タイトル
作品データ
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本作は「咖喱辣椒」の宣伝のため、1990年6月24日に張學友と共に台湾を訪れた周星馳が出演したバラエティ番組で、この回では番組が台湾の学生1000人に調査を行った「デートの五大禁忌」の結果を寸劇で紹介すると言う物でした。周星馳は第五位の「猴急」(せっかち)の紹介を担当し、女性との距離を縮めようとする際の悪い例を國語で演じています。以下に内容を翻訳してみました。 (興奮した猿の鳴き声が聞こえ、画面に「せっかち」と表示される。) 司 儀:ああっ!間違った人たちはしでかしてしまいます。ただ、巧妙にそれぞれは、 同じではない部分を持っているのです。続いては、この間違った現象です。 これはすごく多くのハンサムたちが直面するシーンで起きている物なのです。 一緒にどのような現象なのかを見てみましょう。これは…ううっ! すごく憂鬱な感覚と言ってこそ正しいでしょうね。では、見てみましょう!さあ! (司儀が画面から離れるとカメラは草むらに座る周星馳と女朋友の方へと移動する。) 周星馳:今日の天気はとても良いと思うんだ。 女朋友:そうね。今日の天気は素晴らしいわ。 周星馳:うん。…ハニー、今日の君は綺麗だと思うよ。 女朋友:本当?ありがとう。 周星馳:うん。 (周星馳がキスをしようとするが女朋友は地面の草を拾った事で偶然にもキスを避ける形となる。) 女朋友:あら?これは何かしら? 周星馳:これは何かな?本当に可愛いよね!ははは…、えーっと。 (またも周星馳はキスを試みるが、女朋友は靴の辺りを見た事で偶然にもキスを避ける形となる。) 女朋友:あら?…草の根ね。 周星馳:うん。そうだね…。 (キスをしたい周星馳は良いアイディアを思いつき、一瞬、喜んだ後、女朋友に声をかける。) 周星馳:目を閉じてくれないかな? 女朋友:どうして? 周星馳:君にあげたい物があるんだ。 女朋友:良いわよ。 周星馳:ようし。 (目を閉じる女朋友。興奮気味の周星馳はキスをするため、ゆっくりと女朋友に迫る。) 女朋友:まだ?…まだなの? (周星馳の唇が近づいた瞬間、目を開けた女朋友は驚いて周星馳を押す。) 女朋友:何をするのよ! 周星馳:ぶわっはははっ…。 (演技中に周星馳が笑ってしまうと言う予想外の事が起き、つられた女朋友も笑いながら言う。) 女朋友:嫌いよ!私たちは知り合ったばかりじゃない! 周星馳:はははっ…! 女朋友:どうしてあなたは私にそんな風にするのよ!もう、あなたなんて知らない! 周星馳:僕は…。 (女朋友は立ち上がり、周星馳の肩を叩くと去ってしまう。) 周星馳:ねえ、どこに行くんだよ?お~い!おお~い! (画面の右から司儀が現れ、次の説明をする。周星馳は片手で頭を抱え込んでいる。) 司 儀:すごく憂鬱ですね。私は(今、これを見た)あなたが本当に憂鬱だと思いますよ。 ハンサムの皆さん、あなたはデート中に常にこのような間違いを起こしますか? あなたのハニーや可愛い彼女に怒りを与え、立ち去らせてしまうって事を。 あ~あ!「相煎何太急」(なぜ、お互いを煮る事をそんなに急ぐのか)ですよ。 ゆっくりと行ってはどうでしょうかね? (司儀の言う「相煎何太急」は曹植の「七步詩」の中の一句。司儀が画面の外に移動した後、 (激しく苛立った感じの猿の鳴き声が聞こえ、画面に「嗚咽を抑えている!」と表示される。) |