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1年程前、ギムノ愛好会の掲示板で、仙太郎がお世話になった故山名利三郎さんの光琳玉が我が家に来て、こじれた状態の球のリハビリに入ったお話を書きましたが、やっと息を吹き返して来ましたので、途中経過を報告したいと思います。
当時、白く焼けてしまって、生きている葉緑素の部分が非常に少ない状況でしたので、とにかく弱い日差しの元で常に湿気を与えて養生してもらっていたのですが、やっと半年前くらいから成長点が動き始め、弱いながらも刺を出してくるようになりました。
強い日差しに当てれば直ぐにおだぶつの状況に変わりないので、まだしばらくは刺よりはとにかく球体を成長させて太らせることに注力する必要があります。
生きている球体が大きくなり、胴切発根か接ぎ木でも出来るようになれば強い日差しに当てて本来の強刺を出させることが出来ると言うことになります。
残った下半分から仔が取れれば、同好の士に分けて、危険分散のための保存も計れるようになるでしょう。
あと少しです。 |
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[269]Re:故山名さんの光琳玉 |
マーシ
2006/11/17
18:59 |
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仙太郎様
お久しぶりです。あの光琳玉は気になっていたのですが、無事どころか、半年でこんなに成長していてビックリです。仙太郎さんの手厚い管理下で養生させた賜物だと思います。光琳玉もいいですよね。好きなサボテンの一つです。
こちらは、寒さが厳しくなってきたので、少し前に、ビニールで2重の囲いにしました。去年は接台の竜神木が寒さでやられてしまったので、大事をとっています。他にも寒さにやられた後、一年間全く生育しなかったサボテンもあります。
水遣りもストップし、サボテン達も手がかからなくなりました。新しいサボテンでも物色したくなる時期です。 |
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(dhcp2199.cvk.ne.jp)
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[273]Re:光琳玉について教えて下さい |
ゲゲゲの仙太郎
2006/11/23
20:09 |
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まず、ホームセンターで購入した苗は、どんなに状態が良さそうに見えても必ず丁寧に抜き上げて、根を調べた方が良いと思います。
植え付けの際に根を切ってそのまま植え込んでいる苗が多いようで、そのような苗は十中八九、根腐れが入っています。
根の先が赤くなければよいですが、赤い場合は晴れた日にその部分を切って、昼間数日間は天日干しで根を乾かして植え込むようにして下さい。
光琳玉は原産地では高山の直射日光の下で生きていますし、北海道でも殆ど戸外に近い環境で栽培している人もいます。
でもそれらの光琳玉は生まれた時からそのような環境で鍛えられているから生きられます。
ホームセンターの光琳玉は1年中暖かい温室の中で水もたっぷり与えられて一気に大きく育てられた促成栽培苗ですから、そのような環境に晒したらひとたまりもありません。
今年の冬は暖かい窓際などで過ごさせ、まずは来年の春から秋まで外に置くようにして徐々に鍛えていくべきでしょうね。
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[274]Re:光琳玉について教えて下さい |
ACE8
2006/11/23
21:33 |
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仙太郎さん、いつもありがとうございます。根は抜いて調べてみます。ただ、今の季節抜いて根腐れした箇所を切っても大丈夫でしょうか?(紫色の肌をしているのでもしかしたら具合が悪いのかも・・・)
真冬と夏は休ませて、春と秋の適温の時期だけ成長させた方が良いでしょうか?急いで作らずに枯れないで少しずつ成長してくれればと思っています。 |
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(t542101.ipgw.phs.yoyogi.mopera.ne.jp)
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[275]Re:光琳玉について教えて下さい |
ゲゲゲの仙太郎
2006/11/23
21:48 |
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晴れた日の午前中に切り、日中は天日干しにして、夜間は家に取り込むようにすれば問題ない筈です。
肌が紫色なのは、そのような系統だからで、異常ではありません。
ギムノカリキウム分類集01の光琳玉のカラー写真を見て下さい。
肌色が紫色系なのが解ると思います。
冬は用土がほんの少し湿っている程度に保ってやれば休眠しますから、春は5月中旬辺りから外に出してやると、秋までずっと成長すると思います。
夏の暑さは苦手で、温室などに入れ放しにしておくと、暑さで休眠してしまったり、成長点が煮えて黒くつぶれてしまったりすることさえあります。
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[279]Re:抜いてみました。 |
ゲゲゲの仙太郎
2006/11/26
00:35 |
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見たところ、なかなか良い状態ですね。
そのままそっと植え込んで大丈夫そうです。
植え込んで、3日位してから水を湿り過ぎない程度にあげるようにして下さい。
あとは来年の春まで、窓際の暖かい場所にでも置いておく感じですかね。 |
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[281]Re:ところが・・・! |
ゲゲゲの仙太郎
2006/11/27
23:05 |
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量産業者は大きな温室内の畑に地植えしていて、光琳玉のような刺サボテンはお互いの刺を隣のサボに突き刺しているなんて事がよくあります。
これも多分、隣に植わっていた光琳玉の刺が当たっていた痕じゃないかと思いますね。
だから特に問題なしでは。
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[282]何度もありがとうございます。 |
ACE8
2006/11/30
23:11 |
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こんばんは。良く根をしらべてみたところ、やはり根腐れしていました。赤茶色の点のようなものが無くなるまで切り詰めたら根がなくなってしまいました・・・。もう乾かしておくしかありませんね・・・。春になって発根したら元のような太い根に育ってくれるといいのですが・・・(T_T) |
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(t547044.ipgw.phs.yoyogi.mopera.ne.jp)
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[283]来春までがんばれれば |
ゲゲゲの仙太郎
2006/12/01
16:27 |
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そうでしたか。
根の外見は良かったのに残念ですね。
畑から抜き上げてそのまま植え込んでしまっているんでしょうね。
抜き上げてすぐに植え込む場合は、よほど注意深くそっと抜き上げて植え込まないと根を痛めるので根腐れが入ってしまいます。
アルバイトのようなサボテンの扱いに慣れていない人が植え付けるのでしょうから、どだい丁寧な扱いなんて無理ですよね。
でも、根を切って乾かす時期としては今は悪くない時期です。
寒いので空中雑菌が少なく、乾燥中に新たに腐れが入って進むトラブルが少ないからです。
外気温が5℃を下回る場合は夜間は家の中に取り入れますが、赤くないところまで切って晴天換算で5日から1週間ほど切り口を外でよく乾かして、あとは窓際あたりでカラカラに乾燥させない程度にほんの少し湿り気を与えた土の上に載せて、上にティッシュ1枚をかぶせて時々そのティッシュを濡らすようにして来春まで置いてみて下さい。
干からび過ぎて枯れてしまわない限り、来年の5月頃から根を出して生き返ってくるだろうと思います。
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[284]来春まで頑張ります! |
ACE8
2006/12/01
23:07 |
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何度も丁寧なアドバイスありがとうございました。不幸中の幸いと言うか、乾かすには悪くないと言うのは助かります。光琳玉のような本格的なサボテンでもそんな扱いというのは非常に残念です。確かに鉢の中は根が張った感じはなかったかもしれません。5月まで根の無い状態で生きるなんて、デリケートだと思っていた光琳玉も意外と生命力が強いのですね。
店頭にそのまま並べられていたら、枯れていたかもしれないので、こうなったのも何かの縁だと思って来春まで気長に待ちたいと思います。
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(t001236.ipgw.phs.yoyogi.mopera.ne.jp)
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[286]追伸 |
ACE8
2006/12/05
22:04 |
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しつこくすみません。上記の光琳玉、オレンジ色に腐ってきては切りを繰り返していたらとうとう半分くらいの大きさになってしまい、更にまた腐ってきてしまいました。もうだめっぽいです。折角アドバイスして頂きながら情けないですが、また何かあった時はご教授お願いします。 |
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(t516236.ipgw.phs.yoyogi.mopera.ne.jp)
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[287]Re:追伸 |
ゲゲゲの仙太郎
2006/12/06
20:19 |
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残念でしたね。
ホームセンターのサボテンは促成栽培で水ぶくれの傾向があるだけに、どうしても腐敗が進みやすい傾向があるみたいです。
今度は出来れば趣味の会や専門業者などで、しっかり堅作りしている苗を選んで下さい。
関東地方ならば、この12月の第3日曜日に羽生で初心者向けのサボテンの競り会があるんですが、そう言うところで求めれば、丈夫な苗が驚く程安く手に入ります。
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[288]ありがとうございます! |
ACE8
2006/12/07
23:34 |
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競り会ですか!興味はあるのですが、羽生はちょっと遠いですね・・・。でも促成栽培ではない、いい苗はいつか手に入れようと思います。しょうもない質問に何度も丁寧にお答え頂きましてありがとうございました。 |
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(t570017.ipgw.phs.yoyogi.mopera.ne.jp)
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