| ロビーカード | 挿絵⑧(199ページ) |
![]() |
![]() |
|
賢淑が例のセクシーな服を着ない事から出て行った老良。小説では賢淑が「夫の感情が別の恋愛に移ったのでは?」と不安になり、考えれば考えるほど悲しくなった事から思わず、「ううっ」と声を出して泣いてしまうのですが、老恭が賢淑を応援する気持ちになり、声をかける描写があります。 映画では老良が離婚をしたがっている事を知るシーンで賢淑が泣きました。そして、応援の代わりに老恭が植木鉢を頭に乗せ、「何を見ているんだ?老坑!大根を見た事がないのか?」と言うギャグが入ります。 「老坑」は父親を悪く言いたがる老恭が使う蔑称で、直訳では「古い穴」の意味です。日本語的には「年を重ねてズルくなった親父」を意味する「古狸」「狸親父」に近い物でしょう。
そして、バーで老良と郎夢が会った後、離婚の話が進むと老恭はショックで食欲もなくなります。
余談ですが、クローゼットを見ている老良の頭に降って来る「綠帽子」は「妻を寝取られた男」を意味します。そのため、中華圏に進出したクロネコヤマトの配達員は緑色の帽子を被っていません。 |
| 本編 |
![]() |
| 小説では郎夢の友人が「マディソン郡の橋」の本を「きっとエロ本だ!」と言っていましたが、映画では本の香港題「廊橋遺夢」(屋根付き橋に残した夢)の「遺」と「夢」の2文字だけに目が行ったのか、「何々…夢遺(夢精)だって?これはエロ本じゃないのか?」と、より直接的な想像をしていました。 また、映画では老良が郎夢に「メリル・ストリープがあんたの妻?」と言われます。これは映画「マディソン郡の橋」の女優名ですが、小説では「ははは!あんたがフランチェスカの夫ですか。光栄ですね。私、ロバート・キンケイドがお詫びいたしますよ!」と本の登場人物の名前を出しています。 ちなみに映画で郎夢の友人は「じゃあ、シャロン・ストーンは俺の妻だ!」と言っていました。なぜ、彼女の名前が登場するかは不明です。周星馳の「逃學威龍3」と「氷の微笑」の繋がりでしょうか? |
| 本編 |
![]() |
| 小説では小萱が母親に自分が知能障害のふりをしていた理由を明らかにし、母親と老恭の父親の良い関係を壊さないために二度とバカなふりをしない事を伝えます。そして、老恭の父親との関係を言われた母親が頬を赤く染めるのでした。その後、小萱は昼は学校で授業を受け、夜は武館で北派少林拳の練習をするようになります。…そして、中学生の老恭は夜に店でやけ酒をします。 なお、老恭が吟じる詩の原文は「何以解憂?唯有杜康」です。杜康は酒造りの神ですが、転じて酒自体を意味します。また、映画では「家族愛とは可愛い物だと知った」(おそらく「可貴 ho2 gwai3」と「可愛 ho2 ngoi3」の入力ミス)という間違った中文字幕と、小萱が言う「どのくらい貴いの?」に老恭が「2000数万」と金額を言うギャグが入るせいで、個人的には小説の流れの方が心に響きました。
|
| 本編 |
![]() |
小説では小萱と談笑する老恭の前に現れた瀟灑がビリヤードの勝負を持ち掛けて来たため、応じます。映画では「一回のジャンケンで100万」と言って方法を変更していました。わざわざ、ビリヤード場で撮影しているのに予想外の流れになるのは無厘頭さの演出による物なのかもしれません。小説のビー玉で遊ぶ描写を映画は先にビリヤードに変えていましたし、ここは鍾麗緹の格闘に時間を割いた方が見せ場になると思ったのでしょう。ちなみにアクション指導をしたのは錢嘉樂です。
|
| 本編 |
![]() |
小説ではビリヤード勝負の後、言い逃れをした瀟灑がチンピラたちを向けた時、老恭が「おい!おい!忠告する。無茶な事はするなよ!」と言った事で瀟灑は老恭が頭がおかしいふりをしていると気付き、争いが始まります。そして、我慢できなくなった小萱が参戦し、瀟灑は「金をやるから」と許しを請うも信じない老恭は瀟灑の写真を撮る事にします。なお、老恭は夜食を買いに行きません。
そして、2人の会話があります。映画と違い、小説にはジムとエレベーターでの描写がないため、老恭の浮気性が暴露されるシーンはありません。ちなみにジムのMuscleを演じたのは林偉亮です。
…余談ですが、映画でエレベーターに乗って来る老恭と関係のある人物は次の通りです。
日本語字幕ではエレベーターに乗ろうとしたアラブ系の男性を老恭は「カレー教室の彼女だ」と言いましたが、原語では「僕に咖喱鷄の作り方を教えてくれた人だ」と言っています。「咖喱鷄」は「チキンカレー」以外に、カレーが服に付着すると簡単には落ちない事から転じて「キスマーク」の意味があるため、老恭は前者のつもりなのに小萱からはバイセクシャルだと勘違いされるのでした…。 |
| 挿絵⑨(225ページ) |
![]() |
|
映画の老恭は父親とテレビゲームで遊んでいる最中、単に負けそうになったため、テレビを消して勝負をうやむやにしたように見えますが、小説では多くの心配事が重なった事がプレイの劣勢に現れ、加えて悪気のない父親に病気を話題にされた事を嫌がって怒り、電源を抜いていたのでした。 さらに小説は父親が涙を流しながら老恭の状況を自分のせいだと謝り、それを聞いた老恭も自分の行いを反省して号泣する描写が非常に細かいです。読んでいるだけで胸が締め付けられます。
そして、「すぐに車で医者に診せに行こう!」と心配した老良がキーを準備している時に賢淑の手紙を発見します。老良が老恭の部屋に戻る前には以下のような弟たちの声が聞こえて来ました。
老良が部屋に戻ると父親は「何が何でも賢淑を探して連れ戻さないと家に入れん!」と言います。
兄弟たちは準備を始めますが、老非は小倩に会った時にかける言葉に悩む描写があります。
老恭も連絡先を知った小萱に電話をします。そして、息子たちが着飾っているのを見た父親も式典に出る服を着た後、「多くのスターと知り合いになれるかもしれない」と思う描写がありました。
|