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「紫禁城」の所在地は「北京市东城区景山前街4号」です。私は公共の交通機関を利用せずに行きましたが、「地铁1号线」(地下鉄1号線)に乗り、最寄りの「天安门西站」か「天安门东站」で降りると、どちらもそこから徒歩で入り口の一つである午门(南門)まで約10分で到着すると聞きました。 |
紫禁城の「太和殿」です。映画では冒頭、古龍の小説に登場する英雄・葉孤城(黃一飛)と西門吹雪(黃志強)が対決する場所として、満月が映し出された後、こちらのロングショットが登場します。 |
「紫禁之巔」こと、その屋根です。この上に輕功で飛んで来た4人の英雄たちが集まりました。葉孤城から「天外飛仙」の秘伝書を受け取った零零發(周星馳)が足を踏み外した場所でもあります。 |
屋根飾りの龍です。背を向けたまま、解説を行う陸小鳳(文雋)と花滿樓(陳劍雲)のシーンで見えますが、実際の物と形が違う事からもわかるように、屋根のシーンはセットで撮影を行っています。 |
「乾清宫」にある玉座です。映画では保龍一族の4人が皇帝(張達明)の前で武功を披露するシーンでセットの玉座が登場します。画像は映画のイメージに近いと思う物を参考として紹介しました。 |
こちらは「中和殿」の玉座ですが、あえて、窓を紹介する目的で撮りました。立ち入りが規制されている事により、玉座側からの撮影はできませんでしたが、向かい側も作りは、ほぼ同じです。映画では宙返りができない零零發がその代わりに、でんぐり返しをするシーンなどで確認できます。 |
こちらは「神武门」です。映画では保龍一族の3人が出馬する中、皇帝に産婦人科医になるように命令された零零發が歩いて門をくぐり、帰宅するシーンで使われたのではないかと思っています。扉の前でコールしていた兵士たちが零零發が来ると無視を決め込むシーンも思い出します…。 |
「神武门」の内側からのロングショットです。紫禁城の門は似たような感じの物が多くあるのですが、映画では形状などから、こちらに美術的な追加をして撮影したのではないかと思っています。 |
こちらは最初に紹介した「太和殿」を背にして撮りました。映画では中盤、皇帝が自分の妾候補にしたいと言う金國の娼婦・琴操(李若彤)の調査を零零發に依頼する早朝のシーンで登場します。 |
こちらも映画に登場するシーンを意識して撮ったつもりですが、微妙に異なりました。どこへ行っても人が多い紫禁城でシーンと同じ立ち位置を探し、無人を見計らって撮るのは至難の技です…。 |
「太和殿」の階段です。映画では涙を流す皇帝の後ろから、李健仁などが扮する大勢の妾たちが登場するシーンが印象に残ります。…階段も人が多すぎて近くで撮っても絵になりませんでした。 このように年中無休の紫禁城は開館時間である朝8時30分から夕方17時(冬季は16時30分)まで常に観光客がいるため、映画の撮影は夜か早朝にのみ行われたようです。「鹿鼎記」でもオープニングの後に登場する紫禁城の外観は同じ理由から早朝に撮られた物ではないでしょうか。 |