今回は、LEDの数を3倍に増やして光量UPとNE555使用による発振回路を組んでちらつき感を出す目的で作成しました。材料費はLEDを除いて\1000-位です。

 通常の電球ではこんな発振回路を組んでも点灯しっぱなしなのですがLEDの反応の良さと一部の市販デイタイムランプには発振回路を組み込んで「きらきら感」を出しているものもあり、これに刺激されて作ってみました。

 LEDを発行させるのに電圧を5Vに降圧しています。定電流ダイオードで電流を調整すれば必要ないのですが、車の電圧は不安定なため、今回のような抵抗で電流を調整しようとすると流れる電流にばらつきが出てしまうため。数個程度光らせるなら定電流ダイオード使用の方が安上がりですが、今回のように36個だとこちらの方が安上がりです。

 左が発振回路組み込み品Ver1です。

 LEDは片側16個、内6個は光の拡散をねらって頭を削って磨いたものです。

 基板は防水を予て100円shopのタッパーに納められています。

 

 こちらは、発振回路組み込み品Ver2です。大きな違いは回路の簡素化です。単なる勉強不足とも言う。

 こちらの回路は私の知人に嫁ぎます。

 ブラケットは20×10×2のアングル材を使用しました。前回のよりはかなり丈夫。
 降圧素子(レギュレーター)は暖かくなるので、単体でブラケットに放熱させています。容量的に余裕はあるのですが一応と言うことで・・・。
  ヒートシンクでも良いのですがスペースも有るので手軽にこんな感じになりました。こちらの方が安上がり。20個くらいならいらないか・・・。
 前回と比べれば明らかに明るいのが分かります。3倍だから当然かな。
 斜めから。やはり、削って磨くよりは拡散レンズを付けた方が良いみたい・・・。昔のよりは良いが。

 そのうち付けよう。拡散レンズ。

2004.3.21 追加

時々、トラックが青色LEDを付けているので早速拡散レンズを埋め込んで作ってみました。(電流制限の抵抗は付けていません)

やはり、拡散レンズを付けた方が、見た目が良いですね。

 LEDの発光に5Vを使用しているため電流制限抵抗値は68Ωとしました(前回は100Ω)。また、スペースの問題でネットワーク抵抗を使用しています。ネットワーク抵抗って簡単に言えば、1つの部品で抵抗が4〜10個付いているものです。

 10kと22kの抵抗と1uのコンデンサで 3 に出力されるパルスを指定します。今回は40Hzを目標?に組んでみました。 あまり早いと点滅が分かりませんでした(実験上)。
 10kのボリュームは7k程度に合わせると、発振周期は、タイマー動作期間(点灯時間)の長さは0.693×(22+7)×1で0.02秒、タイマー停止期間(消灯時間)の長さは0.693×7×1で0.0048秒で計算できます。 そうすると丁度40Hz位になります。ボリュームで抵抗値を変えれば発振周期が変わり自分好み点灯にすることが出来ます。ただ、連続発光と違って、20%ほど光量が落ちますのでLEDに使用する抵抗も68Ωから20%ほど下げたものを選択しても良いでしょう。抵抗とコンデンサ(1u)の値を変えると色々と出来ますので楽しんでみるのも良いかも。

 リレーが1個付いていますが、これはスモールランプ点灯時に デイタイムランプ を off するためのものですので、必要がなければ直結でもかまいません。けど、車検がねぇ、NGになります(たぶん)。

 LEDが5個くらいなら2SC1815個でスイッチングでかまいませんが、今回は36個と多いため2段で補っています。コレクタ電流(Ic)に余裕のあるものです。 各データーシートを調べてください。
 2SC3890のトランジスタは2SC4935に置き換えても良いでしょう。こちらの方が良いかも。(友人に嫁ぐものは2SC4935に置き換えています)

 2004/3/21追加 よくよく考えると点滅しているためLED部分の抵抗はこの電圧だと要らないような気がして青色LEDには抵抗は付けていません。連続点灯なら必要です。 あとは、10kのボリューム抵抗を20kに交換しています(パルスを低くした)。