20 純緋玉
Gymnocalycium oenanthenum Backbg.
写真の球の栽培者 神奈川県 平尾 博 氏 径約8cm


明るい青緑色乃至帯暗緑色1)で、普通単幹、偏円状、径12cm位になる。稜は11〜14 1)、アゴ状のコブがアレオレ上に突出し、その下に鋭い横みぞがある。2),3)棘は5本、新棘は栗色で後には赤味を帯びた灰褐色となる。針状で長さ1.5cm位、少しカーブして肌に添って出る。中棘はない。アレオレの綿毛は最初黄色く、後灰色となる。2)
花は光る様なブドウ酒赤色、径4〜5cm、花筒は明るい緑でいくらか霜をふき、鱗片は桃色にふちどられている。2)
花の色が開花期間中に鮭肉色に変わることがある。
産地はアルゼンチン、メンドーザ州(コルドバ州?)2)

参考文献
1)伊藤芳夫;サボテン図説,p202,(1957)
2)Backeberg;Die Cactaceae,V,1752,(1959)
3)J.Borg;Cacti,p304,(1951)