ROLAND JX-8P
JX-8P PANEL
ANALOG SYNTHESIZER
やはりX-MOD
ROLAND JX-8P

 ローランド最後のアナログシンセJXシリーズ JX-8Pです。厳密にはJX-10(SUPER JX)が最後のアナログシンセになるのですが音源的には同じです。この後デジタルフィルターを搭載したD50が発売され、本格的なデジタルシンセ時代に突入します。

 見た目はK3に似ていて、青いLED画面。本体色は一部で流行っていた(BOSSブランドのエフェクターとか)ガンメタル。そして、初代こげ茶DX-7の影響を受けてかペコペコボタン。本格デジタル時代幕開け寸前になぜか低部はグレーに塗った木の板です。

 音の方はやはりクロスモジュレーションが特徴ですが、オシレーターがJX-3Pより密な音になっているため、クロスモジュレーションを使ってもJX-3Pより厚みが感じられます。 クロスモジュレーションは SNC1:ピッチはDCO-1により、倍音成分はDCO-2により決まります。 SNC2:SNC1とX MODの両者が働きます。 X MOD:DCO-1とDCO-2との相互作用により、ピッチ、倍音成分、出力波形を作ります。
 そしてローランドDCOシンセ定番の内蔵コーラスですが、1:拡がりのあるコーラス効果 2:重厚なコーラス効果の2種類があります。
 キーモードが、通常の6音ポリ、同モジュールが次のキーでも使われる6音ポリ、同音を重ねる(ユニゾン)3音ポリ、オクターブ下を重ねる(ユニゾン)3音ポリ、(ソロ)モノフォニック、6モジュールを1キーに割り当てる(ソロ)の6種類ある。すぐに切り替えできるので便利。ユニゾンモードではデチューン設定可能。

 プログラマーのPG800は例のごとく本体より高い値で取引されています。なくても本体のみでエディットもできますし、UNISYNやJXEDITPC JX-8PMAC JX-8Pなどもあります。だけど欲しい。本体でエディットする場合、右のエディットマップを見て、エディットしたい項目の2桁の番号を入れなくてはならないので必ず2個のボタンを押すことになる。その辺はとても面倒。音色の項目のみで59あるのでしかたがないのですが。




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