かなり朽ちていますが、登り口に「応利山報恩寺登山口」の札【写真1】が立っています。
右の一段上の細い道が登山道です。
このあたりの赤松、松くい虫でほぼ全滅状態で、いたる所に倒木が転がっており、痛々しい状況です。
コースは、尾根通しの雑木の中のゆるやかな上り坂。
尾根道ですが、周囲の雑木が邪魔で展望はほとんどききません。
まず、左に「報恩の水」を見て、右に五輪塔、次に「鬼石」【写真2】を見て、仁王像が現れれば報恩寺はすぐそこです。
ここまで、登山道はしっかりした一本道で迷うことはないでしょう。歩きにくい箇所もまったくありません。
報恩寺まで登ってくれば、ここで一服しましょう。
ただし、お寺の管理人(住職)は、下に住んでいて普段は無人で閉鎖されています。
したがって、ご本尊(千手観音)は拝観できませんが、旧暦の1月10日、7月10日であればご開帳されています。
建物の裏にまわれば、高田市街地を一望することができます。
コースを通して眺望が楽しめるのは唯一ここだけです。
このポイントから写した市街写真【写真3】は、高田市民にはおなじみですね。
さて、お寺から更に少し歩くと広場(観音堂跡)に出ます。
奥の20段ほどの石段を登ると、風除大権現【写真4】の祠前です。
頂上は、もう少し先ですが、ここから道は踏み跡程度で判然としません。
したがって、一般には、ここを到達点として引き返します。
参考までに、雑木の中を通り、竹林を抜けると二等三角点の頂上です。
見晴しが利かない、道もはっきりしないで、上まで行くのは営林関係の人だけでしょうか。
下山は、登路を忠実に下ってください。