2009年4月5日撮影
2017年4月10日
はじめに
かねて研究中の東ア ジアの政治 経済の状況分析や個人的なコメントを皆様のご参考に供し、いささかでもお役にたてればという思いでささやかな知的「冒険」に乗り出しました。多少の間違いは御寛恕ください。現在は フリーのエコノミストですがもともとはサラリーマン で最近10年ほどは大学で教師などをやっていました。大学時代は大河内一男先生(故人)のゼミで歴史学派的方法論に基づく経済学を勉強してきました。
日本はアジアの一員ですが、学者や研究所の論文やニュース報道において「いかがなものか」と思われるものが過去も現在も少なからず存在した(する)ように思います。私はそれらの間違いを正すというような実力はありませんが、
私なりの発言をきちんとしなければいけないと最近痛感しております。なるべく正しい情報を集め、及ばずながらアジアについて少しでも真実に近い姿を客観的なデータに基づき皆様に提供していきたいと考えております。
(2004年4月1日改)
東洋大学を2014年に定年で解雇された後は、一切の教職に就かず(年金生活)、かねて念願の「シュリヴィジャヤ」研究に没頭しました。65歳の時でした。東京大学の図書館に通い、東西古今の文献を通読し、漢籍については精読し、朝貢史の年表作成等に没頭しました。その中で通説とされ世界に流布していたセデスのの理論が大きな点で間違ていることを発見し、『シュリヴィジャヤの謎』(自費出版)、『シュリヴィジャヤの歴史』和文・英文を「めこん社」から出版しました。和文の方は日本の歴史学者・研究者がほとんど無視・敬遠しているのに反し、英文は東南アジアの研究者から大きな反響と支持を得てようやく世界に知られるようになりました。
引き続き『扶南・真臘・林邑3国史」を2016年12月に出版いたしました。この英語版は目下執筆中です。原型は2017年4月末に完成し、ホーム・ページにアップロードしました。出版のあては目下のところありません。ともかく英語の本は売れないのです。
その後はタイの仏足石(跡)の研究に一応の区切りをつけたいと考えております。
(著書)
@『東南アジアの経済』(御茶の水書房、1996年初版 、99年第3版2刷)、単著
A『東南アジアの経済と歴史』(日本経済評論社2002年)、単著
B『日本産業再構築の戦略ー市場原理主義批判』現代経済研究会編、代表,高梨昌、エイデル研究所刊、2003年10月発行、共著
第1部、第1章「21世紀へ向けての日本鉄鋼業」
第3部、第12章「通貨・経済危機とその後の東南アジア経済」
C『シュリヴィジャヤの謎』自費出版、2008年1月
D『シュリヴィジャヤの歴史』(めこん社、2010年5月)単著
EThe History of Srivijaya-under the tributary trade system of China (めこん社)2012年6月
F 『扶南・真臘・チャンパの歴史』(めこん社,2016年12月、
8
(論文)
名称 |
発行年月日 |
発行所 |
発表雑誌等の名称 |
|
1.アジア経済の最近の動向 |
95年10月31日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
95年秋号 |
2.ミヤンマーの経済と投資環境 |
95年10月31日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
95年秋号 |
3.フィリピンの米騒動とその背景 |
95年10月31日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
95年秋号 |
4.1996年アジア経済の潮流 |
96年1月4日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
96年冬号 |
5.フィリピンの経済と投資環境 |
96年1月4日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
96年冬号 |
6.最近のアジアの経済動向 |
96年4月1日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
96年春号 |
7.タイの歴史と経済と投資環境 |
96年4月1日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
96年春号 |
8.ASEAN4カ国における1995年の自動車販売と最近の動向 |
96年4月1日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
96年春号 |
9.マレーシアの経済と投資環境 |
96年7月1日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
96年夏号 |
10.投資環境の評価について |
96年7月1日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
96年夏号 |
11.インドネシアの経済と投資環境 |
96年10月1日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
96年秋号 |
12.台湾経済の展望と課題 |
97年1月7日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
97年新年号 |
13.最近のアジアの経済動向 |
97年3月31日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
97年春号 |
14.東南アジア鉄鋼業の将来と日本鉄鋼業の役割 |
97年7月1日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
97年夏号 |
15.タイの鉄鋼業 |
97年10月1日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
97年秋号 |
16.マレーシアの鉄鋼業 |
98年1月14日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
98年新年号 |
17.インドネシアの鉄鋼業 |
98年4月27日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
98年春号 |
18.フィリピンの鉄鋼業 |
98年7月1日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
98年夏号 |
19.経済危機下における東南ア ジアの農村の役割 |
98年7月1日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
98年夏号 |
20.韓国の鉄鋼業 |
98年 10月1日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
98年秋号 |
21.台湾の鉄鋼業 |
99年1月21日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
99年新年号 |
22.東南アジアの通貨・経済危機 の本質について |
99年4月30日 |
(株)日本総研 |
アジア・エコノミック・レビュー |
99年春号 |
23.97年のアジア経済の見通し |
96年12月20日 |
(財)国民経済 |
景気観測 |
842号 |
24.97年アジア経済の課題 |
97年1月20日 |
(財)国民経済 |
景気観測 |
843号 |
25.タイと韓国の経済不振と輸出産業 |
97年2月20日 |
(財)国民経済 |
景気観測 |
844号 |
26.高度成長のヒズミが表面化 しつつあるアジア経済 |
97年3月20日 |
(財)国民経済 |
景気観測 |
845号 |
27.ビルマ経済の現状と課題 |
97年4月20日 |
(財)国民経済 |
景気観測 |
846号 |
28.最近のアジア経済の動向 |
97年5月20日 |
(財)国民経済 |
景気観測 |
847号 |
29.インドネシアの政治と経済 |
97年6月20日 |
(財)国民経済 |
景気観測 |
848号 |
30.タイの不況と通貨危機 |
97年7月20日 |
(財)国民経済 |
景気観測 |
849号 |
31.アジアの通貨危機と経済動向(1)タイとマレーシア |
97年9月20日 |
(財)国民経済 |
景気観測 |
850号 |
32.アジアの通貨危機と経済動向(2)インドネシアとフィリピン |
97年10月20日 |
(財)国民経済 |
景気観測 |
851号 |
33.アジアの経済動向 |
97年12月20日 |
(財)国民経済 |
景気観測 |
853号 |
34.98年アジア経済の課題 |
98年1月20日 |
(財)国民経済 |
景気観測 |
854号 |
35.最近のアジア経済の動向 |
98年2月20日 |
(財)国民経済 |
景気観測 |
855号 |
36.東アジアの経済危機の展望 |
98年5月1日 |
(財)国民経済 |
産業動向 |
584号 |
37..ポスト・スハルトのインドネシア |
98年7月1日 |
(財)国民経済 |
産業動向 |
586号 |
38.マレーシアの経済危機とマハティールの強行策 |
98年11月1日 |
(財)国民経済 |
産業動向 |
590号 |
39.99年のアジア経済の展望と課題 |
99年2月1日 |
(財)国民経済 |
産業動向 |
592号 |
40.東南アジアの通貨危機と経済危機について |
2000年3月 |
神戸大学経済経営学会 |
国民経済雑誌 |
第181巻第3号 |
(注)(株)日本総研=株式会社日本総合研究所、(財)国民経済=財団法人国民経済研究協会 |
[略歴]
生年月日 1938年8月5日生まれ、 満州国・牡丹江市
学歴 1957年3月 栃木県立足利高校卒業
1962年3月 東京大学経済学部経済学科卒業
職歴 1962年4月 住友金属工業株式会社入社
1963年1月 調査部配属
1968年10月 管理部企業課
1972年4月 条鋼部大阪条鋼線材課副長
1976年4月 シンガポール事務所次長
1979年10月 調査部主任部員、調査課長、調査部次長
1985年4月 住金鋼材工業(株)出向、営業企画部長
1987年7月 住友金属工業、海外事業部長
1989年8月 タイ・スチールパイプ株式会社出向、取締役社長
1991年7月 住友金属工業、鹿島製鉄所副所長
1993年1月 日本コール・オイル(株)出向、取締役企画総務部長
1994年7月(株)日本総合研究所出向、理事・アジア研究センター所長
1997年4月 神戸大学大学院・経済学研究科、経済学部、兼国際協力研究科教授
2001年4月 東洋大学経済学部教授
2004年3月 東洋大学経済学部定年退職
その他の職歴
1)1991年7月〜1993年1月 茨城県労働委員会委員
2)1992〜3年度 茨城大学人文学部非常勤講師
3)1996〜1998年度 立命館大学客員教授
4)1995〜1998年度 東京大学農学部非常勤講師
学位
2003年5月、経済学博士(神戸大学、論文)
(Personal History)
5 Aug. 1938 Born in Manchuria, Nationality Japanese
1962, BS Economics, University of Tokyo
1962, Sumitomo Metal industries, Economic Research Dept, Planning Dept
1975, Singapore Office, Representative Manager
1979, Manager, Business Research Section
1987, General Manger, Overseas Investment Dept
1989, President, Thai Steel Pipe Industries
1991, Deputy Director, Kashima Steel Works, Sumitomo Metals
1994, Director, Japan Research Institute, Head of Asian Research Group
1997, Professor, Kobe University, Faculty of Economics and Iternational
Cooperation Study.
2001, Professor, Toyo University, Faculty of Economics
2004, Retired Toyo university
2003, Doctorate of Economics, Kobe University
(Others)
1995〜8, Lecturer, Faculty of Agriculture, University of Tokyo
1996〜8, Guest Professor, Ritsumeikan University, Faculty of Economics
(Japanese Books)
“The Economy of Southeast Asia”, Ochanomizu Press Co., 1996.
“The History and Economy of Southeast Asia.” Nihon Keizai Hyouronsha, 2002.
“The Mystery of Srivijaya”. Asahi Krie Co., 2008.
“The History of Srivijaya−The ancient trade between the East and West, under the tributary system
of China.” Mekong Publishing Co. 2010.
(English Book)
“The History of Srivijaya―under the tributary trade system of China” Mekong Publishing Co. 2012.