ハッピー・ブラザー 韓国版 ~第六章~
程大嫂を救えたハッピーなブラザー

その場に崩れ落ちた綁匪頭を背に走り出した常騷は男たちの撃つ銃弾を避けるために草を飛び越えますが、その先は坂でした。男たちが追って来る中、常騷は斜面を転がりながらも逃げます。


体勢を立て直し、斜面を下りつつもマシンガンで男たちを攻撃する常騷。その銃弾を喰らい、次々と叫び声を上げて倒れる男たち…。彼らの数は確実に減って来ているようです。



一方、逃げたと思っていた常滿も頑張って男たちを撃っていました。しかし、持っていたマシンガンに流れ弾が当たった勢いで転んでしまい、男たちが近づくと一目散に逃げ出します。



そして、常歡は逃げる際、銃弾を避けつつも颯爽と茂みを飛び越えると、すぐに草陰の方に転がり、そこに身を潜めます。それを知らない男たちは「追え!」と言いながら先へと向かいました。


常歡は自分に背を向けた無防備な男たちを前に余裕でマシンガンの引き金を引きます。激しい銃声が響くと思いきや、そこで鳴ったのは「カシャッ」と言う弾切れ音…。それに気付いた男たちは「ああっ!?」と驚き、一斉に後ろを振り向きます。しかし、常歡は引き金や銃口を不思議そうに見た後、やっと自分の置かれている危機的状況に気付いて、その場から逃げ出すのでした。



前方に注意しつつ逃げて来た常歡と常滿。お互いに背をぶつけた2人が驚いている最中、すぐに男たちが現れ、「動くな!」と言いながら2人を囲います。2人には合流を喜ぶ暇もありません。



常歡: えーっと…。へへへへ、その…!

手を挙げた後、笑いながら拱手をして何とか切り抜けようと試みる常歡。誰もが為す術のない状況だと判断する中、急に銃声が響き渡ったかと思うと数名の男たちが何者かに撃たれて倒れます。



綁匪E: やめろ!

しゃがんで銃弾を避ける常歡と常滿。男たちは上方向に銃を撃っています。そこには…。


常騷の姿が!斜面を下った彼は追って来る男たちを倒し、2人を救いに来てくれたのです!「足くくり罠」のロープを利用した常騷はターザンのようにぶら下がって移動しつつ、空中からマシンガンを撃ちます。男たちは全員で反撃するも虚しく、常騷の手によって全滅させられたのでした。



常騷: えいっ!

木から飛び降りる常騷。木の陰に隠れていた常歡は常滿に声をかけ、常騷の元へ向かいます。



常騷: プハァ!

常騷は被っていたストッキングを外し、蒸れた顔を左右に振って外気に当てていました。常滿もストッキングを外しますが、常歡はストッキングが引っかかっているのか、外すのに手こずっています。

常滿: ふう!なあ、早く義姉さんを探すんだ!

常騷: あっ!あっちにいる。



程大嫂: ングング!ングング!

すでに自力で起き上がっていた程大嫂。布に包まれて前が見えないため、歩いては木にぶつかっていました。それでも逃げようとする彼女…。しかし、ついにバランスを崩して転んでしまいます。



常騷: 義姉さん!義姉さん!

常歡: 義姉さん!義姉さん!

駆け寄った3人は程大嫂を起こし、巻かれた布を取り払いました。

常騷: 無事だったね。

程大嫂: 常騷?常歡?

突然、目の前に現れた2人に驚きつつも喜ぶ程大嫂。まだ、後ろの常滿には気付いていません。そして、常滿は穏やかな口調で彼女に声をかけました。…嬉しさのせいか、常滿も笑顔です。


常滿: ハニー!

程大嫂: あなた!!

常滿: ハニー!はははは!

程大嫂: はははは!えへへへ!

目を輝かせて常滿に抱きつく程大嫂。もはや、彼女への本当の深い愛が証明された今、お互いを呼び合う言葉以外、ここには必要ないようです。なお、この後は結婚式のシーンへと繋がります。

エンドロールの最中に予告編

韓国版ビデオではエンドロールの最初にハングルが重なります。追加で本編のエピローグでも書かれているのかと思いましたが、これは他の映画の予告を文字のみで行っていただけでした。よく見るとハングルで書かれた「周星馳」の文字もあったため、以下に翻訳を紹介したいと思います。

(予告編)
喋血威龍
主演:周星馳、張敏、吳孟達
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(予告編)
American Shaolin
監督:吳思遠(「ツイン・ドラゴン」の製作)
主演:リース・マディガン

「喋血威龍」は「逃學威龍2」の韓国題ですが、「喋血」(「血の海を踏む」の意味)と付くと、どうしても吳宇森の作品の雰囲気を想像してしまいます。もう一つの方は「キング・オブ・キックボクサー/ファイナル」(香港題:花旗小和尚)の事です。なお、こちらでも吳思遠は製作で監督はしていません。

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