フロント編
リアはコイルにて上げましたが、フロントはトーションバーを絞り上げて調整しようと思ったのですが、絞り上げる余裕が無かったので
トーションバーの初期位置を変更しなくてはなりませんでした。交換する際も同じ要領ですのでご参考に。
必要工具
ジャッキ 500mmくらい上昇する物・純正ジャッキ 各1
馬 安全のため
ソケットレンチ 12mm・22mm・30mm
ペイントマーカー
有ると良い物 嫌気性ねじ止め
まずは、ジャッキでタイヤが浮き上がるまで上げて調整ボルトを抜きます。ラチェットがないと相当きつい作業です。 タイヤも外しましょう。 TOYOTA車ってシングルナットだったのね。 |
難易度 中 |
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写真では、アーム側のブラケットが外されていますが、駒の位置を見失わないためペイントマーカーでブラケットとトーションバーの位置をマークしておきます。トーションバー側には印は付いていますが外さないと見えません。 カバーも外す必要があります。 ここのナットは相当きついです。頑張って外しましょう。 |
難易度 重 |
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ブラケットを左側にずらしてアームから分離します。駒に砂など吸い付いたまま(グリスあり)元に戻そうとすると途中で食い込んでしまい外せなくなるおそれがありますので注意しましょう。 ペイントマーカーで印を付けたところから1〜2駒ずらして元の状態に戻します。自分は2駒。 |
難易度 中 |
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あとは、手順と逆に組み付けるだけです。が、調整ボルトに嫌気性ねじ止めを流し込む。ダブルナット仕様でないため廻り止め対策。 走行を繰り返して、調整ボルトで車高を調整しましょう。嫌気性ねじ止めは即硬化しませんが、早い時間(1時間以内)に調整を終えて動かさないようにしましょう。 車高を上げた結果、曲がらなくなってしまいました。というかハンドルが重いし、切った後の返りが悪い。当然のことですがフロントのデフダウンしないとだめみたい。ブーツにも結構負担がかかっているようだし何とかしなくては・・・。 こちらもバンプストッパーとロアアームとの隙間が大きいのでスペーサーで隙間を減らそう。 |
難易度 中 |
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最初、調整ボルト固定にダブルナット(三菱車)仕様と思ったのですが、トヨタ車はシングル?。ダブルナットの場合、ナットの外側が加重を受けるので、緩めるときはどちらのナットでもかまいませんが、取り付け調整・締め付けする場合は→の手順です。以外と知らない方が多いですので掲載してみました。
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ダブルナットの締め付け手順 1・まず、内側のナットで絞り上げます。 どっちでもいっしょじゃん と思われると思いますが、よぉ〜く考えると内側のナットは常にトーションバーからの外力が伝わります。外側は無加重とすると、外側のナットを締め付けた場合、ナットの戻り(緩み)が発生する場合があります。そうなると外側のナットは緩んでしまいます。そうすると内側のナットも緩み始めることになります。 しつこいようですが外側のナットはあくまでも静止状態で内側のナットからの力を受ける役目です。 |
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2003/7/1補足 トーションバーの締め上げや交換で車高を上げた場合ブーツの切れを気にすると思いますが、これはブーツ同士が擦れる摩耗による切れ(破れ)が殆どです。曲げ(温度)に対してはメーカーも対策はしていますが擦れによる摩耗対策していません(出来ないのが実情かな)。純正の状態でフロントを2インチ上げたとしてブーツ同士が触っていなければ特に気にすることは無いでしょう。車両自体に個体差がありますので何ともいえませんが私の場合は触ることはありませんでした。ただし、ブーツの曲げ角度がきつくなる分、ブーツクランプ(金属の押さえ)部分からグリスが滲み出ることはあり、私のは1年くらいでそうでした。車検の時に無償で交換(ついでに)して貰いましたけど、滲みに関しては特に気にすることはないと思います(多いのがはみ出すだけ)。周りがグリスで汚れますが・・・。また、メンテナンスとしてブーツ部分にアーマオール等の保護剤を定期的(2ヶ月毎)に塗布すると良いでしょう。純正車高でも同様です。 デフダウンブラケットですが、これはブーツ(ドライブシャフト)の角度補正をするためですので装着するならばブーツは純正のままで問題有りません。私も装着しようと思いましたがグリスの滲み以外は弊害が今のところ無いので装着は見合わせています。低速でハンドルを切ったときに「コツン」と時々小さな音はしますが構造上仕方ないことなのでそのまま(デフは下げない)にしています。あとはランクルのフロントプロペラシャフトって意外と短いのね。デフを下げればプロペラシャフトの角度がきつくなるので「結局同じかな」っ思ってます。 |