太陽光線の強さ別に、品種をまとめたものです。
A群からJ群までに区分けされており、下がるにつれて弱光線を必要とする種類になります。
栽培の参考にすると良いと思います。(仙太郎;註)
A群:
ギムノの中で最も日光を必要とする種類で、強刺類と同居させても殆ど日焼けを起こさないもの。
新天地、天賜玉、九紋竜、光琳玉、天平丸など。
B群:
A群と殆ど変わらないが、幾分光線に弱い種類。
多花玉、碧厳玉、五大州など。
C群:
B群と殆ど変わらないものであるが、幾分光線を和らげることによって肌が美しくなるもの。勿論、あまり弱くすると刺が弱化する。
紅蛇丸、黒豹玉、活火山、純緋玉、燻装玉、黒菱丸、魔天竜、闘鷲玉、華武者など
D群:
B群及びC群と同じ条件で作ることも出来るが、強光線の条件の中でもあまり刺が発達しないため、むしろ球体そのものを美しく育てたいもの。
桃冠玉、王冠玉、征冠玉、月冠玉など。
E群:
このグループに対してはかなり広い条件が考えられる。しかも、条件の異なりによってはかなり表情の異なる種類であって、どの条件が適切であるか、なかなか断定出来ないものである。
羅星丸、白蜘蛛、万朶玉など。
F群:
このグループからH群に至るまでは、俗に言われる、弱光線蒸し作りがよい。
緋花玉、黄蛇丸、麗富玉、光竜丸、稚竜玉、夕燻丸、唐子丸、火星丸、竜頭、快竜丸、守殿玉など。
G群:
F群と変わらないが、幼苗のうちはより弱光線にすることが好ましい。F群に含まれるべき筈の鳳頭及び瑞昌玉をこのグループに含めたのも、そうした意味からである。
蛇竜丸、海王丸、天王丸、モンビー玉、宝卵玉、鳳頭、瑞昌玉など。
H群:
このグループもF群とあまり変わらないが、やや光線に対して弱いきらいがある。
また、F群からH群までのうち、一番根が弱い。
波光竜、綾鼓、雅子丸、真知子丸など。
I群:
I群は次のJ群と共に、ギムノの中で一番弱光線を好むものである。
翆晃冠、蛇紋玉など。
J群:
弱光線の代表種で、ハウオルシア属などの多肉植物の陰になっていても充分に育つものである。
又、成球になるにしたがい、根が少なくなり、過湿に弱いのが特徴である。
牡丹玉、明宝玉、瑞雲丸など。
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