きゅうり
(2002年6月6日作成)
(2003年4月10日一部修正)



思い入れ ・・・ 一夜漬けが大好き
 野菜の一夜漬けの中ではきゅうりが一番大好きで、毎食でも飽きません。
 1年目は夏が暑く、毎日おもしろいほど収穫できました。一昨年は冷夏のため収穫数が少なく、昨
年はアブラムシがついてほとんど収穫しないまま枯れてしまいました。
 今年こそは雪辱に燃えています。

生育特性 ・・・ 霜に弱い
 1 ウリ科に属し、霜に弱い。ウリ科の作物を2年以上栽培していない畑に植え付ける。
 2 生育適温は18〜25℃、最低10〜12℃、最高30℃。
 3 浅根性で乾燥に弱い。

品 種 ・・・ 品種はわからないが、接ぎ木苗
 接ぎ木きゅうりを買いました。
 農家の庭先で買ったので品種はわかりません。
 
畑の準備 ・・・ うね幅120センチの2条植え
 1 うね幅120pで、定植の半月くらい前に1u当たり苦土石灰150g、完熟たい肥3s(9〜10握
  り)と配合肥料、油かすそれぞれ2握りくらいを土にバラまき、深さ30pくらいまですき込む。
 2 条間90p、株間50pで定植位置を決める。
 3 高さ5pの床を作る。
 4 雨の直後に、十分かん水した後マルチシートをかける。

定植期 ・・・ 定植適期は6月上旬
 霜に弱いので、露地栽培では遅霜の心配がなくなる6月上旬(6月5日〜15日)が定植適期です。
 しかし、少しでも早く収穫をしたいので5月25日過ぎに1回目の2株を定植し、キャップか何かで霜
対策と保温対策をして栽培したいと思います。
 残り2株は翌週の5月31日頃に定植しようと思っています。

定 植 ・・・ 高温の日中を避ける
 本葉4〜5枚が付き、節目がつまった苗を入手しましょう。
 接ぎ木苗は1株の価格は割高ですが、病気に強く実の付きがよいのでおすすめです。
  1 定植直後に低温の予想がない日の午前中に植える。(高温の日中は避ける。)
 2 植え穴に水をたっぷりやった後、根ぎわと地表が同じくらいになるよう浅く植える。
 3 定植位置の外側10〜15pの位置に支柱を合掌式に立てる。
  (定植直後に仮支柱を立てて、本支柱を後で立ててもよい。)

栽培管理 ・・・ つるはひもで結束を
 1 結束について
   きゅうりのつるは自身では支柱にまきつかないので、30p間隔程度にひもで結束する。
 2 追肥について
   追肥は効き目の早い肥料を(油かす腐熟液)本葉10枚頃にシートの穴から流し込む。
   以後、15〜20日間隔でシートのすそをめくって油かす腐熟液等を施す。
   油かす腐熟液がない場合は化成肥料25g、油かす20gを施す。
 3 摘芯について
 (1)5節目までのわき芽はすべてかきとる。(下から30p)
 (2)親づるは支柱の高さで摘芯する。
 (3)子づる、孫づるは本葉2枚を残して摘芯する。(栄養が無駄に使われず、実に集めるため。
 4 病害について
   一般苗に比べて接ぎ木苗は病害になりにくいので、病気を伝染させるアブラムシが付かないよう
  対策を1番に講じる。
   葉1枚程度なら病気が広がらないよう、その葉を取ってしまえばよいが、全体に広がった場合は
  あきらめてその株を抜き取る。
 5 害虫について
   アブラムシは、キラキラしたものを嫌うので、株の周りにシルバーマルチを敷く。
   加えて、雨上がりには木酢液を薄めたものをまめに散布する。
   (この2つで、昨年までは成功した。)

収穫期 ・・・ 開花後1週間で収穫できる
 開花後1週間程度で、実の長さが20pくらいになったら、はさみで切り取ります。
 ただし、最初の2〜3個は株を疲れさせないために若取りしましょう。
 夏場の暑い時期は1日でかなり大きくなるので油断は禁物です。2日に1回は観察しなければジャ
ンボきゅうりになってしまいます。実を大きくすると株を疲れさせるので注意が必要です。

おまけ
 14年産きゅうりの作付面積・収穫量(農林水産省調べ)             
 作付面積(ha)    収穫量(t)
全   国
   14,400    728,900
北 海 道
      256    19,300
網走支庁
       14       597
北 見 市
        3       171


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