タイトル
作品データ
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本作は「430穿梭機」で周星馳が担当したコーナーで、周星馳が一人二役で星仔(リポーター)と黒縁の眼鏡をかけた双子の弟・星君(進行役)を演じ、毎週、面白い製品を紹介すると言う物です。この回は防弾チョッキとそれに関する物の紹介を行っています。以下に内容を翻訳してみました。 星君:じゃあ、今日の良い物の紹介だね。その紹介する物は何だろう? (星君は机の上にあるダーツを手に取り、話を続ける。) 星君:皆には思いがけない事を言おうか。防弾チョッキだよ。そして、防弾チョッキ…は、 今も非常に普及しているんだ。用途はね、それも1万7385種類くらいあるんだ。 じゃあ、堂々と1万7000種類くらいって言ってもOKだね。だろう? ようし!今、適当に2つの例を挙げて、皆と研究してみよう。 (星君はダーツを手放すが、また手に取る。) 星君:まずは…ダーツだね。じゃあ、ダーツを持っている時、家にダーツの的がなく、 とっさに飛ばす所が探せなかったら、どうする?心配ないよ。防弾チョッキがあれば、 OKなのさ。なぜなら、防弾チョッキの中は、すごく多くの層になった繊維がある。 いくらダーツを飛ばしてもボロボロにならないんだ。それで、「ブーン!わぁ!」ってさえ、 すれば、得点は上の方へ行く。ダーツを掴み取り、飛ばすと向こうへ行くんだよ! (星君は説明をした後、ダーツを画面の外へ投げると、その先から声が聞こえて来る。) 基仔:アイヤー!おい!お前…! まだ、僕は防弾チョッキを着けていないんだぞ!あっ…!うっ…! (星君は無言で十字を切り、次に何事もなかったかのように話を続ける。) 星君:ふう…。ええと、僕たちは話を続けよう。端的に2つ目の用途について言うとね、それは…、 例えば、ある人たちがね、すごくジョギングが好きで、呼吸法の練習をしているとしよう。 それで、呼吸法の練習以外にさ、彼らは気にして、鉄アレイとか鉛を体に着ける。重りを、 体に集めるんだけど、それは実際は意味がないんだ。もし、防弾チョッキがあるのなら、 それらを使う必要がないのさ。防弾チョッキはね、10数kgの重さがある事を知っているかな? 本当だよ。君が体に鉛や鉄アレイを集めて着ける方が良いならさ、それらを、そんな風に、 体に着けざるを得ないだろうね。本当に。 (上から星仔の声が聞こえて来たため、星君が上を見る。) 星仔:ねえ、星仔!笑いを取るのはやめてくれないかな? 僕に正真正銘の防弾チョッキを紹介させてよ。 (星君が下を向くと画面が切り替わり、星仔が防弾チョッキを着ている。 (ちなみに、なぜか、ここで星仔は星君の事を「星仔」と呼んでいた。) 星仔:う~ん。新しい服は格好良いかな?言っておくけど、これを僕が着るとね、 すごい空手の黒帯を持つ達人も知った事じゃないよ。誰かが僕に難癖を付けて、 サンドバッグにしても僕は怖くないのさ。実際、何事もないんだから。 この服は普通のチョッキじゃないんだよ。これは防弾のチョッキなのさ。 銃弾が撃たれても貫通しないんだよ。その上、この拳もだ。だろう? (星仔は右手で防弾チョッキを着た自分の体を叩くが、その後、痛さを紛らわすために手を振る。 (そして、カメラは防弾チョッキを映し、星仔が説明をするが途中からナレーションに切り替わる。) 星仔:アメリカの安全標準に基づいて、防弾チョッキは七層の繊維があれば、小口径の拳銃の、 射撃に耐える事ができるんだ。さらに、その上、これらの防弾チョッキは九層になっていて、 防弾繊維が、すごく多いのさ。さらに、このデザインは軍用の物なんだ。例え0.44口径の、 マグナムガンの射撃に耐えても問題ないんだよ。 (星仔が別の防弾チョッキを手に持ち、説明を行う。) 星仔:皆!このデザインは、わりと伝統的な防弾チョッキだよ。 それで、この中にはね、見てごらん。こんなに厚い鋼鉄があるんだ。そして、 10数kgの重さなんだよ。400~500ポンドの勢いに耐える事が出来るんだ。 (400~500ポンドは約181kg~226kg。) 星仔:でも、これを背負った体は、まるで体に鉄を背負っているみたいだよ。 走るのは言わずもがな、人を歩かせるのも大変なんだ。 (白い防弾チョッキを着た星仔が説明を行う。) 星仔:でも今はね、これらの新しいデザインの物は違っているのさ。1kgの重さがあるだけなんだ。 着て起き上がっても、すごく軽いんだよ。それで、もし、街で持っていたらね、この帽子は、 さらに安全感があるよ。もしかすると、こんな風に君が見ても、見て取れないかもしれない。 この帽子は普通の物とは、どんな違いがあるんだろう?でも、僕が見せる物を見れば、 わかるよ。ほら!ここに、いくつかの穴が見えるかな? (カメラは星仔が持っている帽子を映す。) 星仔:うわぁ!見てごらん!銃弾の穴だよ!銃弾で撃たれても貫通しないんだ。 じゃあ、君は今、この帽子が何の帽子かわかったよね。防弾キャップだよ。 (星仔は開いた傘を回した後、差す。) 星仔:うわ~あ!この傘を見ても普通の物と何も違いはないよね。でも、手で掴むと、 君もわかるよ。すごく手元に重さが集中している物なんだ。当然さ。防弾傘だからね。 これもまた、防弾繊維があるのさ。それで、これらの傘を掴む人はね、通常は、どれも、 一般の人じゃないんだ。ねえ!「寶芝林」の黃飛鴻は、いつも傘を掴んでいなかったね。 防弾傘が使えるのかな? (「寶芝林」は劉德華が林世榮を演じた1984年のTVBドラマ。黃飛鴻は劉江が演じている。 (關德興が演じた映画やドラマ版では鐵傘で戦うシーンが有名らしいが、1984年版は傘を、 (使わなかったため、星仔がボケている。この後、画面が切り替わり、星君が登場する。) 星君:星仔も、たまには人のユーモアを学ぶんだね。 ようし!おかしな問題だ!じゃあ、今日のおかしな問題で皆に聞きたかったのは、ほら、 「僕が今日、早く仕事が終わったのは、なぜか知っているかな?」だよ。答えは実は容易く、 理解できる物なんだ。なぜなら、僕は今日、おかしな問題の質問をしないからだよ。ふふっ! |