タイトル
作品データ
|
- |
|
本作はSARSの蔓延によって影響を受けた香港市民を元気づけるため、映画人たちが製作したオムニバス短編映画「1:99電影行動」のうちの一つです。重苦しい雰囲気から始まるも、どんでん返しに周星馳らしさが感じられ、台詞と撮り方を深く練った事が伺えます。母親の退院後、また皆で騒げるだろうと思わせる所から「病気は治る」「いつも通り笑っていよう」と言う前向きなメッセージも読み取れました。家族への愛が強く、繋がりを大事にする香港人らしい作品だと言えます。 |
★ | 「1:99電影行動」は劇場で他の映画が始まる前に流していたチャリティー映画のため、興行収入はありません。また、製作費は主に香港政府が出したようです。以下に別題を紹介いたします。
なお、「1:99」と言う数字は清掃の際に使う消毒用アルコール1に対し、水99の割合で配合すると言う希釈率を表していると同時に、市民たち皆の気持ちを「1」つにし、抗炎運動は「99」(「ずっと続く」の意味の「久久」と同じ発音)と言う事でもあります。 |
|||||||||||||||||||||||
★ | 本作では周星馳が監督に専念しているため、出演はありませんが、メイキング映像では出演者への貴重な演技指導が見れます。また、この作品でも「台詞は短く。」と周星馳は言っていますが、彼は監督作では重み・深みのある言葉を使用する事が多いです。 |
|||||||||||||||||||||||
★ | 本作に元秋、洪維濤が出演しているのは当時、「功夫」の撮影をしていた繋がりからでしょう。 |