石澳“喜劇之王”ロケ地探訪
2005年7月26日、「喜劇之王」のロケーション地である香港島の端にあるビーチ・石澳(Shek-O)へ遊びに行って来ました。石澳は海が美しいだけでなく、漁村の雰囲気も良くて落ち着く所です。

石澳への行き方
1:MTRの「港島線」(Island Line)に乗り、筲箕灣(Shau Kei Wan)へ行く。
2:筲箕灣(Shau Kei Wan)の駅で降りたら、A3の出口へと向かう。
3:バス乗り場が見えるので、9號のバスに乗る。(料金は片道6.5HKドル)
4:25~30分くらい乗っていると、終点である石澳のバス乗り場に到着する。
(※「筲箕灣」の駅に帰る時も同じく到着したバス乗り場から乗ります。)
石澳健康院



映画の「福祉公民館」の本当の名称は「石澳健康院 The Shek-O Health Centre」と言います。ここは到着したバスから降り、バスの進行方向とは反対側に向かって少し歩くと右側に見えて来ます。



門をくぐり、右側に向かって歩くと「石澳健康院」に到着します。ここは映画で太極拳や体操をするお婆さん、倉庫の横に立つおじさんたちがいた所です。私は左側の木の見える方へ進みました。



ここが映画で尹天仇(周星馳)が柳飄飄(張栢芝)に演技指導をした場所です。他に全裸の少年が歩いていたり、終盤で柳飄飄が編みかけのセーターを尹天仇に着せようとした場所でもあります。



映画でお婆さんがカツアゲされる時、それを尹天仇が後ろから見ているシーンでは左側の固定された長イスはありませんでした。これは後に作られた物なのでしょう。同じく映画に登場した扉は汚れていましたが、数年の間に建物と同じ色のペンキで修復されたようです。ここでを向くと…、



「石澳健康院」の正面です。扉に手をかけてみたのですが、鍵がかかっていて開きませんでした。



左側の扉です。映画では演技を習いに来た柳飄飄がフラフープを首で回して遊んでいました。他に鍵が開くのを待つおばさんが座るイスがあると思っていたのですが、実際にはありません。



映画で尹天仇の部屋があった右側の扉です。

ロマンチックな海と砂浜



画像の中心より少し左の木の後ろに扉が見えると思いますが、この扉が「演技指導をした木」の場所に繋がっています。木の下の辺りにある斜めの道は尹天仇がチンピラたちにバーの前で「雷雨」と演技についての話をした後、足を踏まれたチンピラ(田啟文)がヨタヨタと登って行く場所です。



この画像からは悲しい初恋を思い出した柳飄飄が尹天仇を振り切って扉をくぐって走り出すシーンや夜にデートをするシーン、尹天仇が「我養妳呀!」(養うよ!)を言うシーンなどを思い出します。



チンピラたちの溜まり場であるバーです。洪爺の祖母(候煥玲)の登場シーンでも使われています。



砂浜の後ろは海です。デートのシーンでは逆さまになった小船をイスの代わりにして座る尹天仇と柳飄飄が真っ暗なこの海を見ていました。夜に来ると、よりロマンチックな場所なのだと思います。



海を撮った後、すぐにを向いて撮りました。石澳村と言うだけあり、まさに漁村と言う感じです。

ショバ代を奪い取りに



こちらは「天后古廟」です。バス乗り場からバスの進行方向側に向かうと左に横道(名称:石澳道)があるのですが、そこを進む際に左側に注目しながら歩くと奥にこの廟が見えます。映画では廟の前でアイスを舐めているチンピラ(鄭文輝)が基哥(李兆基)からショバ代を取ろうと必死でした。



廟の左隣の建物の入り口に立って撮影した画像です。中心にあるのは香炉の巨大版みたいな物でしょうか。私が行った際は映画と違って中に火は付いておらず、線香も上にありませんでした。

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