橋本殖産株式会社
昭和45年、大阪万国博の開催真っ盛りの夏に神戸カクタスクラブの面々を誘って、免許取りたての仙太郎の危なっかしい運転のブルーバード510で愛知県一宮市の橋本殖産へでかけました。
ここはカタログを発行していませんし、当時の広告には「卸」と書いてありましたから、趣味家が訪問するのはちょっと気が引けるんですが、実はさにあらず、趣味家が行っても歓迎して下さる大変気さくな園主さんが居られたのです。
当時としても大規模な専門業者で、特に大苗が多いので大変買い物の楽しいサボテン園でした。
神戸に引っ越してからも、3〜4回は行ったと思います。
写真 1
入り口から眺めた温室風景の一つです。
今では年月を経て、このくらい大きな金鯱を並べている業者も増えましたが、
当時のサボテンブームのさなかでもこれだけ大きなものを揃えているところは
そうはありませんでした。
規模の大きい業者はそれこそ実生苗ばかり、なんて言うのが普通だったのです。
とにかく標本球クラスの大苗の栽培量の多さは並外れていました。
写真2
業者の温室と言うよりは、趣味家の温室みたいな風景です。
こんな景色があちこちに展開していました。
写真3
テロカクタスの大統領の原産地球のコーナーです。
白黒写真では分かりませんが、大統領の原産地球は刺が赤くて大変美しいものでした。
当時はこんなのが8百円くらいから買えたんです。
写真4
温室を一回りして、くつろいでいる一幕です。
一番右でタバコを吸っておられるのが園主さんです。
その他は皆さん、当時の神戸カクタスクラブの方達。
撮影班だった仙太郎は写っていませんが、皆さんまだご健在なのだろうか。