島村天王丸(ギムノカリキウム属)


最近殆ど見なくなったギムノのひとつに天王丸があります。
テンノウマルではなくて、テンオウマルと読むのだそうです。
姿形は海王丸によく似ていますが、稜により丸みが多く、白点が大きく、刺が小さく、海王丸との何よりの違いは大きくなっても6稜以上には増稜しません。(海王丸は最大13稜くらいまでは増量します)
肌の色は海王丸と基本的には同じだったのですが、海王丸が園芸交配が進んで原種とはかなり違って来てしまった結果、今では海王丸とは違う肌色になってしまいました。
肌が深い色合いのピカピカのギムノで、モンビー玉に似た肌と言えます。

<ひとくち栽培メモ>
基本的には栽培は海王丸と同じで構わないのですが、水気の多いのを好み、強光線は海王丸以上に嫌います。
多湿に育てないと肌の美しさが保てなくなり、鑑賞価値も半減してしまいます。