庵田知宏さん


当時、「優系ギムノを守る会」会長だった庵田さんの温室です。
このころ、丁度フレーム栽培から温室栽培に切り替えられたばかりだったようです。
とにかくギムノの標本球の揃っていることに関してはぴかいちで、この日は仙太郎も喜んで写真を20枚近以上も撮影しています。(ピンぼけが実に多いf(^-^;)


写真 1
奥に天平丸の大球がありますが、これが天平丸マジョールと言われる株の輸入球です。
その通り、天平丸としてはかなり大きく、最大のものは20センチを越えます。
当時はこのタイプが大量に入ったんですが、なかなか気むずかしいサボテンでした。
ギムノには珍しく、2000メートル以上の高地に自生している高山性のサボテンという所に何だかその理由がありそうな気がします。
輸入されたうちの2割以上がかさぶた状の皮膚病を持っていて、どうもこの品種のかさぶた病は持病のような気がしました。


写真2
怪竜丸系、蛇竜丸などの大球が置いてあります。
今では殆ど顧みられなくなった種類ですが、当時は愛倍している人が多い種類で、仙太郎も沢山持っていました。茶色系から紫系の肌色はなかなか味わいがあるんです。
弱い光線でも良く育ちますから、都会向きのサボテンなんですがね。


写真3
海王丸、稚竜玉、活火山、多花玉、紅蛇丸、牡丹玉、鳳頭・・・・。
とにかく色々ありました。