ねじってどうして締まるか考えたことありますか?。大体の方は摩擦力と答えるでしょう。確かにその通りですが、実はねじ自体が伸びるから
なのです。もしねじが伸びなかったらどうなると思いますか。簡単に折れます。ねじが伸びることによって母体が縮み、そしてねじが伸び、互いに
バネ作用が発生しそれが摩擦力となってきます。締めるとき、熱も当然ながら発生します。(摩擦熱)
ここでは、ホイールを例にしますが、何度か使用してくるとボルトやナットの山に傷が付きます。これは仕方のないことですが、そうなるとナット
を手で締めようとするときに重いものや軽いものがあるはずです。また、ホイールのナットと当たる部分もわずかながら締め付け傷がつくものです。
締める途中で重いものはそれが抵抗となり最終的にトルクレンチで締めた時に緩いことがあります。きれいなボルト・ナットで規定トルクで締め
たときに、ナットの首下がホイールに当たってから何度廻したときに規定トルクになるか。体で覚えるのも良いでしょう。大体、30〜45度くらい
締め付けて規定トルクになるはずです。着脱が多いものはトルクレンチで締め付けたときは必ず増し締めをしましょう。以外と廻るナットがある
はずです。あまりにも締め付けるときに重いものはナットやボルトを交換しましょう。外せなくなります。ボルトでしたら ダイス などで再度山立て
が出来、安上がりです。ちょと大きな板金屋にいけば貸してくれるはずです。ナットもタップなど使えば出来るのですが安いものですから思い切っ
て交換しましょう。
あえて、トルクレンチを使うなとは言いませんが万能ではありません。私は仕事上、各生産設備に関わってきましたので感覚で締め付けています。
この文章を読んで何らかの傷害が起きても責任はとりません。