ANALOG SYNTHESIZER コーラス命! ROLAND JX-3P ローランド JXシリーズの一番手JX-3Pです。MIDI最初期のものでチャンネル1でしか受けれない代物です。というかOmnimode ONになっています。MIDIフィルタを使えば良いのですが、なぜかMC-50を間にかませるとチャンネル1だけ受けます。ラック版のMKS-30はチャンネル設定できるようです。(電源OFF後保持するかはわかりません)MIDIに関してはいろいろ不都合があるのですが癖さえつかめば特に困る点はありません。取説に載っていないOmnimode offやボイスアサイン、調整等の裏技がFlorian Anwanders synthesizer and studio pageに載っています。 音の方はやはりクロスモジュレーション、FMがかけられるのが特徴でしょう。 クロスモジュレーションはSYNCとMETAL2つのモードがあります。音のバリエーションはアナログシンセの中ではかなり広いと思います。JX-3PはDCOなので音が薄いです。FMをかけるとまた薄くなります。そこでローランドマジック、DCOシンセ内蔵コーラスです。ローランドのDCOシンセすべてに言えるのですが「内蔵コーラス」これがローランドの音です。ONとOFFしかないのも「必ずかけろ」と言われているような気がします。 プログラマーのPG200はなくてもエディットできるのですが、やはりあると便利です。MIDIと同時使用できないのですがMIDIで動かしながらエディットしたい場合は本体でいじります。クロスモジュレーションとFMを駆使すればかなり変態的な音も作成可能です。この辺を使うとなるとやはりPG200がないとつらい部分があります。PG200は裏面に磁石が付いていて本体にはり付くようになっている。そのためキーボードスタンドが傾くタイプのものでもOKで、本体右のPG200と同じエディターの図が書いてあるところが置場になります。Rolandのプログラマーはほとんど本体よりプログラマーの方が価格が高いという逆転現象になっています。 個人的には音作りの基本的な機能が備わっているのでかなり気に入っているのですが、ポルタメントがかからない、ダイナミクスを受け付けないなどの欠点もあります。(イシバシだかでMIDI経由のダイナミクス受信改造はあった)結構不人気機種(エディットできなそうに見えるためか)なので狙い目だと思います。JUNO-6やJUNO-60はいかにもエディットできる外見でMIDI同期できない致命的弱点があるにもかかわらず売れているような気がする。ヤフオクを見ていると最近JUNO-106の故障したものが多くなってきている。MKS-7もおかしくなってきた。寿命なのか?かなりの率だと思う。(宿命とか例の故障と書かれて一般化している) |
JX-3Pペーパークラフト(pdf 668kb) |
作例はA4サイズのフォトペーパーにインクジェットプリンターで印刷しています。総部品数3点なので一見簡単そうに見えますが意外に難しいのであまり手先が器用ではないという方にはお勧めできません。 準備するものは良く切れるカッター、両面テープ、定規、カッターを使うための下敷です。一応作る方へのアドバイスですが、フォトペーパーに印刷した場合は結構厚手なので折り目に定規をあてカッターで軽く切り目を入れ、折り目が鋭角になるようにします。鍵盤の上の折り目だけ谷折りになるので裏面に軽く切り目を入れます。組み立ては両面テープを使うときれいにできます。 薄手の紙なら問題ないのですが厚手の紙でこの2点を無視すると失敗します。というか一回のりで作って失敗しました。 鍵盤、ボタン類の凹凸は省略していますが、実機写真と比べても見劣りしないそれなりのクオリティーは出ていると思います。 |
バーチャルJX-3P(702kb) |
Shockwave形式でJX-3Pを擬似的に3種類の音色で鍵盤演奏できるようにつくりました。試験的につくったものなので機能不足な部分が多々あります。音域1オクターブで黒鍵はなりませんが雰囲気は感じられると思います。 操作は全体図の画面の右上のボタンを押すと鍵盤の画面(上にある画像)が出てきます。右にある3つのボタンで音色を選び、鍵盤をクリックすると音がでます。一番下にあるSequencerボタンを押すとこちらで準備されたフレーズが自動演奏され、1つの音色につき、1フレーズ用意されています。自動演奏といってもただ単にJX-3Pで演奏したものを録音して聴けるようにしただけです。 企業のくせにいまだに見たくもないShockwaveやFlashをトップページで無理矢理見せるところがある。おまけに見終わるまで待っていないとボタンが出ないで先に進めないところまである。こちらはトラブル対処で見に来ているのだからくだらないことはやめて欲しい。だからこちらでは見たい人だけ見てください。それと一番大事なのがShockwaveプラグインがないと動きません。 |
(c)2002. Past&Future,all rights reserved.