羅星丸(ギムノカリキウム属)

2センチ程度のうちから群生する小型のギムノで、以前はいくらでもあった品種なんですが、最近はあまり見ません。
それでも、仙太郎がサボテン趣味を再開した当時は全くと言って良い程見あたらなかったのが、ギムノ愛好会などを通じてギムノ好きが集まるようになると、あちこちからぽつりぽつりと現れるようになったのは嬉しい限りです。
それでもまだ、以前には良くあった濃い赤刺種の個体とか、色の混ざらない白刺種、あるいは中刺が密生した白蜘蛛のような品種にはまだ再会していませんので、引き続き探しています。
寂しいことですが、品評会全盛の時代にあって、決して入賞するようなことのないこのような地味な品種はだれも栽培したがらないのでしょうか。
小型で場所を取らないので、フレーム栽培には非常に有り難い品種なんですけどね。

 


<ひとくち栽培メモ>

小型で刺も細いので、弱光線を好むかと言えばそうでもなく、結構強い日差しでも平然としています。
根は丈夫ですから、培養土や水やりに特に気をつけることはありませんが、皮膚が少し弱いらしく、赤ダニが直ぐにたかってきますので、その点だけは注意が必要です。