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チャイヤー博物館再訪(2015-1-10

チャイヤーがシュリヴィジャヤの首都であったという私の論証にチャイヤー博物館やタイ政府当局は今のところあまり積極的な反応を示しているようには見えない。インドネシア政府に対する遠慮だろうとしか思えない。チャイヤーには2年ぶりの訪問だが前と変わった様子はない。変わったといえば仏足跡の展示されていることぐらいである。私はチャイヤー国立博物館所蔵の仏足跡があるはずだというと、新任のKitti Chan所長はないと主張していた。しかし、やっぱりあったのである。

今回はワット・ケオの先にあるカオ・ナム・ロン(温泉山)に行くことが目的であった。これはQ.Walesがシュリヴィジャヤ王の別邸があったのではないかと”Towards Angkor"で語っている場所である。小高い山の上には仏足跡もある今回見られなかったが、原始的な仏足石も2個発見されている(最後の写真)。その写真は小山直之氏らが撮影している。




ここから下はチャイヤー博物館の展示品の一部である。これ以外にも見事なドンソーン式銅鼓2基などの名品がある。下の石仏坐像は6世紀半ばの作といわれ、これは扶南の亡命政権が伴ってきた職人に作らせたものだと私は思う。頭の形はアンコール・ボレイの仏像と同じであり、顔はクメール風の微笑をたたえている。