瑞雲丸
内地実生球。
山名利三郎氏栽培。 径7cm


瑞雲丸 Gymnocalycium mihanovichii Br.& R.

優型ギムノを守る会々報品種解説No,18参照
多くの解説書に紹介されているので、今さら改めて品種解説する程のこともないが、簡単に説明しておこう。
球体はやや偏平であるが、老球になると次第に円筒状となる。直径は5〜6cm位。紫褐色を帯びた緑色の肌に横縞が入る。稜は高いが稜線は丸味を帯びていて、変種の牡丹玉や祥雲丸の様に鋭くない。アレオレは小さく、約1cm位はなれている。刺は3〜5本で褐色。花はどちらかと言えば小さい方で径約3cm、花首もやや短い。花色は緑がかった黄色で花弁の外側は萼の色が中筋の様にうつっている。
産地はパラグアイ、Bahia Negraの近くである。
非常に神経質なギムノで、強光線に弱く、水を好むわりに過湿には弱い。

参考 Backeberg;Die Cactaceae,V,1746(1959)
Br. & R. :The Cactaceae,V,153 (1922)
J.Valnicek:Kakteen und Andere Sukkulenten 13, 177 (1962)