死ぬ間際の莫少珍が伝えた言葉
肥七に撃たれた莫少珍に、まだ息がある事を確認した馮愛南。「雌雄雙辣」では…、
莫少珍:南姉さん、新しい情報屋を探さないとね。
馮愛南:あんたが治るのを待つよ。もう一度、私たちで組もう。
私は、あんたの代わりの人を探したりしない。
莫少珍:南姉さん、一つ、聞いても良い? |
…と言う、やり取りになっていますが、「來自江湖」では馮愛南の「代わりの人を探したりしない。」の後に莫少珍が自分の心に持っていた気持ちを伝えるシーンが1分26秒ほどあるのです。 |
(「代わりの人を探したりしない。」と伝えた馮愛南。少し間をおいた後、莫少珍が口を開く。)
莫少珍:本当?
馮愛南:うん…、うん…。
莫少珍:私の前で恥をさらさないでね。私はあんたを憧れの人だと思っているんだから。
あんたは私の心の中では泣かない人なんだから。
(馮愛南は目に涙をためるが、無理をして笑顔を作る。)
莫少珍:やっぱり笑わないで。あんたの笑いは、すごく見苦しいよ。
…今後、あんたを見れなくなる事が怖いの。
(莫少珍は、あえて「見苦しい」と言って、馮愛南に笑顔を作る事をやめさせる。ちなみに、
(英語字幕では「泣かない方が良い。笑顔の時、あんたは可愛いよ。」と逆になっている。)
莫少珍:だけど、今日、私はすごく嬉しいの。
あんたが私を助けるため、必死で麻薬を探してくれたのを見れたんだから。
あんたが私を気遣ってくれた事、私は知っている。私を友達と思ってくれたんだもの。
(馮愛南は黙って莫少珍の話を聞く。)
莫少珍:私たちみたいな種類の人間が最も恐れているのは誰も気遣ってくれない事なの。
南姉さん…、知っていた?私が毎日、眠る時に寝たら覚めない事を願っていたって。
もう、私は救いようがない段階なの。死んでも良いのか、まだわからないのよ。
年を取って容貌が老けるのを避けられたわ。生きていても意味がないんだもの。
すべての人が皆、私たちを軽蔑しているんだから…。うっうっうっうっ…。
(泣き出す莫少珍を見る馮愛南。)
莫少珍:いっ…生きるために、ひっ…人々は規制されているわ。
(この後、莫少珍は「南姉さん、一つ、聞いても良い?」と言う。)
| ここで馮愛南は莫少珍が自分の事を「友達」として見ている事を知ったため、馮愛南は後の取り調べで情報屋との関係を聞かれた際、莫少珍を「友達」として認めたのだと考える事ができます。 |
同僚たちも同時に受ける取り調べ
取り調べを受ける馮愛南。劉震衛が取調室で馮愛南の向かいに座った後から馮愛南が「あなたへウソの供述をするつもりはありません。」と言うまでのシーンを見ると各バージョンによって収録時間に違いがありました。さらに台湾版は本編で劉震衛が取調室に入室した後に映された別室のシーンの続きが挿入されており、同時に取り調べが行われていると言う演出がされているのです。
劉震衛が取調室のイスに着席~馮愛南が、
「ウソの供述をするつもりは…。」と言うまでのシーン |
| タイトル |
種類 |
収録時間 |
| 來自江湖 |
台湾版VHS |
約2分18秒 |
| 雌雄雙辣 |
香港版VCD |
約1分37秒 |
| 雌雄雙辣 |
香港版DVD |
約1分29秒 |
| Thunder CopsII |
日本版DVD |
約1分06秒 |
以下に紹介する取り調べのシーンは収録時間が最も少ない日本版をベースとし、削除されたシーンの台詞の色を「台湾版のみ」「台湾版と香港版VCDのみ」「日本版以外」の3つに分けています。 |
劉震衛:お前の情報屋は麻薬中毒だった。それを知っていたか?
馮愛南:知っていました。
劉震衛:では、お前は麻薬の供給を彼女にしていたのか?
(盧雄が演じる警員が別室で搜查官から馮愛南の麻薬供給に関する質問を受けている。)
警 員:していました。彼女は時々、自分の情報屋に麻薬を供給していました。
劉震衛:結局、していたのか?
馮愛南:阿Sir、時には犯人の需要のために対処します。
どうするべきか、あなたも知っているでしょう。
劉震衛:今は俺が聞いているんだ。お前が私に聞いているんじゃない。
どうするのかなど、どうして俺が知っていると言うんだ。していたのか?
馮愛南:彼らの持つ手がかりを得るため、私は彼らを対処せざるを得なかったのです。
劉震衛:お前は結局、していたのか?
馮愛南:していました。
劉震衛:では、そのブツはどこから持って来たんだ?
(左頌昇が演じる警員が別室で搜查官から麻薬のルートに関する質問を受けている。)
警 員:ああ…。彼女のブツはどこから持って来たのか、私も知りません。
劉震衛:その薬局以外で、さらにお前は麻薬を手に入れる2つ目のルートがあったのか?
馮愛南:ありません。
劉震衛:お前とお前の情報屋の関係は、どうなんだ?
(左頌昇が演じる警員が続けて搜查官の質問に答える。)
警 員:いまいちだと思います。
搜查官:どうしてです?
警 員:彼女は自分の情報屋さえも信じていないんです。いつも録音をしています。
(搜查官は警員の言葉を記録する。)
馮愛南:別に特別な事はありません。普通の友達です。
劉震衛:普通?普通の友達が彼女と一緒に麻薬を奪いに行くか?
(范雯芬が演じる警員・張華が搜查官の質問に答える。)
張 華:麗琛が彼女と一緒に麻薬を奪いに行ったのですか?
搜查官:その通りです。あなたは麗琛と彼女が、
どこか、いかがわしい場所にいたかどうか、いつも気に留めていましたか?
張 華:いいえ。その考え通りだとすると、そんな事を麗琛がするはずないわ。でも…。
搜查官:「でも」、何です?
張 華:でも、ある時、私は麗琛が阿南にお金を渡している所を見ました。
劉震衛:お前はウソをついている!お前の、この供述は全部、ウソだ!お前が、
「朝4時に麗琛と約束して殺害現場に行くと、やっと肥七に会えた。」と言うのもウソだ。
まだある。お前が「薬局以外、麻薬を手に入れれる2つ目のルートはない。」と、
言ったのもウソだ。なぜなら、2時以前に、すでにある人物がお前らが一緒にいる所を、
見ているからだ。さらに一緒に麻薬を奪いに行った。お前は、どのように説明する?
馮愛南:…はい。私たちは一緒にいました。
(少し時間が経った後、馮愛南は話を続ける。)
馮愛南:あなたへウソの供述をするつもりはありません。
(この後の展開は、どのバージョンも同じくなる。)
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