トリプギオナカンタ(コリファンタ属)
Colyphantha tripugionacantha

比較的最近発見されたコリファンタで、5〜7本の少し湾曲した白い側刺の上に先が黒い3本の虎爪状に曲がった刺がT字型に出るなかなかの優品。
花色が黄色ですから、鳳華丸や獅子奮迅、玉獅子系の植物だろうと思います。

これに似たクラシキーというサボテンも最近発見されて普及が進み始め、仙太郎も栽培を始めていますが、先の黒い曲がった刺がT字型に3本出るのはトリプギオナカンタとほぼ同じで、ただ、主刺がより湾曲が強い個体が多いらしいのと、少し長円形に育ち、側刺が細い直白刺10〜13本なので区別出来ます。

両方とも購入時に根腐れがあって養生したので分かったのですが、トリプギオナカンタは象牙丸に似て比較的固くて丈夫な体と根を持ちますが、クラシキーの方は球体も根も柔らかく、大祥冠などに似た少し過湿に弱い神経質な性質がありそうです。

 


<ひとくち栽培メモ>

栽培は象牙丸に似て比較的容易と思われます。
よく似た品種のクラシキーはおそらく過湿には弱い。