SEIKO インクと紙 SPECTRUM 液晶の時計発表以来の新技術、電子インクの時計であるがLEDの時計が廃れたように電子インクにより液晶は廃れていくのだろうか。そしてカラー化はするのだろうか。 この時計の実物を見た瞬間、携帯電話のモックアップを見たような感覚だった。今まで写真は見ていたがやはりそれだけでは質感までは伝わらない部分もあり、実物は電子インクというより電子紙という印象だった。スクリーンに数字を印刷したコピー用紙を差し込んでいるように見えて、そして予想より大きかった。いつも時計では気になる質感だが良い意味で裏切られた、というか液晶との差別化が図られたという第一歩と感じた。 少々変わったものは代償として大きな不便を強いられるのが常であるがこの時計も例外ではなく、ただ単に着けづらいというかきつい、着けるとゆるい。ウレタン製の落下防止パーツがついているがまず時計を着けて、パーツを着ける。外すときはパーツを外してから時計を外すというかなり厄介な代物である。着けづらいけど着けられるというのはこの時計ではジャストサイズということだろうからここは我慢することにした。 この時計がかっこいいのか悪いのか、ただ単に変わった時計なのか今の時点では良くわからない。VDB-1000のように数年後評価されるとは思っている。 |
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