KORG DSS-1
DSS-1 PANEL
SAMPLING SYNTHESIZER
大は小を兼ねる
KORG DSS-1

はっきり言って邪魔です。でかすぎます。だけどモジュール版のDSM-1を売ってこちらを買いました。なぜかと言うと、DSM-1にはオシレーターシンクとレゾナンスはないのです。

SAMPLING SYNTHESIZERと言うだけあってシンセサイズ機能は充実しています。 まず、サンプリング音源がなくても内部音源だけで音がでます。といっても電源を入れたときは無音状態でそこから波形を選んでエディットすることができるということです。また自分で波形をつくることもできます。(128の倍音のレベルを設定していくものと、ハンドドローイングによるもの)そのディスクを起動後入れれば普通のシンセサイザーとして使えます。(意味がない)imagneというPC98用のエディットソフトがあってそれを使えばエディットはもっと楽なのでしょう。本体のみでのエディットはかなり大変です。使い勝手からいうと同じくアナログフィルターのE-Maxの方が断然楽です。(英語の取説でほとんど読んでいませんがすぐに使えました)しかしあまり凝ったことをすると計算に時間がかかります。単純バカです。

オシレーターシンクですがあまり下品な音は出ません。フィルターもおとなしめです。だけどこの時代のコルグの音であることは確かです。市販ディスクもサンプラーでありながらシンセサイザー的な音色も多く、サンプリング+内蔵波形という他社にはない独自のものがあります。コルグの伝統、内蔵エフェクターはデジタルディレイを2基内蔵しています。

しかし音よりこの大きさが買う側にとって大きな問題です。DSM-1のケースにDSS-1の中身を入れるといいかも。誰かやってみてください。それとNOMAD'S SYNTH PAGEにユーティリティとDISK LIBRARYがあるのですが使い方はgroovy DSS-1で詳しく説明されています。私の環境ではループの頭で音が途切れてしまって完全ではないのですがエディットしなおせば使えそうです。またDSS-1 & DSM-1 Sampling Synthesizer pageにはこの他にPCのwav形式データをDSS-1(等)にMIDI経由で送る(受ける)ツールもあります。しかし、DSS-1側で待機中のサンプルと入れ替えする方式なので1ショットのドラムセットなどが効率的な使い方だと思います。また、Sound Forgeの簡易版としても使えそうです。


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