ventura v-tec Alpha
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ventura
デジタル以上
v-tec Alpha

 デジタル時計で安っぽくないものを探していくと最終的にPulserあたりのLED時計に行き着くと思うが、やはり古いので壊れればモジュールごと交換しか手がないものを使うのも結構気を使うし、なによりもう生産されていないので現状ではデッドストック以外新品は手に入らない。LED時計リバイバル時には数社が新製品を出してきたが、あまりに特殊な表示方法で時計としての視覚性が失われたり、オリジナルの模倣でしかなかったり、また需要が少ないこともあり、質感まで気を使ったものが最終的に出てこなかった。

 2003年のある日、時計店の正面の一番目立つところに、その時計は陣取っていた。その時計店の目玉として値札も出されず置かれていて、それを見ていると、店員が奥にもありますと案内してくれた。そこには同型の時計がありデジタル時計とは思えない予想外の値札が付いていた。「意外と高いんですね。」と店員に言い他の時計はほとんど見ずに店を後にした。後にこの時計の詳細がわかり安く買える機会があったので購入した。

 外見で最も目を引くのがイージースクロールというダイアル状つまみで回すとギュルギュルとした感覚で結構アナログです。反対側にはバックライトのボタンが付いています。人差し指はイージースクロール、バックライトのボタンは親指で操作するようになっていてその反対が新機種deltaとなっています。表示部のセグメント数は229あるようで、数字の角を丸くしたり角ばらせたりする細かい部分にも使われています。

 液晶なんかと思っていたが、今までのデジタル時計になかった重量感、細部のこだわり、見ただけではわからない質感、実物を手にして初めて感じました。ちなみにユリゲラー氏も愛用。



v-tec font

v-tec font
v-tec font win(4.4kb)

 v-tecで使われている字体を勢いで再現してみたのですが、K,R,V,X等はかなり無理がありますのでご了承ください。win用ですがmacでも変換すれば使えると思います。今の時点では記号やshiftを使った文字はなく、大文字、小文字いずれかの再現可能な方を使い作っています。いくつかのアルファベットは時計でも使われていますが、使われていないものは勝手につくっています。時計は特定の文字を使う部分のみセグメントを追加しているのでこのフォントは実際の時計のものとは違います。


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