました。

そして何よりもストレスが溜まったのは
主人公の台詞が全て表示済みなのに、メッセージ送りボタンを押してもすぐに次にいかないで、必ず待たされるところ。

でも、推理系ADVが好きだけど未プレイという人はチェックしていいと思いますよ。
ボリュームはないですが、今は文庫本1冊ぐらいの値段で買えますからね。

それにしても、主人公のキャラがかなり立ってるだけに、これ1作で終わっちゃったのは少し不思議かも。
あと、1、2作ぐらいは付き合ってみたかったな。

2007年02月02日


全部のEDを確認しました。

ジャンルがジャンルだから、グッドEDを見た後に、わざわざ後味悪いであろうバッドEDを見る必要あるのかな…
と思いながらプレイしていたんです。
でもED8を見たとき、やっぱり再プレイしてよかったと思い直しました。
いきなり殺されてしまうようなものより、生き残って後悔や空しさを覚える内容の方が印象に残りますね。

あとED5Bの終わり方にはゾクッとさせられました。
パッケージ裏で見たとき、どこで使われるんだろうと気になっていたけど、まさか
主人公の亡骸だったとは。


ゲームの場合、初回プレイが一番面白くて、プレイすればするほど欠点が気になってしまうものと
2周目以降の方が面白いと思うものに分けられますが、このゲームは後者ですね。

シナリオは一つしか用意されていないけど、移動場所の選択順番によって遭遇するキャラが変わるなどの分岐が思いの外あったり
どうすれば
盗聴器を見つけないようにするか少し悩まされるなど
グッドEDを迎えた後も楽しめたので、初回プレイのときよりも評価が上がりました。

ただ、院長室を覗いた際に美保を助けなくても美保が主人公に気のあるそぶり見せるといった
中盤以降の美保の反応が、彼女を助けた前提のものしか用意されていない詰めの甘さは残念でした。

2007年02月19日


攻略上の確認のために再プレイしたんですが、このゲーム、本当に細かく作っていて感心します。

特に病院に入院してからの最初の行動、ここの分岐が多彩です。
勉造と電話じゃなく直に話すことも出来るとか、ナースセンターで留守番とか
次から次へと今まで見たことなかったイベントが出てくるため
まだまだ見ていないものがあるんじゃないかと選択肢の組み合わせをいろいろ変えてみたり、何度も繰り返しプレイしてしまいました。

選択肢を選んでテキストを読み進めていく恋愛系ゲームは
(ちなみに私はテキストがウィンドウに表示されるものも、ノベルゲームと呼んでます)
ゲーム性がないと言われがちだけど、それは選択肢を選んでも直後の反応が変わるだけだったりするからであり
このゲームのように、細かく分岐が用意されているものに対してゲーム性がないとは言えないんじゃないでしょうか。

少なくとも野々村病院は、ノベルゲーム=ゲーム性なしと言い切れないことを、私に思い出させてくれました。
最近の恋愛系ゲームでは攻略対象ごとの個別ルートが当たり前になりつつあるけど
ルート数を多めにすればいいってものではないと思うんです。
1つ1つのルートでちゃんと分岐を用意してこそ、本当の「ゲーム」と言えるはず。


そんなわけで、ちょこっとあることを確認するはずが、ついつい何時間もプレイしてしまった野々村病院。
にも関わらず、いまだに説明書に掲載されている美保の着替えシーンを目にしていません。

前回までのプレイで埋められなかったのは5つのシーン。
今回新たに2シーンを確認出来たから、未確認のシーンは3つなのですが
そのうちの2つは、新しい事務所を背景に立っている私服美保と、元々の事務所を背景に立っている私服梨恵だと思うんです(予想ですが)

それが正しいとなると、残り1つのシーンは美保の着替え中の絵だけになるんですよ。
ところが、その美保の着替え絵は、序盤でいろんな選択肢を試しても見られなかったんです。
内容からして、打ち解けることが可能になる2日目以降のものとは思えないし…
一体どこで見られるんだろう。

野々村病院マスターの称号を得るまであと一歩というのはちょっと残念ですけど
これ以上プレイするのは辛いので、このあたりで野々村病院のプレイは終了です。

ここが○
・分岐が細かく、適当にやっていても全イベントを確認出来る底が浅い作りではない
・このジャンルにありがちな、あるイベントを見ていないのに主人公は見たかのような台詞を言う矛盾や破綻が見られない
 どんなプレイをしても納得がいくように作られている。
・BGMがゲームの雰囲気にマッチしており、流すタイミングもちゃんと合っている。
 亜希子のテーマ曲とタイトル画面で流れる曲のおどおどしさは特にいい
・どのバッドEDにもヒントコーナーが用意されており、適切なアドバイスをくれる
・主人公はとんでもない奴ながら渋さも持ち合わせているなど、独特の魅力がある

ここが×
・タイトル画面で雷の演出を飛ばせない。それが終わるまでゲームを開始することが出来ない
・主人公の台詞が全て表示されても少し待たされてテンポが悪い
・セーブポイントはわりとマメにあるが、そのときにロードとセーブ、どちらもしないのどれかしか出来ない
 セーブの後にもロードが出来るようにして欲しかった。
 また、セーブポイントが使用済みか、どの時点でのデータかなどの情報が表示されない
・おまけのギャラリーが、一枚一枚順送りに表示されるタイプで、好きなものだけ確認することは出来ない
 また、達成率を知るためには、最後までギャラリーを見続けなければならない
・難易度が易しめなので、グッドEDに辿り着いたときの達成感は薄い
・バッドEDの内容のほとんどは主人公が殺されるものばかり
 特にED7(以下ネタバレ)で

 桃子に話を聞いてない状態だったときは、梨恵たちが亜希子の計画通りに捕まってしまうなどして欲しかった。
 それなら、自分がちゃんと捜査していなかったせいで、こんな事態に…という悔しさが募ってよかったと思う。
 何かというと栄作に殺されて終わりじゃ面白みに欠ける。

2007年02月27日


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