タイトル
作品データ
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本作は「430穿梭機」のコーナーの一つで、内容は毎回、出場した子供たちが自分の特技である歌やダンス、手品などをスタジオで発表すると言う物です。この回では後に女優となった董敏莉が出場し、周星馳が好きなアニメのキャラクターとして紹介された、同番組で放送中の1985年版「オバケのQ太郎」(香港題:Q太郎)の主題歌をアカペラで披露しています。以下に内容を翻訳しました。
(張衛健と羅明珠が歌う「有你又有我」が流れ、コーナーが始まる。) 周星馳:実際、君には心に抱くアニメの人気キャラクターがいるけど、 僕にも心に抱くアニメの人気キャラクターがいるよ! 譚玉瑛:そうなの? 周星馳:Q太郎は人気キャラクターに含まれるかな? 譚玉瑛:…含まれるわ。ふふふっ! 周星馳:一緒に歌を聞こうよ! 譚玉瑛:良いわね!…ようこそ! 孩子們:イエーイ! (画面に董敏莉の写真が映し出され、董敏莉の自己紹介が始まる。) 董敏莉:私は董敏莉と言います。今年6歳です。 私が最も好きなのは自転車に乗る事とダンスです。 (画面にスタジオのマイクの前に立つ董敏莉が映し出される。) 董敏莉:私が今日、皆さんのために歌う曲は「Q太郎」です。 (董敏莉は天地総子氏の「大人になんかならないよ」のカバー曲を披露するが緊張により、 (歌詞の一部を飛ばしたり、順番を間違えたり、発音の似た「跳」を「笑」と歌ってしまう。 (「你笑我怪相」と歌う所は歌詞を忘れたが、機転が利き、「佢笑咗」に変えて乗り切る。) 周星馳:うわぁ!すごいね! 譚玉瑛:すごいわ!ありがとう!彼女が歌う「Q太郎」は、すごく上品だったわね。 周星馳:素晴らしかったかい? 譚玉瑛:素晴らしいわね。すごく精彩が添えられていたわ。 (譚玉瑛は自分の近くに座る男の子が、カメラに映りたいあまり、 (大きく手を振って、自己アピールを始めている事に気付く。) 周星馳:精彩を放っていただろう? 譚玉瑛:わあ!そんなに興奮したの?ふふっ! (男の子の手が顔にぶつかりそうになったため、譚玉瑛は、その手を下げさせるのだが、 (その際、歌への感動で男の子の感情が高ぶったと言う風に話題を持って行く所が上手い。) 周星馳:そうだね。…それじゃあ、良い子の皆!君たちも「有你有我廣場」に参加したければ、 「香港電視」にある応募用紙に記入して、僕たちに送りさえすれば、OKだからね。 (「香港電視」はTVBが発行している雑誌の名称。所属俳優や番組などの紹介が載っている。) 譚玉瑛:その通りよ!あなたたちの応募を待っているわ! 今日の「有你有我廣場」の時間も、そろそろのようね。 周星馳:そうだね。 譚玉瑛:まずは来週が来るのを待ち、また皆さんとお会いしましょう!バイバーイ! 孩子們:バイバーイ! |
2015年2月2日、突然、「蘋果日報」が実に29年ぶりに当時の思い出を語る董敏莉の記事を発表しました。そこには周星馳に関する情報もあったため、参考資料として以下に翻訳を紹介します。 董敏莉こと「Monie」は6歳の時に「430穿梭機」のコーナー「有你有我廣場」で「Q太郎」の主題歌を披露した。彼女は先日、インタビューを受けて言った。「姉が私に『歌える?』と聞き、それから私は、すごく自信を持って『できるよ!』と言った事を覚えています。まさか、スタジオに行って歌うとは思わず、本当に歌えませんでしたし、すごく緊張しました。」 数ヶ月後、Monieは子役の面接に招かれるなどと、どうして予想ができただろうか。しかし、最終的には空振りに終わってしまった。そして、彼女は面接試験の当日の状況を覚えていた。Monieは「周星馳はイタズラな男の子の方が好きなんです。私が最も好きなのは譚玉瑛お姉さんですね。彼女は大人の口調で子供たちに話しかけるのです。アニメ声は使いませんね。」と言っている。 |
以下に「Q太郎」の歌詞を翻訳します。なお、オリジナルは戴蘊慧が歌っています。
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