走行中、足回りから「ギコギコ・コツコツ」何かが擦れあうような音が出てくる場合があります。それはスタビライザーやそのリンクに使用しているゴムが劣化して弾性を失いカラーとブッシュが擦れあい発生するのが「ギコギコ音」です。スタビリンクシャフトとカラーが擦れあう(ずれあう)音は「コツコツ音」です。と長年乗っていたりすれば仕方のないことで、この部分は消耗品と考えておいた方がいいでしょう。新品と交換すれば乗り心地も変わってきます。心理的にも良いと思います。交換頻度は2年毎が良いと思います。 一年もしないうちに音が発生するものもあります。私の車も約10ヶ月位で音が出るようになりました。その場合の暫定的な対策としてグリスを擦れあう部分に塗るのが良いとされています。やってはいけないのはCRC-5-*6などのスプレーをブッシュに吹き付けることです。一時的には良いのですが、この手のタイプは油脂類を流してしまうことです。間違ってグリス給油のところ(たとえばドライブシャフトのリンク)にスプレーすると油脂類が流されて焼き付き、破損の危険性があります。 私はよくブッシュに「ギコギコ音」関してはアーマ*ールなどの保護剤を取り付けた状態で吹き付けて様子をみています。あまりにもひどい場合は一度ばらして塗布します。ひび割れ・硬化が有る場合は寿命と考えて良いでしょう。 「コツコツ音」に関しては一度ばらして「ろう」を塗り込みます。リンクの部分だけでなくスタビシャフト「ギコギコ音」にも塗布してゴムのブッシュとの摩擦を減らしてやることにより嫌な音が低減されます。 リフトアップ(ダウン)などしてリンク部分に無理な力を常に掛けているとブッシュだけでなくシャフトも摩耗してしまいシャフトとカラーがぶつかり合う音も発生する場合もあります。シャフトが摩耗して最悪リンクが折れてしまう可能性も有ります。 劣化が大きいのはスタビよりもそのリンクの方が激しいようです。そのため現在ウレタンを加工して取り付ける手配(2002/4/29現在)をしています。ウレタンの方が寿命も長く乗り心地も僅かではありますがしっかりします。 |
メンテナンス編は下の方にあります
ウレタンブッシュはこんなやつです。まだ取り付けていないのね。
強化スタビなど入れている場合はブッシュが負けて変形してしまい効果が上がらない
なんてことも。強化スタビを購入される場合、ブッシュも強化していないとあまり意味が
無いとわたしは思います。購入するとき強化ブッシュが付属しているか確認された方が
いいでしょう。本来強化スタビの場合、径を太くしてバネレートを上げているのが殆ど
ですのでブッシュが付属しないのは疑問ですが・・・。
純正品はさほど高い部品ではありませんので気が向いたら交換してみては?。
ディーラーで施工してもらうと工賃の方が高いかも。(スタビが純正品に限ります)
参考までにブュシュの場所を赤丸で掲載します。
リアスタビライザーの部分です右にもう1カ所あります。
これがリアスタビリンクの部分です。下のところにもブッシュがあります。
今回、この部分のウレタン化を目論んでいます。
これがフロントのスタビ部分です。
これがフロントスタビリンクの部分です。