2003年11月のギムノ愛好会関東例会参加記
11月22日に都内の駒込区民集会室で、今年の春の大阪の咲くやこの花館での復活第1回に引き続き、第2回目のギムノ愛好会の例会が開催されました。
開催されましたと言うよりは、今のところこの会の副会長を務めている仙太郎は主催者として会場準備からその他色々なことをこなさなければならない立場での参加となりました。
この日は遠く関西からも5名のギムノ狂仲間が駆けつけ、関東支部員の他にも、数十年ぶりにお顔を拝見する懐かしいオールドギムノファンや偵察がてらにちょいと顔を見せてみたという方まで合わせて25名という、単独品種の例会としては思いの他大勢の人数が集まりました。
この日の目玉はなんと言っても村主康瑞会長による、原産地のギムノ報告と原産地のスライド上映会で、原産地でのギムノの分布状況が手に取るように理解出来たと共に、たくさんの質問も飛び出して実に盛り上がった講義となりました。
午後からは楽しい競り会が行われ、埼玉サボテンクラブの名あんこで知られる西明さんの発句で始まった競り会は、これも大いに盛り上がって大盛況でした。
幹事をやっていた仙太郎は写真を撮っている暇があまりなく、午前中の村主会長の講義の様子は一枚も撮影してないのが今となっては心残りです。
ここでは最後に撮った集合写真と、競りの会計の合間に席から撮ったいくつかの写真などを掲載しますので、当日の雰囲気の片鱗ではありますがご覧になって下さい。
写真1.
最初に載せましたが、実は例会が終わった後で撮影した記念の集合写真です。
鶴仙園の息子さんが撮影して下さいましたから、ここには参加者25名全員が写っています。
ギムノ愛好会の会員以外にも、かつての憂型ギムノを守る会や前期ギムノ愛好会時代のオールドファンも駆けつけて来て下さいました。
若いギムノファンも何人か居られて、ギムノの行く先もさほど憂うような状態ではないようです。
写真2.
午前中の村主会長による、原産地報告の写真がありませんので、ここからはいきなり午後から行われた競り会の様子です。
写真は村主会長が持ち込んで来られた憂型の天平丸の苗を競りにかけている様子のようです。
写真中央に写っているあんこさんは関東のサボテン好きならば見たことがある人が多いと思いますが、実に盛り上げて下さる名あんこでした。ギムノ愛好会でのあんこも快く引き受けて下さって非常に感謝しています。
おかげさまで苗の値段も遊びの域を通り越して気合いの入った値段になってしまうものが多数ありましたね。
落札するにはしんどい状況になる苗もありましたが、おかげさまでギムノ愛好会への歩金も思いの外集まってくれました。
写真3.
こちらは競りのギャラリーの面々。
昭和43年の憂型ギムノを守る会の例会写真に写っていた若者が、今また35年の時を経て再びギムノの競りに参加している姿が見られたりしました。
やはりおたく同士の競り会というのは実に盛り上がって楽しいものになります。お互いちゃらを入れたり牽制したりと、苗の価値が分かっている同士なので、その駆け引きも見ているだけで楽しくなります。
写真4.
競りのために集まって来た苗たち。
駐車場がほとんどないのでどれだけ集まるか心配でしたが、関西からの会員がワゴン車にいっぱい乗せて持って来て下さいまいしたし、九州のギムノ名人としてギムノファンなら知らない人はない、今は関東住まいのTさんが手提げで名品をいっぱい持ち込んで下さったりで、思いの外多数の苗が集まってくれました。
仙太郎もおかげさまで京大古曽部園芸場の元気な五大州の成長したカキ仔をここで再び手にすることが出来たりしました。
写真5.
集まった苗の箱のひとつ
ギムノ以外もオーケーとのお達しを出していましたが、やはり集まって来たのは圧倒的にギムノが多かったです。
目の肥えているギムノファン相手とあってか、ギムノの中でも特にタイプの良い苗がいっぱい集まって来ました。
写真6.
集まった苗の箱のひとつ
こちらもギムノばかり。
会計に追いかけられて競りの状況を見てなかったことが多いもんですから、今見てみると、落とそうと思っていた苗をいっぱい逃していることを思い知らされました。
光琳玉の綴化なんて珍しいものも入ってますね。
写真7.
集まった苗の箱のひとつ
こちらもギムノが多いです。
緋牡丹錦や右端にある短刺天平丸なんて絶対落とそうと思っていたのに、いったいいつの間に終了したんでしょう。
やはり慣れない幹事は専門家に任せておいて、競りにはギャラリーで参加する方がよろしいようでv(^_*)\ぺち
次回は来年、今度はまた関西に場所を移して開催する予定です。
関西のギムノファンの皆さん、お楽しみにね。
写真8.
村主さんの原産地のお話の図
午前中の村主さんのお話のスナップがないことを書いたら、この度ギムノ愛好会にご入会下さったcyousanさんが送って下さいました。
これはスライド上映に先立って、南米大陸のギムノの種類毎に生えている地域とその標高、気候などの説明を行っておられる場面です。
お話を聞いていると、光琳玉が天平丸の地域的な隔離種であることや、天平丸と新天地類などが混生していることなどがよく分かりました。
cyousanさん、写真提供、ありがとうございます。
写真9.
村主さんの原産地のお話の図−2
このあと2枚は同じく参加会員のふるんさんの提供によるものです。
写真8の別スナップの場面です。
ふるんさん、写真提供、ありがとうございます。
写真10.
会員各人が自己紹介をしている場面です。
これは色々な方のギムノ遍歴を聞くことが出来て大変面白かったですね。
あとは原産地のスライド上映中の場面があるといいなあf(^-^;)
(これこれ、あまり頭に乗るんじゃないv(^_*)\ぺち )