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周星馳が演じる古晶は「からかう、弄ぶ」と言う意味の「整蠱」を逆さまにしたと言うギャグです。
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李子雄が演じる金默基は発音が「忍者ハットリくん」(香港題:忍者小靈精)に登場するケムマキ(香港名:金麥基)と同じく、さらに主人公の邪魔をすると言う性格も同じです。
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車親仁が料理をしながら歌っているのは「禪院鐘聲」と言う曲です。
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車親仁が「爸爸」(パパ)と呼ばれると発作を起こすのは、「賭聖」で左頌星(周星馳)に「三叔」と呼ばれると発作を起こす三叔(吳孟達)のセルフ・パロディです。
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古晶が廃墟で臭豆腐の匂いをかぐ際、奥に見える壁の写真は「ロボフォース 鉄甲無敵マリア」(原題:鐵甲無敵瑪利亞)の物でしょうか。また、火を噴く車親仁の後ろの写真の人物は劉嘉玲のような気がします。
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出勤時の古晶が登場する時に「ゴッド・ギャンブラー」(原題:賭神)のテーマが流れます。
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社内で沙漠超(王晶)が同僚の女性と一緒に行こうとした映画は「賭俠」です。
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古晶がトイレで死んだふりをする演技は「蓋世豪俠」に登場する「極樂神功」によって仮死状態になる段飛(周星馳)のセルフ・パロディです。
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古晶が「武俠小説」と言い張る愛滋病(エイズ)の本はJames D. Gringが書いた物を江定遠が翻訳し、1989年に台湾で発行された物のようです。
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ディスコで古晶が歌い出す歌は新疆の民謡「沙裡洪巴」です。
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ズボンを履いたままパンツを取り出す時などに、古晶は「ぎっぎっぎっ」と聞こえる笑い方をしますが、これは悪人がする「陰険な笑い声」のようです。香港の漫画では「口へんに桀」と書いた文字で表記される事があります。
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映画館に貼ってあるポスターは王晶の映画「男たちのバッカ野郎」(原題:精裝追女仔)です。
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香港版DVDに収録されている國語音声では音楽が差し替えられており、映画館に入る前に車文杰が股間を掻くシーンでは「グーニーズ」(中文題:七寶奇謀)の主題歌「The
Goonies 'R' Good Enough」のインストゥルメンタルが流れています。さらに映画館で古晶と車文杰がキスをした直後に「ゴーストバスターズ」(香港題:捉鬼敢死隊)の主題歌のインストゥルメンタルも流れます。他には粵劇をする際に「將軍令」も流れていました。
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ミュージカル調で古晶が歌い始める曲は映画「彩色青春」(1966年)で使われた陳寶珠の「青春阿哥哥」です。原曲にも「Santa Claus is
Coming to Town」が混ざったメロディが入っていました。
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夜中にケーキを持った車文杰と車親仁が歌うのは「祝壽歌」です。
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整蠱之霸と握手した後、感電しながら古晶はTVBの子供番組「430穿梭機」の主題歌を歌っていますが、台湾版では上手く設定を真似て、台湾の童謡「造飛機」に変えられています。
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「無敵整蠱箱」は「ドラえもん」(香港題:叮噹)で登場する「四次元ポケット」(香港名:百寶袋)のパロディです。そして、ナレーションや登場人物の解説が始まる演出は「ヤッターマン」(香港題:小雙俠)や「北斗の拳」(香港題:北斗神拳)から来ているようです。
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整蠱之霸が使う「忌廉血滴子」は王羽の「片腕カンフー対空とぶギロチン」(原題:獨臂拳王大破血滴子)などに登場する暗器「血滴子」から来ています。
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食べるとウソがつけなくなる「誠實豆沙包」はドラえもんの道具「ジャストホンネ」(中文名:只說真心話)から来ています。
また、その逆の効果を持つ「謊言豆沙包」を食べた古晶は次のような台詞を言います。
古 晶:葉子楣も同じく、すごく「賢良淑徳」だ。陳百祥は世界上で最もすごい人だ。
袁木は誠実だ。李鵬は私たちの最も偉大な指導者だ。
…もちろん、これらはウソで大小の揶揄を含んでいます。成人映画にも出る葉子楣はイメージとしては「賢良淑徳」(賢く善良、上品でしとやか)とは言えないでしょう。情けない感じが強い陳百祥は「阿叻」(すごい)と言う、あだ名もありますが「世界上で最も」すごくはないと思います。また、中国共産党の袁木と李鵬からは「(第二次)天安門事件」の事を暗示しているようです。
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「霹靂金剛拳」で飛ばされた整蠱之霸が扉に穴を開けるシーンは「ドラゴン危機一発」(原題:唐山大兄)で鄭潮安(李小龍)にやられた敵が壁に人型の穴を開けるシーンのパロディでしょうか。 |